Natural Mystic ~ナチュラルミスティック~

There's a natural mystic blowing through the air

微温湯温泉

2008-09-16 23:12:55 | 
週末は暫く実家になりそうである。
晴れ予報ではあるが、奥羽山脈側は雲がかかっている。ちび共を高湯温泉の吾妻高原牧場に連れて行く。しかし、大きな滑り台や一般的な遊具があり少数の牛と山羊が放牧されているだけで今ひとつ面白味がない。それでもちび共は跳ね回って喜んでいた。

適当に退散して温泉に行こうとするも時間が昼飯には少し中途半端であった。近場の温泉を頭の中で巡らすも近くには豪華なホテルと大浴場を構えた温泉が殆どでありあまり魅力を感じない。適当に車を動かしていると近くに秘湯と呼ばれる『微温湯(ぬるゆ)温泉』があったことを思い出す。

フルーツラインからの看板を見つけ右折。舗装された林道を進む。私の記憶では温泉までは舗装路のはずである。ところが間もなくこの道が未舗装路となりこれが結構長い。方角的にはあっているので念のためエクストレイルを四駆モードで走行。しかし途中から林の中で左からの舗装路が現れそこから先は完全舗装であった。私は以前来た道と違う悪路を来たらしい。後で知ったが実はこの道こそが微温湯街道と呼ばれる昔ながらの温泉へと続く道らしい。

明治時代からの建物であるこの温泉、なかなか趣がある。受付でお金を払うと未就学児は無料とのことで私のみ500円であった。



湯殿に続く細長い廊下を抜け、脱衣場に入る。この温泉には露天はない。中に入ると手前に木の湯船がありその向こうにプラスチック製の湯船があり誰もいない。体を洗った後プラスチック製の湯船に浸かる。ちび共は熱いと良いながらも気持ちよさそうだった。体も温まったので木の湯船を進める。中にはいるとちび共は歓声を上げて大喜びだった。実はこの木の湯船こそが本来の微温湯温泉であり、名前の通り湯温が32度と低い温泉なのだ。ちび共にとってはプールのようなものである。他に人がいないのを良いことに潜ってみたり飛び跳ねてみたりと本気で水遊びモードであった。しかし、この温泉水風呂のようであるが長く使っているとそれなりに体が慣れてくるためか温かくなっているような感覚に襲われるから不思議である。適当に上がるようにちび共を促すかよほど楽しいのであろう上がろうとしない。そのため暫く浸かっているが湯中りを起こさないのは有り難いことである。



その後、人が入ってきたためちび共を靜にさせプラスチック製の湯船に浸かり十分に温まらせ風呂から出た。

ちび共は大満足で、「また来たいネー。」「楽しかったネー。」を連発していた。

帰りは途中の交差点を右折し舗装路のみで帰ったのであった。

温泉としては以前書いた群馬の霧積温泉に近い気がするが、この微温湯は熱い湯にも浸かれるので最後に温まれば風邪を引くこともないだろう。暑い時期にはお奨めの秘湯である。

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