さて、今日は超大手ブランドのGibson製のES335!!
かっちょいいよねー!!
335と言えば俺はまずB.B.Kingが出てきますが、なぜか次にトム・モレロとDave Kushnerが出てきます(笑)
ブルースなどにもばっちこいですが、意外にハードロックにも合うんですよね。
さて、こいつはギターリペアで預かった物なのですが、これがまた理不尽というか・・・
20歳の学生の子なんだけど、最初ジャックの調子が悪かったので、それを松下工房にメンテに出したら「フレット周りもやった方が良い」といわれ、確か3~4万でやってもらったんだって。
松下工房は超有名なギターリペア屋さん!なんだよね~・・・
そして調整に出してそこは治ったらしい!!
しかし数日後・・・
ピックアップの音がリアは10だとしたら、フロントの音量が1しかでないんだよ。
えぇ~!!ってことで、俺の所にきたんだけど、まぁどう考えてもこれはおかしいってことで松下に電話したんだよねー。そしたら
「保障外です」
のみ。う~ん、そりゃプロとしてどうなのかね~・・・
依頼主曰く「もう松下は遠いし態度悪いしおまけに悪化させて帰ってくるので行きたくない」ということで半分なんか煮え切らない感じで作業!!
まぁもしかしたらホントにただの不良かもしれないしね!
んで、結果。
いやー仕事が適当すぎるよ(笑)
まず、中身の写真全部忘れたんだけど(笑)言葉で解説。
この335などセミアコというのは基本中身が見えません。それにストラトやレスポールのように簡単に配線ができないんですね。
中身をとりだして、それをひもなどでくっつけたりとまぁめんどくさい作業なんですわ。
んで、前回ジャックを変えた時に、どうしてもこの作業が必要なわけ(ちなみにこの中身を取り出すだけで通常4000円近くかかります!)
で、配線を変えたんでしょう。しかし配線にはホットとアースというのがありまして(まぁ+と-ってとこでしょうか)その二つが接触しないように、むき出しの配線にはゴムチューブで当たらないよう処理してあげるのです(安いギターにはやってない場合あり)
そのゴムチューブがずれて、ピックアップのセレクタースイッチに当たってる・・・いわば配線の取り回しが適当すぎる・・・
う~ん、プロとしてこれはいかんでしょー・・・と、いうことで配線周りをすっきりさせて、ゴムチューブをまきなおしてみたら・・・治った!!!
そして検品で音出し。う~~~ん、さいっっっっこうの音がするね!!甘くて超理想のクリーントーンって感じ!!
んで、先日受け渡し完了!超喜んでくれました。
そしてキメ台詞「もう二度とあそこにはいかない」
今回はたまたまのケースかもですが、ギターリペアに関しては、本当に信頼できる所で行ってください。
自分でも過去にあったケースなのですが、どうしてもわからない事があり(配線など全部完璧なのに、リアだけだピーって音がギターの角度次第でなるっていう(笑))それを今はもうなくなったお店なんだけど、TAHARA町田店に出したのよ。当時仲の良い店員がいたからね。
そんで出したら「多分ネックポケットの堀が浅くて弦とPUの間に距離があり、それでなってるかもしれないので、ネックポケットを掘らせてほしい」との事でお願いしたんだよ。
ちなみに持っていったのはメイン使用のD.Eね(自作ギター)
んで帰ってきたら・・・
なんじゃこりゃっていう調整で帰ってきたんだよ。弦高さ弾くすぎて音びびるし、フロイドローズも水平じゃないし・・・
んで調整し直したら全くその症状治ってないんだよね。
そんで「治ってないよ」って言ったらさ
「いや、うちはユーミンのバックギタリストのローディをやってた人がちゃんと調整をして渡したのに渡した時と状態が違う、これじゃーねー」みたいに言われたのでぶちっときて
「うるせーなー、こっちはX-JAPAN直結だよ!」と言って引き揚げたんだよね(笑)
ちなみに数ヵ月後、なぜか急に治ったんだけどね、この症状(笑)
ここでその前にもサスティナーを取りつけたくて預けたら見積もりに一カ月近くかかり、結局塗装が特殊だからって断られたんだけど帰ってきたらネック痩せしてて(保存状態がわるいと指板が乾燥し、ネックが痩せてフレットが飛び出て指に当たって痛い状態になる)一度クレームをだしていたのでさすがに2度目なのでね・・・
ちなみに個人的には普段、自分でできない作業や忙しい時は島村楽器さんやESP系列(ビッグボスなど)、個人店さんにお願いをしてますね!
なのでギターリペア、調整は信用できるところで行ってくださいね!
Liena