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時々眺める富士山

日本の気温水準の推移を見ながら、富士山と庭の植物に見る季節の移ろいなど気候と自然の姿について綴ります。

2週間気温予報で関東甲信がかなりの高温となった

2020-07-31 10:33:04 | 気温

2020年7月30日現在の国内の15観測地点の日平均気温統計

2020年の年換算平年偏差  +1.05 ℃  平年値換算歴代順位   1位
2020年の年換算対前年偏差 +0.23 ℃  前年値換算歴代順位   1位
前365日間の平年偏差    +0.90 ℃  前365日間平均歴代順位  2位

単純平均の365日移動平均 15.225 ℃
2020年3月7日の極小値15.206 ℃0.019 ℃上回る
2020年4月4日の極大値15.326 ℃0.101 ℃下回る
(予測値 平年比 +0.72 ~ +0.81 ℃ 歴代順位 3~6位)
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昨日の15地点の日平均気温の平年偏差の平均は-0.31℃とほぼ平年並みだった。統計上は8日連続のマイナス偏差となり、これは本年2位タイの連続マイナス偏差日数記録である。今日はプラス偏差となる可能性が高く、連続マイナス偏差は途切れるものと考えられる。

15地点中6地点で日平均気温が平年比プラス、9地点でマイナスだった。これらの中でプラス偏差幅最大は根室の平年比+2.3℃、マイナス偏差幅最大は銚子の平年比-3.9℃だった。

偏差幅の絶対値が0.5℃未満の観測点が15地点中7観測点とほぼ半数であり、全国的には平年並みの観測点が多くなってきた。

気象庁が昨日更新した早期天候情報では、8月6日以降関東甲信の高温が予報されており、2週間気温予報も関東甲信の2週間目はかなり高い気温となった。

その他は沖縄・奄美の高温が予想されている以外は平年並み予報であるため、今後の全国の気温水準が昨年の水準を上回るのかどうかは注目に値する。

現在の気温水準は低下中であるが、今後このグラフの形はどのように変化するであろうか?

 

 


九州北部、中国、四国が梅雨明け

2020-07-30 11:20:55 | 気温

2020年7月29日現在の国内の15観測地点の日平均気温統計

2020年の年換算平年偏差  +1.06 ℃  平年値換算歴代順位   1位
2020年の年換算対前年偏差 +0.25 ℃  前年値換算歴代順位   1位
前365日間の平年偏差    +0.90 ℃  前365日間平均歴代順位  2位

単純平均の365日移動平均 15.234 ℃
2020年3月7日の極小値15.206 ℃0.028 ℃上回る
2020年4月4日の極大値15.326 ℃0.092 ℃下回る
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昨日の15地点の日平均気温の平年偏差の平均は-1.15℃で1周間連続のマイナス偏差となった。15地点中、九州、沖縄・奄美の観測点では日平均気温が平年比プラスとなった。平年比マイナスとなった12地点の中では、銚子の日平均気温は平年比-3.9℃、山形が同-3.7℃、石巻が同-3.0℃で、関東・東北の気温が低かった。

気象庁は昨日九州南部の、本日九州北部、四国と中国の梅雨が明けたと見れられると発表した。梅雨明けした地方の気温が上昇している。一方、関東の気温は低い。

この夏は気温が上昇してもレジャー産業に良い影響を与えるわけでもなさそうで、気温が低ければ新型コロナウイルスの感染拡大につながるかもしれない。梅雨末期の大雨は、大きな被害を各地に残していった。天災の追い打ちがないことを祈る。

2週間気温予報では、現在北海道と沖縄・奄美の高温が予想されている。今日は網走のグラフを見る。

網走の本年の気温は、平年と比較すると大幅に高い気温水準ではあるが、過去5年平均並みとなっている。


気温が低い状態が継続している

2020-07-29 10:04:17 | 気温

2020年7月28日現在の国内の15観測地点の日平均気温統計

2020年の年換算平年偏差  +1.07 ℃  平年値換算歴代順位   1位
2020年の年換算対前年偏差 +0.27 ℃  前年値換算歴代順位   1位
前365日間の平年偏差    +0.91 ℃  前365日間平均歴代順位  2位

