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思考の7割と収入の3割を旅に注ぐ旅人の日々

一般的には遊び(趣味)と見下されがちな「旅」も、人生のなかでやるべき「仕事」である、という気概で旅する旅人の主張と報告。

いろいろ短信

2010-06-30 10:00:30 | 普段の生活(日常)
本ブログでは特に触れてこなかったが、南アフリカで熱烈開催中のサッカーW杯は地上波のみだけど今回は生中継を放送予定の半分以上は観ていて、もちろん日本戦4試合もきっちり観てDVD録画もしている。今日深夜に終わった決勝トーナメントの対パラグアイ戦、惜しかったねえ。まあPK負けでは誰も責められない。

W杯については来月終了したらまた触れるかもだが、ひとつだけ強調したいのは、今回の日本の予想外? の躍進の要因のひとつに守備の堅さがあって(まああの守備的な闘い方には賛否両論あるだろうけど)、そのなかで埼玉県出身のGK川島(旧与野市出身)、DF中澤(旧吉川町出身)、浦和レッズ前所属のDF闘莉王、MF長谷部、そして浦和に現所属のMF阿部、と埼玉県絡みの選手たちが守備を主に担って活躍していたということ。つまり今大会の日本の躍進は埼玉県の功績が特に大きい、と言っても過言ではない! と思うのだがどうだろう。ほかにも長谷部が4試合ともにゲームキャプテンを務めたりなど(僕個人的に『キャプテン翼』に引っ掛けて長谷部のことを名字や浦和時代のあだ名“ハセ”ではなく名前のほうで「キャプテン誠」と勝手に呼んでいた。サッカーに対する姿勢と少々の良い意味での優等生ぶりも似ているし)、泣ける点も多かったね。
まあまだ決勝までできるだけ観るつもり。ベスト8からの対戦も面白い組み合わせだねえ。なぜか南米の4チームが勝ち上がっているけど。


そういえばW杯に夢中になっていてひとつ告知し忘れだが、今週末の7月3日(土)に、またNPO法人フリーマーケット主催団体協議会が主催のフリマに出店する予定で、場所は東京都・新宿の新宿中央公園なのだが、今週は天気が微妙で雨天中止の可能性が大なのよね。まあ梅雨なので仕方ない。当日までどうなるかはわからないが、もし開催する場合には当日にまた触れるつもり。


なお、今日の写真付き月末ネタはちょっと時間かかっているので、明日以降にアップすることにする。少し予告しておくと、昨年同日と同様に僕個人的に最近注目している他人のブログなどをリンク付きで取り上げるつもり。しかもかなり限定的な条件を設定したうえで。


それから、本ブログでは今年は投稿本数はやたらと増やさずに、既存の投稿の下に後日談的な追記を重ねるという方式でやっていて日々変化し続けているので、過去の投稿も時折ご覧いただけるとまた違ったものになっているかも。先程も「野外系トークショー強化月間」について追記した。


では、梅雨らしい蒸し暑さが連日続くけれども引き続き良いW杯観戦をー。

早くもツイッター中毒

2010-02-05 00:30:39 | 普段の生活(日常)
先月5日の誕生日から使い始めて1か月経過した最近流行りのTwitter(ツイッター)だが、なんか妙にはまってしまい、先月中旬に八ヶ岳へ登山に行っていて音信不通だった約2日間を除いて毎日、PCおよび携帯電話やPHSからも閲覧・更新できる「モバツイッター」で覗いている。しかもほぼ毎日複数回。まさかここまではまってしまうとは、まさに中毒症状ではないか。

いかんいかん、僕の本分である本ブログの更新をしなきゃなあ、とは常に思いつつも、なぜかツイッターのほうに毎日気が向いて、この1か月のツイート(つぶやき=投稿?)の数も80となった。これが多いのか少ないのかはまだわからんが(でも毎日10回以上つぶやく人もざらにいるし)、まあたぶん今後もこのくらいのペースでいきそうな気はする。
なんか最近、ブログの更新欲がやや減退しているのよね。これがツイッター中毒の主な症状なのか。

ちなみにその内容は、先月で34歳になってしまった誕生日のことから、昨日の午後は話題もちきりだった横綱・朝青龍の引退報道の件までいろいろ(朝青龍、残念だけど、あのやんちゃぶりでは自業自得よね)。これまではわざわざブログで触れる必要もなかった僕の普段の生活の趣味的な細かい事柄もあるし、本ブログ向きの旅絡みの小ネタもあるし、と自分のツイートを見直すと前後の脈絡はあまり考えずにいろいろなネタが混在している。
ブログの投稿のように特に何かを意識的に出そうと事前に推敲することもなく、ほかの利用者とほぼ同様にそのとき思ったことをつぶやいている。まあ、実生活で言うところの“140字以内の独り言”を随時世界公開しているようなものか、ツイッターというものは。

ああでもよく考えると、ブログ用に熟考・推敲して書いた、つまり少々かしこまっている文章よりももっと他愛もない発言やら報告やらから何か着想することもあったりして、自分と他人のタイムラインを覗きつつ、頭の中身を整理し直せるという点でも良い仕組みだと思う。それに、ツイートからもっと膨らませて本ブログ用に何か書けるかも、という可能性も見出している。
ただそのぶんブログの更新が疎かになっているけど、これはもう仕方ない。こうなったら、ブログとmixiでは比較的かっちりというかしっかり書きたい話や写真も添付しておきたいネタ、ツイッターはそこまでする必要のない小ネタ、というふうに上手く使い分けていけばいいか。僕の友人知人でもブログまたはウェブサイト・mixi・ツイッターと3本掛け持ちしている人も結構いるが、おおむね上手く使い分けてバランスが取れているようね。最近はiPhoneを活用している人も多いだろうし。

それから、メールや電話よりもツイッター内の「ダイレクトメッセージ」のほうが連絡を取りやすい人もいて、またブログやmixiとはまた違った(面識のない)人とのフォローのし合いによってひと味違ったつながりを持てる可能性も日々感じていて(他人のツイートで知った有効な情報やら未知のブログやらの新発見もまだ1か月しか使っていないのにいくらかある。最近も、山岳専門誌にはほとんど登場していないはずのあるクライマーのブログが良かった)、1回のツイートは140字以内でまとめるという縛りとともに、そういった関係性も面白い。

よって、僕の現在の3本の優先順位では早くもツイッターが最も上にあり、今後もこのように続くだろうね。まだリツイートやハッシュタグはようわからんけど。まあそのへんは追々なんとかしたい。
左側のブックマークのいちばん下にツイッターへのリンクを張ってあるので、興味のある方は覗いてみてちょ。ツイッターのほうがくだる・くだらないこといろいろ、何かしら頻繁に更新していますから。登録して参加はしなくても、僕やほかの多くの方々のツイートは覗けますし。
このあとも寝る前にまたログインして覗きにいこうっと。寝不足に注意しなければ。

2009年の極私的重大ニュース

2009-12-29 03:00:53 | 普段の生活(日常)
まだ今年も2日ちょい残っているけど、毎年恒例の、今年1年の僕なりの重大ニュースについても触れておく。世間一般のものと個人的なものの2種類のベスト10をそれぞれ以下に。両方まとめると長文になるのは、もう諦めてくだされ。飽きずに根気強く読める方のみ読んでつかーさい(最近、NHK『坂の上の雲』の影響を少々受けている)。


