野生生物を調査研究する会活動記録

特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会の会員による活動記録です。

資料を読む「大阪の森を知ろう」

2018-12-29 | 資料を読む

大阪の森を知ろう

大阪府の環境農林水産部みどり推進課森づくり課

森林環境税の使い方を案内したパンフ

いらない説明がほとんどないすぐれもの

表紙の泉南市の木のない山の画像はびっくり

時代が書いていないので歴史がわからないが

森の歴史を知りたいと思う一枚の画像である。

 


武庫川の魚4

2018-12-29 | フィールドガイド--魚編--
<ドンコ>
ハゼ科カワアナゴ亜科ドンコ属
全長25㎝
河川の上流域下部から中流域の淵に生息しています。
魚食性で、ヨシノボリなどの小魚や水生昆虫などを食べます。
大きな石や倒れた木などの下面にオスが産卵室を作り、メスが産卵室の天井に米粒大の卵をすき間なく産みつけます。
<ナマズ>
ナマズ科ナマズ属
全長60㎝
河川の中・下流域で水草の茂った所や岩の間などの身を隠せる場所に生息しています。魚食性で、小魚やカエルなどを食べます。産卵はオスがメスの腹部に巻き付いて行われます。
<ニゴイ>
コイ科カマツカ亜科ニゴイ属
全長15㎝
河川の中・下流域から汽水域流れがおだやかな砂底部に多く生息しています。雑食性で主にカゲロウ類・トビゲラ類・ユスリカ幼虫・付着藻類・小魚なども食べます。武庫川では生息する魚種の主をしめる魚です。
<ハス>
コイ科ハエジャコ亜科ハス属
全長30㎝
日本のコイ科で唯一魚食生の魚です。仔稚魚期は主としてミジンコ類を食べていますが成長するにしたがいヨシノボリ・コイ科の稚魚などをよく食べるようになります。魚食性が強くなるにつれて口のゆがみも極端になってくるようです。
口のゆがみは獲物を逃さないための形と考えられています。武庫川では、近年ほとんど見られなくなった魚です。
<ホンモロコ>
コイ科モロコ亜科タモロコ属
全長14㎝
タモロコに似ていますが、ホンモロコのほうが体が細長く、口が上を向き、口ひげが短いなど泳ぎやすい体形をしています。主にプランクトン動物を食べ、産卵のため岸に近づくと水生昆虫も食べます。
<ムギツク>
コイ科ヒガイ亜科ムギツク属
全長15㎝
河川の中・下流域にある流れのおだやかな淵や淀みなどの岩場に生息しています。主にユスリカ幼虫などの水生昆虫を食べる雑食生で、石などの表面をつつきながら食べます。卵は石の下などに産み付けます。ドンコ・オヤニラミなどの巣に托卵(卵を別の魚の親に守ってもらうこと)することもわかってきました。
(武庫川大探検 CD版 魚のページより)