野生生物を調査研究する会活動記録

特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会の会員による活動記録です。

2006年里山保全作業と春の七草摘み

2018-12-02 | 野生生物を調査研究する会歴史
2006年1月22日 里山保全作業と春の七草摘み

里山に集合。さっそく七草摘みの開始。もともと旧暦で行われていたので本来は2月になってからの行事。この時期はまだ少し寒いので七草を見つけるのはなかなか難しいのです。みんな目をこらして地面を見つめて探し七草のうちスズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)の除く5種類をすべて見つけました!
ゴギョウはなかなか見つからずあきらめて、4種類の解説を始めようとしていたところに「先生、ありました!」の声。あきらめきれず探していた人があぜ道で見つけてくれました。写真、左上からセリ、ホトケノザ、ゴギョウ、ナズナ、左下がハコベラです。ちょっと写真が見にくくてすみません。
七草摘みの後はお決まりの下草刈りの作業です。
梅の木の周りは見事にササが生い茂っていました。腰の高さまであるササの中に分け入って作業開始。皆さん、だんだん無口になっていきました。。寒いので厚着で、という言葉を信じてたくさん着込んできたのですが、一人、また一人と木の枝に上着を掛ける人が・・・。
木の枝に巻きついたツルや、枯れてしまった枝も取り払います。クリやカキの木はまだ大きくなっていないのでササに埋もれてしまい、気をつけないと一緒に刈り取ってしまいそうでした。
お昼前にはこんなにすっきりとしました。笹に隠れていたお茶の木が出現。春の作業のときははこのお茶を摘んで新茶を味わいました。
作業が一段落したのでランチタイム。お鍋係りの人が先に煮始めてくれていました。みな遠巻きにして待ち遠しげ。さっき採った七草ももちろん入れました。赤い色をしたナズナは鍋に入れるとパアッと緑色に。この緑を見ると早春に芽吹く七草から生命力をもらえるような気がしますね。
「ちょっと多い?」「いえ~、もっとたくさ~ん!」
ほんとにこのお鍋はおいしいんです。今回は人数が多かったので大鍋を二つ用意しました。
ちょっと遠くから写してみました。この池の向こう、皆さんが集まっている場所がお鍋の場所、いえ、里山活動の拠点です。今日ササを刈ったのはのはこの場所よりもう少し奥になります。
(ナチュラリストクラブHPより)