●一般

1 国内で皆既日食を観測 (7月)
2 埼玉西武ライオンズに菊池雄星と工藤公康が入団 (12月)
3 SMAP・草剛、深夜の六本木で泥酔で逮捕 (4月)
4 政権交代、民主党・社民党・国民新党の連立政権発足 (9月)
5 野球日本代表、WBC2連覇 (3月)
6 首都圏1都4県のJR各駅で全面禁煙化 (4月)
7 裁判員制度開始 (8月)
8 外国人英会話講師の殺害容疑で2年8か月逃亡していた市橋達也が逮捕 (11月)
9 定額給付金交付 (2月→6月)
10 サッカー日本代表、10年ワールドカップ南アフリカ大会出場 (6月)

本ブログですでに触れていることばかりだが(日常・非日常ともに特に印象深いことだからこそ、適宜ネタとして挙げているのはまあ当然のこと)、以下に3点のみ補足。しかも旅とは無関係? な世間一般の変化について。

まず6。報道でほとんど取り沙汰されていなったが、僕の普段の生活範囲である首都圏の鉄道、特に私鉄沿線のほうは駅構内での禁煙化が昨年までに結構進んでいるもののJR東日本は何も動かなかったが、ようやく今春から禁煙化に踏み切った。嫌煙派としてはそりゃあ嬉しい。これまでに駅ホームの端に設置されていた吸殻入れもそれに併せて完全に撤去されている。
ただ、それでも混雑する平日はさすがにほとんど見られないが、比較的空いている休日の朝晩にはいまだに駅の端にあえて移動したり柱の陰の死角に隠れたりしてこっそり喫煙している輩もたしかにいて、つかつかと近寄ってタバコの火にペットボトルの水でもかけてやろうかと思いつつも実際にはそれはやめておいて声をかけられる状況にあればかけるだけに留めている。が、最近の変化としてはそういう輩も一応は罪悪感があるのか、吸うにしても携帯灰皿を利用して吸殻は残さないように手早く吸っていたりしていて、それなりの気遣いのある者も一部いる。でもそんなことをしても良識的には依然問題があるけど。
このさらなる禁煙化、愛煙派からすると惨い仕打ちだ、という言い分もあって同情の余地(航空機、特に国際線での長距離移動中の禁煙とか)も皆無ではないが、でも周りへの悪影響を考えるとちょっとねえ、とどうしても訝しく思う。そういえば近頃、1本当たり5円値上げというタバコ増税の話も来年に実現する方向だが、なぜこのような流れになっているのかを喫煙者は今一度再考すべきですな。
先日あるニュースで、観光業を営む会社の喫煙者全員に金銭的な補助付きで禁煙というか絶煙を強制して、社内の喫煙者数ゼロを達成したのちにサービス向上や経費節減につながった、という話があった。タバコ増税は税収云々もあるが、こういった経営面の金銭的・経済的効果のほうもおおいに期待できる、と僕も10年以上前から思っている。今年からJRも本気を出したのは助かる。ほかのJR各社ではどうなっているのだろう?

次に7。5月から始まって、実際には8月の公判から一般の裁判員も登用され始めたときは報道番組でも生中継が組まれて大きな話題となった。3か月以上経った現在は落ち着いてきたか。
僕は趣味のひとつに挙げるほどでもないが数年前から(比較的行きやすい)東京地方・高等裁判所へ裁判の傍聴にたまに行っていて、法廷での生の公判の雰囲気はそれなりに知っている。ただ、傍聴席からと裁判員席からでは見える景色もつきまとう責任も段違いだから、今後抽選されて実際に呼ばれたさいにはきちんと対応できるだろうか。
賛否両論ある裁判員制度、僕は賛成のほうでもし当選? すれば引き受ける気満々。罪の意識について簡単に言うと「人のふり見てわがふり直せ」を真に実感できる好機だから良いではないか、という意味でこの制度を肯定している。たしかに他人の人生の行方を決める重大な場に(被告人にとっての)赤の他人でしかも法律の素人がずけずけと介入するという困難さはあるが(まあ本職の裁判員だって被告人とは私生活というか人間関係的には無関係で素人といえば素人だが)、自分がもしそういうことをされたくなければ罪を犯さなければよいだけ、と法律とその実際の使われ方と責任の重さについて再考でき、実際に法廷に入れば裁くほうも裁かれるほうも戒めの効果はてきめんだと思う。

そして8。市橋容疑者、全国的に下半期のニュースでは鳩山由紀夫首相の次に顔の知れ渡った人物か?
報道で明らかになりつつあるとおり、両親が医者であったが当人は大学医学部受験で不合格で挫折して、進路変更後はパッとしない生き方の最中に事件を起こして、逮捕されたくないがために07年3月~09年11月に2年8か月間も逃亡した、ということに興味がある。事件後はどのように逃走して(僕も今年10月に行った)大阪市の西成区に辿り着いてそこで身分証明要らず・住環境付きの職にありついて整形費用をコツコツ貯めることができたのか、という11月の逮捕までのその経緯とその最中の心理状態の変化は物凄く気になる。
僕よりはやや歳下だがほぼ同年代とも言えなくもない市橋容疑者、西成経由でよくそんなに逃亡と顔の整形のためのお金への執着心を顔バレしないように食事中も帽子も被ったりして密かに隠し持ち続けていたよなあ、と、被害者の遺族には大変失礼な言い草だが逆に彼の行動力と粘り強さ? に感心したりもした。逮捕当時、インターネット上で彼を擁護する言い分も多々出たそうだが、それは(そういう意見を持つ匿名の発言者たちは持っていない)逃げ・生き延びようとする力というか情熱? を見せてくれたことへの賛辞? の意味もあるのか。まあ市橋容疑者のその力の方向性と外野からの言い分は倫理的に間違っているけど。それが良い方向に働けば良かったのに。
この一件、1000万円という懸賞金の分配も先日決まり、あとは黙秘中の市橋容疑者の余すところなくの開口を興味深く待ちたい。こうなると裁判で裁かれるのはまだまだ先のことだろうなあ。

それから、以下は極私的なことについて。

●個人

1 「タムラアキオ報告会」の主催 (5月)
2 趣味の全国カレー店訪問が400軒突破 (10月)
3 東京マラソン(およびフルマラソン)初出走 (3月)
4 金欠、TカードとWAONを重用 (1~12月)
5 地平線通信へ初寄稿 (10月)
6 野宿系冊子『野宿塊』の企画・発行 (5月)
7 拙著『沖縄人力紀行』がフリーマーケットなどで計5冊売れる (2~9月)
8 マンガ『華麗なる食卓』作者・ふなつ一輝氏のサイン会に参加、初対面 (7月)
9 沖縄県の現代版組踊「肝高の阿麻和利(きむたかのあまわり)」の観劇 (8月)
10 北海道の旅の情報誌『北海道いい旅研究室』編者・舘浦あざらし氏と初対面 (10月)

