Natural Mystic ~ナチュラルミスティック~

There's a natural mystic blowing through the air

ふくしまスカイパーク

2008-09-11 23:42:52 | 
姥湯温泉の帰り道、国道13号線を引き返す。県境を越え福島市へ入ると天候も徐々に回復しだした。このまま市街地を抜けるのもつまらないので福島の果樹園地帯を抜ける通称フルーツライン方面へ進むことにした。

国道を右折して少し進むと飛行場の看板がある。私はこんな所に飛行場があるという話は聞いたことがない。いわゆる一般的な飛行場は県の中心部よりやや南にある。それなのにこんな山間の場所に飛行場などあるなどということはどう考えてもおかしい。ちょうどチビどもも後部座席で眠っていたため寄り道をすることにする。

着いてみるとどうもセスナ機の飛行場のようだ。それにしてもセスナなら北へ70km程行った仙台空港が一般的である。敷地内を車で流していると何故か滑走路へと通じるゲートが開け放たれていた。特に係員もいないようで事務所も閉ざされている。おかげで車に乗ったままゲートをくぐり滑走路の中を少し走るという貴重な体験ができた(笑)。



よく見れば施設横の喫茶店が開いていた。話を聞こうと店にはいるとママさんが色々説明してくれた。

空港建設の構想自体はバブル期に持ち上がったらしくフルーツ王国福島で採れた果実をセスナ機に乗せて全国へ運ぶというモノだったらしい。ところが県の決裁が降りた直後にバブルは弾け建設はそのまま継続された言うことである。建設途中でセスナ機では一度に積載出来る量の上限が低く、また輸送コストの面からもトラックを使った高速輸送の方が有利と言うことが度々取りざたされ、実際に完成後も当初目的のように果実を載せたセスナが飛ぶことは殆どなかったそうだ。

ここで疑問に思うのは維持費である。聞いてみると飛行場の整備は殆どがボランティアに頼り運営は特定非営利活動法人が行っているとのことであった。実際に使っているのは滑走路を利用した自動車イベントやサークルのラジコン非行。また県警の車両イベント等が多いそうだ。勿論飛行イベントも年に何回かはあるらしく来月半ばにはアクロバット飛行も行われるから見に来るように勧められた。



ちなみに一般利用は営利を目的にしない場合は1日30,000円からだそうだ。この広い整備された滑走路で友人達と何かイベントをやるのも楽しいかも知れないと考えたのであった。

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