ここ2,3日便が出ていなかったので、薬で排泄させ、それを処理したところとのこと。
ただ、顔を見ると目を開けていたので、起こして、車いすに乗せた。
その際、少し体を動かすだけで「怖い、怖い」という。
今日は、天気がよかったので、窓を開け、窓際で日にあたらせた。
介護の方が私にお茶を持ってきたら、そのお茶を飲みたいといいだした。
自分のためにお茶を持ってきたと思った楊だ。
とろみがついていないので、ホールに連れて行き、お茶を頼んだ。
お茶はすべて飲んだ。
TVでは高倉健のことをやっていたが、
「朝からやっている」といっていたが、「死んだことをやっているとは理解していなかった。
今日は19日で10日に死んだから、何日前か?と尋ねたところ、
「計算すればできるけど」と答え、
しばらくして「10日ほど前」と答えた。
香港の学生の暴動のニュースを見ながら、学生が窓を割っている柵を見て、ベッドの手すりを使ってやっていると話していた。
また、普段の通り、周囲の人を知り合いに関係づける話をした。
また、「(TVの下の)ラジオ(ラジカセ)の横の棒を持ってきてくれ」といいだした。
それは、ラップの心棒のようなボール紙の筒だった。
背中を掻くのだというが、それを渡すと、大変喜んだが、自分の背中にその筒を入れることはできなかった。
服の上から掻いてあげたが、下着の下に手を入れて掻いてくれと頼まれ、そうしてあげたら黙った。
「駅の方に行くといいお風呂がある。」
「ここはお風呂やさんのお風呂でよくない」
といった。この周囲に駅はなく、お店もないと説明した。
幻想の中で生活していてもよいのだろうが、そうはしたくない。
「いとうゆうたが入っちゃった」これは何の意味かわからなかった。
「旦那の名前がそう」
話し続けさせていると、いろいろなことをいうが、これも過去の幻想だろう。
配膳の人を指して、「井出さんが・・・・・」
といいだしたので、あの人は井出さんではない、と告げた。
出入りの業者がいろいろなものを運び込んでいたが、それらの人たちを指して、
「あの人たちは普段着で来てしまっている」
とか言っている。
自分には観察力があることを主張しているように感じた。
担当看護師の方が、便秘のことについて説明してくれた。
昼食の前に帰ることにした。
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