単純平均の365日移動平均 15.244 ℃
2020年3月7日の極小値15.206 ℃0.038 ℃上回る
2020年4月4日の極大値15.326 ℃0.082 ℃下回る
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昨日の15地点の日平均気温の平年偏差の平均は-1.1℃、15地点中、名瀬、宮崎と銚子の日平均気温は平年をわずかに上回った。平年比マイナスとなった12観測点の中では、洪水被害が発生している山形県の山形は平年比-3.7℃、石巻は同-3.0℃と東北地方の気温が低かった。続いて北海道の3観測点の気温が低かった。

東北地方周辺の日本海の海面水温は平年と比較して特に高いというほどでもなく、気温も高いというわけでもないのに、雨量はこれまでにないようなものとなってしまった。

ここにきて気温が低い状態とは言え、年間の気温としては過去1,2位を争う水準であり、これが歴代4、5位にまで下がるには今後の気温が相当低くならなければならない。そのような場合は、すでに大きな打撃をこうむっている農業にはさらに大きな被害が発生するかもしれない。当面は気温が高い予想が消えているが、下がったとしても、歴代2、3位の水準にとどまるのだろうか?

 

 


年平均気温の予想指標の一つが2位に後退した

2020-07-28 10:28:27 | 気温

2020年7月27日現在の国内の15観測地点の日平均気温統計

2020年の年換算平年偏差  +1.08 ℃  平年値換算歴代順位   1位
2020年の年換算対前年偏差 +0.28 ℃  前年値換算歴代順位   1位
前365日間の平年偏差    +0.91 ℃  前365日間平均歴代順位  2位

単純平均の365日移動平均 15.253 ℃
2020年3月7日の極小値15.206 ℃0.047 ℃上回る
2020年4月4日の極大値15.326 ℃0.073 ℃下回る
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昨日の15地点の日平均気温の平年偏差の平均は-1.34℃で5日連続のマイナス偏差となった。銚子の日平均気温は平年比+0.8℃、名瀬は同+0.3℃とわずかに平年を上回ったが、その他13地点の日平均気温は平年を下回った。根室、寿都と飯田の日平均気温は平年比-2.6℃、多度津は同-2.4℃とマイナス幅が少し大きかった。

昨年比でも5日連続のマイナス偏差となり、気温水準が低下してきた。前365日の平年偏差を用いて計算した現在の気温水準が昨年を下回った。15地点の日平均気温の単純平均のグラフも7月下旬の大きなプラス偏差が縮小したため、少し形を変えてきた。

昨年は8月上旬の気温が高かったが、本年はここまでの高温は予想されておらず、このグラフの形はさらに変化することが考えられる。

アメリカではハリケーンが2個襲うこととなった。コロナ禍の中でのハリケーンや台風の襲来は社会に重大な影響を与える。本年の台風の発生数が少なくなっているが、今後も台風が発生しないとは言えず、大雨被害の後に台風被害ということがないことを祈る。


低温偏差が継続した

2020-07-27 10:24:06 | 気温

2020年7月26日現在の国内の15観測地点の日平均気温統計

2020年の年換算平年偏差  +1.09 ℃  平年値換算歴代順位   1位
2020年の年換算対前年偏差 +0.30 ℃  前年値換算歴代順位   1位
前365日間の平年偏差    +0.92 ℃  前365日間平均歴代順位  1位

単純平均の365日移動平均 15.262 ℃
2020年3月7日の極小値15.206 ℃0.056 ℃上回る
2020年4月4日の極大値15.326 ℃0.064 ℃下回る
(予測値 平年比 +0.72 ~ +0.81 ℃ 歴代順位 3~6位)
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昨日の15地点の日平均気温の平年偏差の平均は-1.39℃で4日連続のマイナス偏差となった。15地点中、銚子、山形と石垣島の日平均気温は平年を上回った。その中で偏差幅が最も大きかったのは銚子の平年比+1.2℃であった。

一方、網走の日平均気温は平年比-2.9℃、宮崎は同-2.8℃、飯田、彦根と多度津は同-2.7℃とプラス偏差幅が大きかった。

黄海の海面水温がさらに低下している。東北沖の海面水温も上昇の兆しはないようだ。

ただ、台湾とフィリピンの北側から海面水温が高い範囲がじりじりと北側に拡大している。このような状況では、単純に西日本は猛暑、東日本は冷夏ということはないだろう。どのような8月になるのか見守ろう。