こちらもだいたい既出のことなので、初出しのネタ3点のみ触れておく。

まず4。今年、ホントに収入と支出は過去最低で、そうなると普段の買い物やらなんやらでポイントカードの存在価値がより高まる。で、僕も普段はこれまではビックカメラとヨドバシカメラとヤマダ電機のカードは頻繁に使ってきたが、今年からはさらにTカードと(イオングループ主体の)WAONカードもよく使うようになった。
1円単位から現金代わりに使えるTカードは使用できる店舗が年々増えているが、僕の身近なところでは、TSUTAYA、ブックオフ(10年9月まで)、ファミリーマート、ガスト、バーミヤン、の5軒か。昨年まではポイントは貯めるのみだったが今年からはポイント残高が100未満でも頻繁にびしばし使うようになった。この5軒だけでもかなり有効で、特に今年の5~10月あたりは経済的に最悪の最悪だったが公私ともにTポイントがあることで結構助かった。最近はどこの店舗でも当たり前のことになっているようだけど、会計時のポイント差し引きで端数にのみ使える(例えば会計総額が525円の場合、端数の25円のみポイント利用で、残りの現金払いは硬貨でキリの良い500円だけ出せば済む)、という細かい使い方ができるのも便利で面白いね。
また、WAONも今年の年始からで、まあ現状ではサティとジャスコのみでの利用だが、それでも効果大。ただ、僕は数年前から貯めているJAL(日本航空)のマイル制度とつながってさらにマイルを貯められる「JMB WAON」のカードを選択していて、200円の買い物につき1マイル加算、でも会計時に現金代わりには使えない、という非効率? な使い方だが、それでも何もしないよりはましで今年からは200円単位の支払い金額になるように暗算しながら買い物をして役立てている。経営危機のJALが来年以降どうなるかという不安はあるが、マイル制度についてもいざというときになんらかの措置があるはず、と楽観視している。こちらはそんなに血眼になって貯めているわけではないし。正直、今からJAL関連のカードを作るのは徒労に終わるだろうなあ。
でも最近嬉しいことは、僕も頻繁に利用するマクドナルドでも今秋からWAONポイントを貯められるようになったことか。WAON単独であれば使いでは充分ある。

次に5。本ブログでは特に先月よく触れてきた地平線会議(以下、地平線)、今年8月に30周年を迎えてから俄然注目されるようになってきた? のかな。
で、この機関紙というほどでもないが手弁当で毎月発行されている「地平線通信」もウェブサイト上ではなく通信費を払ってあえて紙媒体として読んでいるのだが、1999年から地平線にかかわるようになって10年経って今年初めて、この紙面に投稿した。
まあその長期間? 投稿を一切控えてきた理由も話せば超長くなるので割愛するが、簡単に言うと旅や探検・冒険関連の事象に深くかかわっている重鎮や一般社会を大きく踏み外して突き抜けた超一流の行動者ばかりの名前とその玉稿ばかりが毎月並ぶこの紙面に(もちろんノーギャラ)、僕のような三流以下の“自称旅人”が何か書いてもそんな駄文は見劣りしてなんの意味もない、もっと巧く書ける人が書いて、諸般の事情で報告会へなかなか行けない人の声をもっと拾うべき、とこの10年間ずっと思って控えてきた。
ただ、ここ数年の報告会に毎月足を運ぶようになって、僕がその場に徐々に馴染んできたのか、その参加者というか常連の顔ぶれに僕の知っている顔が年々増えてきたためか、それとも他人の旅への理解力が高まった影響で精神的に敷居が低くなってきたのか、毎月の通信の紙面にもそんなに敷居の高さを感じなくなって違和感も薄まって、このなかに僕なんかでも入り込める余地が出てきたかも、という心境の変化が表れてきた。旅話の聴き手として足繁く通ううちに、少しは旅人としてレベルアップしたのか?
で、今年は30周年の地平線にとっても10周年の僕にとっても節目の年で、その両方の総括の意味で10月の通信に投稿してみた。詳しくはウェブサイトを辿ってそちらを読んでみてちょ(紙のほうが文字が小さくなっているが、ウェブ上のほうはほかと同等だもんね)。ついでに挙げると、その駄文の冒頭で触れているシェルパ斉藤さんも、雑誌『BE-PAL』10年1月号の連載にもあるがモノカキとしてデビューして今年で20周年という節目の年なのね。

それで、僕はその駄文で特に意識したことは、自分の地平線への10年分の思いと想いを過不足なく自分の言葉で紡ぎたいというのはもちろんあったが、でもそれよりは僕と同年代か若い「若手」の人々がもっと旅人のあいだの口コミ以外にも入りやすくなればいいなあ、と5年ほど前から思っていて、だからあまり地平線に馴染みのない人向けに(東京都新宿区内で毎月下旬開催の報告会に足を運んだことはないが、通信のみ読んでいるヴァーチャルな人もいるだろうし)、ここ数年の地平線で特に(僕個人的に気になる)目立っている人物名を挙げながら書いてみた。基本的にまわりくどい僕なりの言い回しだけではわかりにくいだろうから、前者よりも後者のように野外業界において有名な人々を引き合いに、わかりやすさを意識した。数回書き直して。その結果が、実際に掲載されているやつ。
しかし、僕としては考えに考え抜いて考えすぎたら頭がおかしくなってオーバーヒートした結果? のこの一文、地平線の懐の深さを量る意味も含めたその策が裏目に出たのか古株の方々には不評だったらしく、というかその声もいくらか聞いていて、僕の知らないところでそこそこの議論? も巻き起こったとか。僕がこれまでに直接聴いたところでも賛否では「否」のほうがやや多い。ただ、こういう僕くらいの年代からの言い分も許容できないようでは今後の地平線はどうなるのか? と毎月の報告会などに顔を出すたびに考えて、それを暗黙の了解で内輪的な雰囲気のなかで共有するだけで済ませる現状を打破する、というほどでもないけど少々の刺激を与える意味で正直に明文化しただけのことだが(現在の地平線を内輪感覚から離れて俯瞰しつつ明文化できるのは僕だけだろう、という自負もあった)、結果的には「否」がやや多くなっちゃったけど。
まあ僕のほうもそう叩かれるのも仕方ない落ち度はあって、少々反省している。その原因を簡単に図式化すると、本来は地平線に集う人々というのは、

言動<行動 

となっているべきところが、僕は、

言動>行動

になっていてけしからん、ということになる。そりゃあ上のほうが正しいに決まっている。
しかも、地平線の常連からすると、「グレートジャーニー」や「サバイバル登山」や「鷹匠」や、その他世界一周や高所登山や大河下降や砂漠縦横断や極地探検や辺境の長期滞在・交流などのもろもろの壮大で情熱的で突き抜けたことも何ひとつやっていない(手伝ってもいない)小粒なヤツが偉そうなことを言うな、と叱責モノの言い分であることは僕も自分の行動力のなさから嫌というほど自覚している。でも、現在の旅を書く市場において超売れっ子の斉藤さんに「常に数歩先を進んでいる」とまで言わしめるレベルの集まりである地平線会議にでも、恐れ多いとかいう遠慮をあえて排除してでも先の一文をどうしても節目の今年に出したかったんだもの。憎まれ役になってもかまわない覚悟で。
もちろん先の勇み足? の駄文はこの1回限りで、来年以降は改心するというほどでもないが言動よりも少しでも行動のほうが増すように生きるのだ、と先月の「躍る大地平線」後に誓いを立てている。といってもまず実行できるのは口数を減らすことだけだが。まあいいや、いつか再び通信に投稿するさいはちゃんと100%自分の行動について書きますよ。すでに始まっている31年目で僕にとっては11年目からは、地平線との距離感を少し変えていきますよーだ。でもホントは僕は「『知る人ぞ知る』人ぞ知る」もしくは「『表方・裏方』の裏方」みたいな立場で充分なんだけどなー。
最近、常連の方々に顔を覚えられつつあるのがやや不本意で、知り合いが増えすぎると情が移りまくって報告会をゆっくりじっくりこっそり聴けなくなるではないか。基本的には今後もそこそこ薄情でわがままでひねくれ者(そして口は減らない)、という体で行く姿勢は変えないもんね。

そして10。実は10月下旬に、東京都・新宿のジュンク堂書店で舘浦あざらし氏が情報誌『北海道いい旅研究室』とは別に08年1月から進行していて、途中で双葉社からの版元変更という曲折を経ながらもこの月にようやく北海道・札幌の柏艪舎(はくろしゃ)という版元から出版にこぎつけた小説『温泉の神様の失敗』の出版記念トークセッションを催したのでそれを聴きに行き、その場で本を買ってサインもいただいた、ということ。ようやく対面できて良かった。ここ数年で会いたかった旅関連の人物のひとりだったので、これで胸の支えがひとつ取れた気分。改めて名刺を渡すと、06年発行の『いい旅』9号の書評ページで拙著を紹介してくださったことも憶えていた。
あざらしさん、まあ実際の喋りも『いい旅』の筆致どおりで言文はほぼ一致している。お世辞ではなくまだ「おじさん」ではなく「お兄さん」と呼べる雰囲気を持っていて、しかもかなりのマシンガントークをかましてクセもやや強め。その場でペンネームの「あざらし」の由来をはじめ面白いことも、善い子は聴いてはいけない出版業界内への批判混じりの咆哮も含めて(没後も人気は衰えない某国民的大作家が昔から大嫌い、とか)、いろいろな話が聴けて良かった。ただ、人見知りの激しい僕が言うのもなんだが、人によっては好き嫌いがはっきり分かれる性格の方かも。でもあざらしさんも好き嫌いが明確なので、波長がバッチリ合う人は即座に意気投合してその日のうちに一生付き合う親友になれそうだ。僕は自分のほうからどのように妥協しても合わないほうだが。でも『いい旅』は面白いので、今後も読み続けようっと。
それから、このときはあざらしさんの単独トークではなく、対談相手として『本の雑誌』発行人の浜本茂氏を迎えて、あざらしさんが椎名誠とともに大ファンと公言している『本の雑誌』の草創期からの突っ込んだ話も聴けて、おまけに終了後に名刺交換できたことも有意義であった。浜本さん、校正の仕事をお待ちしております。


と、まとめたらやはりまた長くなったぞな。
まあ1年分の大事な総括で、今年は野外をほとんど旅できなかった代わりの、言わば自分の内面を確認するための“心の旅”みたいなものなので、そこはご勘弁を。

師走前半の現実逃避的日記

2009-12-10 23:59:28 | 普段の生活(日常)
最近、ホントはやるべきことが山積みなのだが、体調不良だなんだかんだでそれらがろくに手に付かない師走となっている。そこで突発的に現実逃避的に、ここ10日間のできごとを箇条書きで振り返ってみた。


1日(火)

・NHKの朝ドラ『ウェルかめ』、9月下旬の放送開始当初は前作の『つばさ』ほど気合いを入れて観るつもりはなかったのだが、結局はここまで1話も欠かさず観てきて、だったらこのまま来春まで観通してゆくか、という気になってきた。そんななか、前週からこの日にかけては主人公・波美(倉科カナ)の取材した速歩部の女子高生の祖父から苦情が出て、それを処理する過程で出版編集というかモノカキとしての心得についてバンバン触れていた。「そもそもマスコミも雑誌なんか出している時点で傲慢」、「読者ひとりひとりと対話する覚悟がなかったらアカン」、「人には『喋りたいけど知られたくないこと』があってそれを深く掘り下げたいという、マスコミが人間を取り上げるときのジレンマ(がある)」、「(読者からの)いろいろな感想を想定できる、人間としてのキャパ(キャパシティ・許容範囲)を持つ」、「読者の人生にまで知らないうちにかかわっている仕事や」など、吉野(室井滋)や勅使河原(益岡徹)を介しての雑誌編集のみならず活字全般、本ブログのようなものを扱う僕にも突き刺さるセリフが並び、考えさせられる。
・午後、さいたま市浦和区岸町の「ギャラリー楽風(らふ)」でこの日の17時まで開催していた、写真家・青柳健二氏の写真展「秩父桃源2008-2009」を自転車で観に行く。雑誌『山と溪谷』の今年後半の氏の連載を読んでずっと気になっていた写真なので、最終日の終了間際に滑り込めて良かった。前々から気になっていた秩父の祭りも改めてちゃんと観に行かないと、地元民としては。会場は調(つきのみや)神社そばの明治時代に建てられた納屋を喫茶店とギャラリーに改装したところで、この界隈は度々訪れているのに初めて入ったが、なかなかよろしい空間。
・そのあとに図書館に立ち寄って雑誌を拾い読みしてから、ゆるゆる帰宅。

2日(水)

・午後から家の近所の書店と図書館で、雑誌の立ち読み・座り読み。

3日(木)

・家から徒歩でも行ける隣町の製本所でアルバイト。ベルトコンベアから間断なく流れてくる某製品の上に、断裁機にかけるときのしわ防止のための厚紙を載せる→それを検品前に回収する作業に没頭。残業2時間込みで計10時間ずっと同じ作業だった。作業自体は中学生でもできる単調なものだが、その間にいろいろ考えごともできて(この作業も一応は出版業界の仕事なんだよなあ、とか)有意義ではあった。それに給料は日払いなので一石二鳥、ということにしておく。
・夜は10月から放送されているNHK『ブラタモリ』の本郷台地編を観て、そのあとに予約録画していた裏番組の(来春の最終回まできっちり観るつもりの)『不毛地帯』を観る。和久井映見がデビュー当時から好きな僕としては(『夏子の酒』きっかけで萩原聖人と結婚したときは萩原を嫉妬したりもした。その後の離婚では逆に落胆もした)、彼女が演じていた佳子さんがこの日の回で亡くなってショック。ところで、この2番組を両方観たい者としては放送時間がかぶっているのはめんどくさい。不運。

4日(金)

・朝、朝日新聞朝刊をなんの気なしにめくると、『週刊少年ジャンプ』連載の人気マンガ『ONE PIECE』のキャラクターが登場している全面広告があり、しかも9面もあり、ぶっ飛び。これだけで広告料金はいくらなんだよ。その内容は主に、ジャンプ本誌や12日(土)公開の原作者・尾田栄一郎氏が(「総指揮」として)いつになく制作に深く関与した新作映画の宣伝、先日話題になったこの日発売の単行本56巻の初版発行部数が285万部というとんでもない新記録となった、ということについて触れていた。調子に乗っていますなあ、集英社、と感心と呆れが半々。僕はワンピース読まない派だが(アニメはたまに観る)、この初版の記録自体は出版業界に身を置く人は否応なしに注目される数字のはずなので、そこは気になる。なおこの件については、mixiの日記でももうちょい詳しく触れている。
・珍しく午前中から東京都内に外出。品川・東京ミッドタウン・新宿で写真展を計7本観る。都内に出るときにまとめて観ておきたいもの。
・その途中、JR品川駅港南口そばのすき家で、キャンペーン中で安くなっている牛丼で遅い昼食を摂ったら、使い捨ての割り箸から洗って繰り返し使えるプラスチック製? の箸に変更されていたことを久々に入ったので遅まきながら知る。松屋では昨年からすでに導入していたが、やっとすき家も環境への意識が高まってきたのか。吉野家はまだ相変わらず割り箸よね(時代遅れ)。
・新宿では西口の金券ショップ群を覗き、マクドナルドのコーヒー無料券を数枚買う。今年からよく出回るようになったが、だいたい1枚40円前後。その影響でコーヒーはそんなに好きではない僕もマックでこれをよく利用するようになった。ちょっとした暇潰しのときにも役立つ。
・同じく新宿に行くと最近は毎回立ち寄る東口のジュンク堂書店新宿店に行き、8階を流す。ミニコミ誌の棚やマンガコーナーのワンピース56巻の陳列具合も覗いたが、なかでも気になったのが山岳書のコーナーで服部文祥さんの先月下旬の新刊『狩猟サバイバル』(みすず書房刊)が目立っていたこと。定価2520円と高価なので、まだ買わずに保留にしておく。いずれ買うけど。先月、これを服部さん本人から特別に2000円で買えるある機会を逸してしまったのもちょっと悔しい。貧乏は敵ですな。
・同じく8階のアウトドア棚にあった、『野宿モノというライフスタイル』(ワールドフォトプレス刊)を買う。8月の「はらっぱフリマ」でこれの中古本が売れてしまってここ3か月手元になかったので、買い戻したカタチ。一応は知り合いが複数登場している本なので、所有しておかねば。そういえばこの近所の棚の端に取次へ返本扱いの本の仮置きの山があって、そのなかにこの本も2冊含まれて返本されそうだった? のを偶然目撃してしまったが、これは結局取次へ戻されてしまったのだろうか……。編者のMさん、たぶん残念なことに。

5日(土)

・3日と同じ製本所で、同じ作業。この日は会社的には休日設定だったのが忙しいらしく、社員も休日出勤していたカタチ。でも残業はなし。午後からの雨で、帰路はずぶ濡れ。
・帰路途中のコンビニエンスストアで『ビッグコミックオリジナル』の連載『岳 みんなの山』を立ち読み。今号は燕エアー・牧さんの相棒でヘリ操縦士の青木くんの話。実家は埼玉県・草加、父は消防士だった(山岳救助と同様に人を救う仕事)、初冬? の蝶ヶ岳(飛騨山脈)へ上高地だか沢渡あたりから日帰りで登頂して往復できるくらいに山慣れている、名前は誠、と、青木くんの素性がよくわかり、山岳救助話の厚みが少し増した気がする。
・帰宅後、サッカーJ1で鹿島アントラーズがリーグ3連覇を達成、しかも最終節で対戦した浦和レッズの本拠地の埼玉スタジアム2002で決めやがった、という屈辱の報道を苦々しく観る。ああそうですか、と適当な感想。今季の浦和は結果的に6位で微妙。来季はもっと体制を整えて万全の状態で鹿狩りが行なえるのだろうか。というか、フロントの来季の方向性は勝利至上なのか若手育成なのか。今後の天皇杯の行方はもうどうでもよく、頭ではすでに来季は浦和を離れるDF闘莉王の去就ばかりが気になる。移籍チームは中東なのか欧州なのか、はたまた意外に里帰りの南米なのか。
・日付が変わる前に、翌日に控えている日和田山の岩登りの参加予定者や参加希望者とその確認の電話やメールのやりとり。天気はこの日夜半に雨はやんで6日は終日晴れることは明白でも、雨で岩が濡れていて乾く時間があるか否かで決行・中止の判断に迷う。が、結局は決行に。ただ、風邪ひきさんもいて、開催は微妙な展開に。

6日(日)

・日和田山へ。結局、参加者は僕ともうひとりの野宿仲間で(先月も一緒した)、つまりマンツーマン状態に。天気は予報どおりに文句なしの快晴で、西武池袋・秩父線の飯能・高麗駅とその周辺でも中高年ハイカーもよく見かける。ぽてぽてハイキングには山道が少々ぬかるんでいるかもしれないこと以外はなんの問題もない好天。
・岩場に着くと、岩は濡れているのに結構な人出。でもほとんどが岩の濡れ具合は関係なく登れるアイゼントレーニングの団体。おそらく社会人山岳会か。僕たちのようなフリークライミングは3、4組程度。フリーの人々は、登るごとに「岩が濡れているー」「びしょびしょだよー」と口々にしていて、なかには岩を雑巾替わりのタオルで拭きながら登っているクライマーも。
・男岩南面や女岩南面の5.5~5.7程度のやさしいルートはアイゼントレの一団に先を越されているので、しばらく女岩西面のチムニー(5.6)あたりで遊ぶ。昨年同時期にも別の野宿仲間と登ったところ。といっても登るのは専ら岩登り初心者の同行者で、僕は確保のみ。まあ僕は確保だけでも楽しめるクチなので周りの様子を観ながら、今年10月からいきなり岩登りにはまりだして外岩は3回目だという同行者の成長を見守る。
・14時すぎだったか、男岩南面で落石発生。音の大きさからするとソフトボール大くらいの大きさ? 昔から登り尽くされていて手垢が付きまくっている日和田山での落石は珍しく、前日の雨で地盤というか岩が緩んだのが影響したのか。10年以上前からここに通っている僕も過去最大規模の落石か。
・15時をすぎるとほかのクライマーはだいたい帰り支度となって岩が空くので、ほぼ乾いた女岩南面にトップロープを架け替えて日没ギリギリまで登ってもらう。16時頃に終了点から富士山のてっぺんが見える、というこれまたいつになく珍しいサプライズもあり。
・日没まで粘り、下山はヘッドライトのお世話になる。その後、西武線の快速急行で池袋まで出て、打ち上げ(というかサシ呑み)。相変わらずお金がないので、年収は僕の数倍あるはずの真っ当な勤め人である同行者から全額おごってもらう。
・帰宅すると、男子プロゴルフで石川遼が18歳で賞金王との報道が。この歳で1億8000万円超も稼ぐとは(試合の賞金のみ、スポンサー契約は除く)、時代は変わったなあ。

7日(月)

・近所のコンビニエンスストアでジャンプ立ち読み。僕が現在の連載で最も好きなのは『バクマン。』で、単行本は買っていないが昨年の連載初回から欠かさず読んでいる。今号の終盤の蒼樹紅と中井巧朗の元コンビの対決、特に蒼樹嬢のビンタの描写が良い。中井の、ふたりの女子を天秤にかけたあの態度はホントに最低だと思う。同性から見ても実際にこんなヤツが知り合いにいたら絶対かかわりたくない感じ。それにしても、この作品の本筋のマンガ家稼業の描写とは別の男女関係の描写は、ジャンプ主読者層の小中学生にはまだ早い内容のような気が(でも総じて奥手?)。しかも特殊な事例かも。まあいいけど。原作の大場つぐみは次から次へと話をよく練っているねえ。特に読者との共感性を結構重視しているのかしら。
・そういえば同じジャンプ連載の、毎号最後のほうのページが定位置の『ピューと吹く!ジャガー』は普段ほとんど読まないのだが、今週分はなぜかいきなり浜田ブリトニーの『パギャル!』(ビッグコミックスピリッツ連載)みたいな画風というか模倣をした描き方で、久々に面白い(特にMA-1とかふざけすぎの注釈が)。というか、ジャンプのみの読者はブリトニー風というかほぼパクリの画だということは気付かないか。それに関する但し書きも何もないし。ジャンプとスピリッツを両方読んでいる人でないとわからないネタですな。

8日(火)

・朝から体調悪く、頭痛がしばしば。そのため、午後に東京都内に出たついでに観に行こうと思っていた「倉岡裕之・世界の高峰スライドショー09」は行かず、午前は予約録画しておいたNHK大河ドラマ枠で3年がかりの『坂の上の雲』を観て、午後は近所の図書館で雑誌座り読みにご執心。図書館で進めようと思っていた校正仕事は、夜にマクドナルドに移動してもまったくはかどらず。
・日付が変わる前後に、某冊子向けの写真と動画をまとめたものの最終チェックをして、CD-Rに焼き、それを発送するための作業に腐心。このうち半分は先方から依頼されたものではないが、その質がより増して厚みのある出版物になるかも、という期待を込めて無償提供する。それ用に別途依頼されていた原稿というか文章は書く対象が強大で活字化がとても困難なので、挫折。勘弁してほしい。

9日(水)

・地元の製本所で、偶然にも3日と5日とほぼ同じ作業に。流れ作業は思考停止させる、と低所得者? のあいだではよく言われるが、たしかに毎日続けると疲れるがたまにやるぶんには面白い。この日もブログのネタや今週末の予定など、考えるべきことがいっぱいで手を動かしつつも脳内では物凄く慌しい。
・プロ野球・北海道日本ハムのエースのダルビッシュ有が契約更改で来季の年俸が3億3000万円、という報道。23歳でそんな大金ですか、と愕然とする。

10日(木)

・9日深夜の神奈川県・相模原で元傭兵として芸能活動中のテレンス・リーが暴行を受けてその加害者の42歳男が逮捕、という報道が気になる。これ、具体的なことはこれから明らかになるのかどうかわからないが、最も詳しく報じているサンケイスポーツの記事を読む限りでは、もちろんテレンスと口論になったあとの酒酔い状態だったらしい男の過剰な暴行は悪いことだし、芸能人ゆえに反撃せずに我慢した(でも暴行で顔面骨折となった)テレンスは大人だが、でもそれ以前に口論のきっかけとなった幅2.5mもある歩道で自転車と歩行者が接触、というのがよくわからない。JR相模原駅周辺の歩道は僕も1度出歩いたことがあるのでどんな状況かはわかるが、道路交通法的には歩道上では何があっても歩行者の交通が優先なので、この時間帯の真っ暗ななかでテレンスの自転車の乗り方がちゃんと徐行状態でしっかり灯火もしていて歩行者の男を即座に視認できてきちんと避けられる正しい運転だったのか(速度を出しすぎだった?)、逆に歩行者だった男がどの程度の酔っ払い状態で千鳥足? だったのかが特に気になる。テレンスが自転車の正しい乗り方をきちんとわきまえていて場合によっては一時停止するなりして強く意識して男との接触を避けていれば、無用な口論には発展しなかったのに。もしテレンスの自転車の乗り方が不完全だった場合、法的にはテレンスのほうが悪い=過失割合が高い(ただ結果的には接触→口論→暴行→相手方が逮捕、になってしまったが)。僕も自転車にぶつけられた? 側の男の心情もわかる(でも仮に僕がそれをやられても、手は出さずに口論までにしておくけど。似たような体験は僕も年に数回ある)。この一件、自転車運転の啓蒙の意味も込めてゆくゆくはテレビ『サンデージャポン』ででもきちんと検証したほうがよいと思うけどなあ。せっかく自転車論客の疋田智さんも所属しているTBSの番組なんだから。
・埼玉県南部の某食品を扱う倉庫でアルバイト。十数人でわらわらと機械利用ではなく人力の流れ作業のラインを組んで某製品のセット組みと梱包。まさに人海戦術。
・ただ、その作業の終わり間際に体調が徐々に悪くなり、危うく完遂できなくなるところだったがなんとか作業終了まで持ち堪える。なんか風邪の症状が急速に進み、帰路は朝と打って変わって全身が物凄くだるかった。作業で十数人と接触したから、誰かから風邪をうつされたのか? 手のアルコール消毒だけでは衛生的には不充分なのだろうか……。
・なので、夜の帰路途中でのコンビニでの週刊マンガ誌の立ち読みもままならず、これまたパラッと立ち読みしようと思っていた『BE-PAL』10年1月号はコクヨとのコラボレーションによるオリジナルフィールドノートの付録付きで紐締め梱包状態だったので中身を確認できず(まあ後日買うけど。たぶんフィールドノート欲しさに2冊買うかも)。結局、ほうほうの体で帰宅。頭痛が痛い。最近、頭痛薬なしでは外出できない状態が続いている。まさに頭痛薬依存症。
・3日と同様に『ブラタモリ』の品川編をオンタイムで観て、そのあとに続けて予約録画していた『不毛地帯』を観ようと思ったが、体調が最悪なので後者は翌日以降にまわす。
・そんな不健康状態なので、締め切りが近付いてきた校正仕事には一切手を付けられず。このままではたぶん、12日のサイクルモードは行けないなあ(13日は別のアルバイトで潰れたし)。ああ、この不手際と不摂生はすべて自分のせいなのはわかっているが……。こんな日記を書いている場合ではないのに……。


まとめたら、また長くなっちゃった。まあいいや。
それにしても本ブログ、ここ10日間放置していたのにそれでも毎日200人以上訪れてくださっていて、なんかろくに更新できないのに申し訳ないです。
まあ暇なときに覗いてやってくださいまし。


※12日(土)の追記
・なんかやたらと誤字脱字が多いので訂正し、追記も少々。風邪で頭がおかしくなっているため。しかも日記で追記ってなんだよ、と自分でも思うが、あえて気にしない。
・その風邪で校正仕事がはかどらず結局、サイクルモード行きは断念。人が多いところに出かける気分ではないし。仕事も締め切りに間に合うか微妙。やばい。
・11(金)に、上記のように触れたそばから『バクマン。』のアニメ化決定との報道が。まあいずれはそうなると思っていたが、放送は来秋からなのに今の発表は早計ですなあ。しかも、やるとしたら日本テレビかテレビ東京と踏んでいたのにNHK教育テレビとは意外。ジャンプ連載のマンガのNHKでアニメ化は記憶にないけど、初めてなのかしら? よくわからん。まあとにかく、やるなら特に作画はちゃんとやってよね。同じNHK教育での放送で考えると、『週刊少年サンデー』の長寿連載『MAJOR』アニメ化初期(第1~2シーズンあたり)のダメダメな作画のような失敗は許さん。


※17(木)の訂正と追記
・割り箸から繰り返し使える箸への変更の続きだが、吉野家に久々に行ったら、吉野家もすでに「リターナブル箸」という名称で変更されていた。失礼しました。しかも、箸の先端を丸くしてごはんをかき込みやすくなっていて、上方には吉野家マークが1本1本に刻印されている箸だった。店内の箸箱にも、全国の店舗がリターナブル箸にすると1年間でCO2が6350t削減できる、という説明書きもあり、意識の高さは窺えた。でも松屋の昨年からよりも初動は遅いけどね。
・『野宿モノというライフスタイル』、ジュンク堂書店新宿店8階を再訪すると、在庫は2冊になっていた。また、新宿西口のブックファースト新宿店には4冊在庫されていて、いずれもシュリンカーが掛けられていた。見本本もあり。すべて売れるといいですねえ。
・『BE-PAL』10年1月号を買うと、特別付録のオリジナルフィールドノートは厳密には「フィールドダイアリー2010」で、つまりカレンダー手帳。マス目調で、月曜日始まりのやつ。ビーパルの毎月の発売日もしれっと明記されている。これ、今後の毎年恒例付録にしても良いかもなあ。

走りはしないけど、忙しい(つもりの)師走 

2009-12-01 06:00:19 | 普段の生活(日常)
うだうだしていたら、今年もあと1か月となったのね。
で、今月はなんか予定が早めにばたばたと決まっていっているので、自分の備忘のためにも以下に外出予定をメモっておく。主に東京都内だけど。たまには結果ではなくて予定を出す、というのも面白いでしょう。ただし、すべて消化できるかは不明だけど。

なお、日付の前にA、B、Cと3段階で重要度を挙げているが(A=不調だろうがなんだろうがとにかく必ず行く、B=お金はそんなにかからなそうなのでまあ行く、C=行けるようであればたぶん行くけど微妙)、これは僕なりの「事業仕分け」みたいな感覚。そういえば、今年特に目立った流行語は「事業仕分け」だと思うけどなー。今日午後の発表、どうなるんだろう?

A 6日(日)   岩登り@日和田山(先月の続編)
C 8日(火)   倉岡裕之・世界の高峰スライドショー09@ウェック・トレック
C 12日(土)  CYCLE MODE international 2009@幕張メッセ
B 17日(木)  谷口けい講演会@国立オリンピック記念青少年総合センター
B 19日(土)  某野宿的忘年会@谷根千
C 20日(日)  岩登り@鷹取山(日和田山の番外編?)
B 23日(水祝) 南陀楼綾繁×内沼晋太郎×橋本倫史トークセッション@ジュンク堂書店新宿店
A 25日(金)   地平線会議報告会・風間深志@高田馬場

2年前にも行ったことのある千葉県・幕張メッセのサイクルモードは、今夏のツール・ド・フランス出走で話題となった別府史之・新城幸也や坂バカの団長安田(安田大サーカス)が登場する13日(日)も捨て難いが、彼らはレースの現場で観たい気もするし、今回はどちらかと言うと12日に登場する今回の主役? の勝間和代のほうが観たい。自転車の催しなのに“カツマー”がどのくらい来場するのかしないのか、とか気になる。影響力は大きいからなあ。その日は(最近ついに埼玉県・秩父出身であることをムック『自転車人』No.018で白状していた)ドロンジョーヌ恩田女史も気になるしなあ。
でもこの週は仕事がかぶっているし幕張は遠いしで最悪、行かないという可能性もある。

このほかに、ぜひ観ておきたい写真展もいくつかあるし(特に東京都・品川のキヤノンギャラリーSで19日まで開催の長倉洋海「シルクロード-人間の貌」と24日から開催の石川直樹「ARCHIPELAGO」は要注目でしょう)、映画館はお金かかるのでDVDレンタルで観たい映画は数本あるし(毎年恒例にしている故黒沢明監督作品とかいろいろ)、読んでおきたい本や雑誌も溜まりに溜まっているし(知人が出版しているものは特に)、本職の校正仕事も2本入っているし、野宿的なふざけた原稿依頼もあるし、糊口しのぎの日払いアルバイトもやらなきゃ立ち行かなくなるし、年末年始に本職と掛け持ちでやりたい別のアルバイトも探索中だし、テレビ番組も相変わらず観まくりたいし、個人的に極秘に会いたい人もいるし、日帰りで1回は単独登山に行きたいし(今年はなぜか複数人のほうが多いため)、と、公私ともに先月以前の2倍以上忙しくなっている。なぜだ。

まあいいや、粛々とこなしていきますよ。
ただ、本ブログでのそれらの事後報告はすべてはできそうにないので、しばらく放置状態になるかも。それに毎年恒例の今年1年の総括も下旬にいろいろやらなきゃだし。
そうだ、10月31日の月末ネタがまだできていないので、ご本人に少し確認したいことを済ませつつ、それも年内になんとか書かないと。

ああもう、やるべきことがありすぎて頭の中身がぐちゃぐちゃで、それも仕分けしてきちんと整理し直したい気分。代わりに雑務をこなしてくれる分身も欲しい(しかも僕よりも20kg以上軽い標準体型で、岩登りのグレードで例えると5.11~12台を余裕でオンサイトできるくらい身軽に行動できる人を所望する)、とかいうふざけたこともつい妄想してしまうくらい、目が回って混乱状態に陥っている。このままではインフルエンザは幸いにもまだ患っていないものの、異常行動に走りそうだ。うーむ。
最近は家でも部屋のなかが荒れつつあって片付いていないため、布団がほとんど使えなくて連日寝袋で寝ているのだが、ひとまず夜はちゃんと布団で寝てから仕切り直そうっと。

09年10月9日現在の釜ヶ崎(あいりん地区)

2009-10-16 03:00:16 | 普段の生活(日常)
9日(金)、戦後から日雇い労働者が溜まり、それ向けの安宿も数多くある“ドヤ”街として東京都・山谷と神奈川県・横浜寿町とともに有名な大阪市西成区北部の萩之茶屋周辺、通称「釜ヶ崎」(現在は「あいりん地区」の呼称が一般的か)を、午前中に2時間ほどだが歩いて視てきた。
で、そのときの写真を以下に10点。ただ、この地域についてまだたいしたことを書けるほどの経験というか認識が薄く、浅はかな知識で長々と書くべきではないため、注釈も短めにしておく。



国道26号の南海電鉄・花園町駅付近。車道も歩道も日中から交通量の多い歩道上でも自然発生的に露店が始まっている。



南海電鉄・萩ノ茶屋駅の近くに、空き缶回収の業者が出張っている。(東京都の浅草や新宿界隈でもよく見られる)空き缶入りの大袋を自転車に積んでここへ向かう人が多い。貴重な現金収入だからねえ。



南海電鉄の高架下の注意書き、その1。まあ至極真っ当な注意ではあるが、でもゲリラ的に露店を開く場合はこういった場所が最適なのは僕も最近は(「放浪書房」との旅本の路上出店の経験で)よくわかるので、うーむと考える。



左側の南海電鉄の高架の東側で、このように拾い物を売り出して現金収入を得るための露店が並ぶ。なかには小型の電化製品や雑貨を自分で修理しながら売る人も。



この地域内では犬も歩けば安宿に当たる、というくらい、このように一泊料金をあらかじめ外に掲示してある宿が多い。この日ざっと見回った限りでは、おおむね1400円以下で、ここは比較的安いほう。ほかに最安で700円のところもあった。



南海電鉄の高架下の注意書き、その2。過去に実際に火を点けたことがある人がいるということか。今の時期はまだよくても、もっと冷える冬場だったらあり得ることなのか。



市立萩之茶屋小学校東側の屋台。飲み屋街? か。ただ、公道上に建てているので違法建築と言えばまあそういうことになるか。



市立萩之茶屋小学校の北側。大阪市からはこのように事実上の退去勧告? が出ている。



で、上の写真のすぐそばで、大阪市道路局によって一部の屋台の取り壊し作業が行なわれていた。いわゆる行政代執行か。このそばを通りかかると、チェーンソーを持った職員が間近を横切ったりして、びっくりしたわ。すでに織り込み済みのことなのか、付近住民? はこの様子を遠巻きに観ていて、特に暴動のようなものは起こらなかった。



具体的な活動団体は不明だが(地元住民?)、このように地域の清掃による美化活動も行なわれていた。そのおかげか、この界隈は腐臭は所々でたまにあるものの、ゴミはそんなに落ちていなくて美観は悪くなかった。


公の文書や報道ではあまり触れられないこういった界隈を歩くと、インターネット上では3K的な雰囲気がある、暴力団事務所が多いために治安が悪い、とよく言われたり書かれたりするが、このときに限ってはそんな雰囲気はなく(まあこれが夜間だったらまた違う雰囲気なのだろうが)、長期・短期滞在か定住しているかにかかわらずおそらく低所得であっても(僕も他人のことはあまり言えないが)ふつうの暮らしぶりがたしかにあり(飲み屋やカラオケや、最近流行の1円パチンコ店のような娯楽というか息抜きの店もちらほらある)、しかも最近は10枚目の写真のように清掃活動などの支援活動(ほかにも炊き出しの行列もあった)によって、秩序も保たれつつある。

またその反面、8、9枚目の写真のように生活支援ではなく法的な「排除」による秩序の保ち方もたしかにあり、今後このような労働者の街の界隈がどちらに傾くのかは気になるところ。ほかの街のように均一化されてしまうのか、それとも(おそらく山谷以上の)路上の屋台や露店の多様ぶりでもわかるように今後もその“治外法権”ぶりが続くのか。
こういうところを歩くと、失業率悪化、派遣切り、生活保護、ホームレス、セーフティネット、なんていう最近流行り? の言葉もつい思い浮かぶが、排除されながらもここに頼らざるを得ない人もたくさんいるわけで、ああ難しいなあ。

それから、このときは平日の日中だったこともあって見かけなかったが、最近はこの界隈の宿が国内外からの旅行者つまりバックパッカーにも目を付けられて安宿街としての利用が増えている、という話はここでも山谷でも聞くし、実際に旅の途中でこれらを利用した知人もいる。
僕はまだ旅先の宿泊地としての利用経験はないが(雨が降らなければ野宿のほうが安上がりだし開放的な雰囲気も好きだから)、関西圏を旅していて何か不測の事態に陥った場合はこの界隈のどこかの部屋を今後利用するかもしれない。その下見も兼ねて旅先としてここを今回出歩きたかった、ということもある。

ちなみに、ここで写真を撮りまくりながら歩いたが、周りから警戒の視線を浴びたり実際に何か注意されるかと思ったが特にそういった緊張する場面は一度もなかった。ただそれは、僕もここの住民のように旅のときの薄汚い格好をしていたからなのかも。これが背広姿でカツカツと革靴の底を鳴らしながら居丈高に闊歩していたりすると、また違った対応になるのだろうけど。

今後も関西訪問のなかで事あるごとに訪れる街になるだろうから、そのたびにもっとしっかり見極めるために可能な限り通って滞在もして、ほかの時間帯の様子もしっかり視ていこう。
でもそれ以前に僕にとっては距離的に地元から日帰りで行けるくらいもっと身近な、山谷のほうをもっと視ていかないと。今度、まだ未踏の横浜寿町とともに久々に再訪してみるか。


※参考資料
・ウィキペディア「あいりん地区
特定非営利活動法人 釜ヶ崎支援機構
釜ヶ崎のまち再生フォーラム

実はそんなに深刻ではないのです

2009-10-05 21:00:17 | 普段の生活(日常)
1日の投稿で、頭痛が頻発している、「旅人」ではない、とかなり落ち目のことばかりを書いたが、でも実はそんなに書くほど深刻な状況ではなかったりします。頭痛が多いのは事実ですが、その原因は徐々に解消されております。現在は、というか相変わらずふつうにアルバイトに勤しんだり野宿したりもしています(ちなみに最近目立った野宿地は、先週前半の小雨のなかの神奈川県・湘南は鵠沼海岸)。

その投稿の主旨はブログタイトルを気分転換に変更した、ということだけだったものの、ちょっとネタ気味に軽はずみで追記したマイナスなことのほうを個別に直接メールなどで、病院で診てもらったら? などと本気で心配してくださった方が数人いたりして(某有名人も含む)、持つべき者は(ジャイアンではないが)心の友よ、という感じです。
その節はありがとうございます。そして紛らわしくてすみませんでした。まさかそんなに反響があるとは予想外。

で、結局、ブログタイトルは期間限定で変更したもののやることはひとまず年内はまったく変わらないので、引き続きよろしくお願いします。

そういえば、懸案だった関西行きは決まり、7日(木)夜~11日(日休)朝の予定で東京~大阪間の4列シート狭々格安夜行高速バスの往復利用で行ってきます。主目的は先月も触れた和歌山県和歌山市内で開催中の陶芸家の緒方敏明さんの個展を観るため。ほかにも2年9か月ぶりの再訪の大阪界隈で行きたい店や食べたいカレーはいろいろあって、やりたいことは多すぎて。ああまた良い意味で悩みごとが増えて頭痛がー。
でも先週から台風17号と18号が発生していて、特に18号のほうが猛烈な勢力らしく、その進み具合によってはちょうどかち合って今回の小旅が悪夢になる可能性もあるけど、ひとまずそう悪くは考えずに、気を取り直して行ってきます。そういえば、どこそこに行く、と事前にはっきり予告するのは僕的にはとても珍しいことかしら。

それから、ついでに今回のお礼とお詫び代わりの旅絡みの興味深いひとネタを挙げておきますと、最近発売の隔月刊の自転車専門誌『BICYCLE NAVI』09年11月号(二玄社刊。V6の岡田准一が表紙)のシェルパ斉藤さんの連載「シェルパ斉藤の自転車で出会う楽園の島」で、斉藤さんと小学生の次男・南歩(なんぽ)くんとの秋田・青森県での自転車ツーリングについて書いているなかで、今夏の青森ねぶたに寄り道したことについても写真と文章で少し触れているのですよ。
で、そのなかで僕の知った顔が華々しく登場というほどではないけど記事中で4名見切れていて(実は先々週末にも一緒に野宿している)、うち3名は本ブログ左側のブックマーク先の主だったりして。さて、誰でしょう?
その答えは雑誌を実際に手に取って、その108~113ページをご覧くだされ。


ああそうそう、保留にしていた先月30日の朝の連続テレビ小説『つばさ』に関する投稿、いち埼玉県民の立場からうざいくらいに思い入れたっぷりでようやく追記が終わったので、世間一般の結果的に低視聴率ではあったけど(なