野生生物を調査研究する会活動記録

特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会の会員による活動記録です。

ヒイラギ

2018-12-14 | フィールドガイド--植物編--
ヒイラギ
クリスマスの装飾に使われるのは、セイヨウヒイラギ。
ですが、
日本でクリスマスに多く見受けられるヒイラギは「チャイニーズホーリー」。和名はヒイラギモチ
欧米でクリスマスに扱われるヒイラギは「クリスマスホーリー」。和名はセイヨウヒイラギ。「聖なる木」として扱われるもの
セイヨウヒイラギは鋸歯のある葉が日本のヒイラギの葉に似ているため、この和名がつけられました。
セイヨウヒイラギはモチノキ科で、葉は互生。ヒイラギはモクセイ科で、葉は対生です。
さて、ヒイラギ
日本では、節分の日の夜に、ヒイラギ の枝にいわしの頭をつけて門戸にかざし、豆まきをするときのヒイラギ。
門戸に飾るのは、魔除けや厄除けとして使われるからで、
ヒイラギの葉の棘が鬼の目を刺して鬼の侵入を防ぐ、もしくは焼いたいわしの煙や臭いによって鬼が近寄らないと言われているからです。
ヒイラギは福島県以西の本州、四国、九州から沖縄、台湾に分布します。
常緑の小高木で雌雄異株。
ヒイラギの花は花弁は後ろに反り返る。大きな葯を付けた雄しべが二本、中央には雌しべと子房がある。
葉には鋸歯が変化した鋭いトゲがある。が、老木になるとトゲはなくなります。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