五地蔵山手前の弥勒尾根新道下山口と思われる場所で先行していた福島からの団体が私を待っていた。私の国土地理院発行の1/25,000地形図を見せて欲しいという。彼らの昭文社の『山と高原』地図では縮尺が大きいため私のもので確認したかったらしい。
ちなみにどちらの地図にも今のところ弥勒尾根新道のルートは載っていない。ネット上の話では登ってきたルートを引き返すより40分程早く降りれるらしい。私も含め5人で地図を見た限りでは確かに尾根沿いに下って登山口の牧場まで降りれるようである。入口に登山道であることを示すテープ、また根を切った刃物の跡、更にいくつかの踏み跡があったため間違いないだろうとおじさん達は下っていった。時刻は13:00、この下山道に水場は全くないがまだ十分に水も残っているし、いざとなったらGPSも役に立つため私も追随する。
目の前には色づいた黒姫山が聳えていて気持ちが良い。また肝心の道であるが案内は全くないものの一本道であまり人が歩いていないせいか足下が堆肥の上を歩いているようでふかふかである。急な斜面を下っているにもかかわらず足への負担は少なく感じられる。
20分程下り樹林帯に入ると紅葉が午後の日差しに照らされてまさに秋真っ盛りである...。
どのくらい進んだろうか...。
バキバキバキッ!
突然向こうの薮が騒々しい。先行したおじさん方に何かあったのかと思い大声で呼んでみる。
「どうかしましたか!?」
数回呼んだが何の反応もない。もしかしたら熊では??
一応熊よけの鈴は鳴らしていたがかなり焦る。しかしどうにかせねばと思い大きく音を立てることをしなければと歌を歌うことにする。しかし、焦っているし咄嗟のことなので何をうたって良いか良くわからない。
♪ 俺が~死んだら、三途の川でよ~!!
♪ 鬼を集めてよ~、相撲取るよ~!!
ひたすらガナってみると、バキバキ音は遠ざかったので恐る恐る先へ進む。するとまたもや左手からバキバキ音がする。それもかなり広い範囲に渡ってである。恐怖に身の毛を逆立てながら音の方向を見ると何とサルの群れであった。
しかし、相手はサルと分かっていてもヤクザルのように人を襲うものなら厄介である。屋久島では一点突破で逃げるべしと教わったがこんな山の一本道、更に見通しはそれほど良くない。幸い威嚇して来る様子はなく普通に通り過ぎることが出来た。
一安心しながら進むと今度は右手下方から牛の鳴き声が、それは徐々に左手下方に変わりやがて沢の音が聞こえ始め程なく牧場着となり事なきを得た。
それにしても私が咄嗟に歌った歌は一体何なのか...。暫く悩むことになったがどうも幼い頃親父がよく口ずさんでいたダンチョネ節の替え歌らしい...。
ルートはこちら
ちなみにどちらの地図にも今のところ弥勒尾根新道のルートは載っていない。ネット上の話では登ってきたルートを引き返すより40分程早く降りれるらしい。私も含め5人で地図を見た限りでは確かに尾根沿いに下って登山口の牧場まで降りれるようである。入口に登山道であることを示すテープ、また根を切った刃物の跡、更にいくつかの踏み跡があったため間違いないだろうとおじさん達は下っていった。時刻は13:00、この下山道に水場は全くないがまだ十分に水も残っているし、いざとなったらGPSも役に立つため私も追随する。
目の前には色づいた黒姫山が聳えていて気持ちが良い。また肝心の道であるが案内は全くないものの一本道であまり人が歩いていないせいか足下が堆肥の上を歩いているようでふかふかである。急な斜面を下っているにもかかわらず足への負担は少なく感じられる。
20分程下り樹林帯に入ると紅葉が午後の日差しに照らされてまさに秋真っ盛りである...。
どのくらい進んだろうか...。
バキバキバキッ!
突然向こうの薮が騒々しい。先行したおじさん方に何かあったのかと思い大声で呼んでみる。
「どうかしましたか!?」
数回呼んだが何の反応もない。もしかしたら熊では??
一応熊よけの鈴は鳴らしていたがかなり焦る。しかしどうにかせねばと思い大きく音を立てることをしなければと歌を歌うことにする。しかし、焦っているし咄嗟のことなので何をうたって良いか良くわからない。
♪ 俺が~死んだら、三途の川でよ~!!
♪ 鬼を集めてよ~、相撲取るよ~!!
ひたすらガナってみると、バキバキ音は遠ざかったので恐る恐る先へ進む。するとまたもや左手からバキバキ音がする。それもかなり広い範囲に渡ってである。恐怖に身の毛を逆立てながら音の方向を見ると何とサルの群れであった。
しかし、相手はサルと分かっていてもヤクザルのように人を襲うものなら厄介である。屋久島では一点突破で逃げるべしと教わったがこんな山の一本道、更に見通しはそれほど良くない。幸い威嚇して来る様子はなく普通に通り過ぎることが出来た。
一安心しながら進むと今度は右手下方から牛の鳴き声が、それは徐々に左手下方に変わりやがて沢の音が聞こえ始め程なく牧場着となり事なきを得た。
それにしても私が咄嗟に歌った歌は一体何なのか...。暫く悩むことになったがどうも幼い頃親父がよく口ずさんでいたダンチョネ節の替え歌らしい...。
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山頂付近でちょっとおしゃべりしましたまきchinです。
キムチさんは、弥勒尾根新道を降りられたんですね。確かに地図には道が表示されていなかったので、私達はフツウに登山道を降りました。
山の中で動物に出くわすのって、結構怖いですよね(カモシカとか猿とか・・・)。
カモシカは奥多摩や丹沢で出くわしたことがありましたが襲ってくる可能性が低いので分かっていればそれほどですが、出会い頭ってメチャメチャ衝撃的です。
リンクを貼りましたが実は私、バイクに乗っていて北海道でエゾシカと衝突して事があるんです。瞬間、一体何が起きたかさっぱり分かりませんでした。
ちなみに嫁とツーリング中、羆が国道の前方を横断していったこともありました。これは目撃しただけでも衝撃的でした。
思い返せばヤクザルに威嚇されてバッグを奪われそうになったりもしました...。
なんか、そんなのばっかりですね(笑)
幸い、ツキノワグマとイノシシには今のところ遭遇していません(爆)
笑い話になっているだけ良いことだと思います...。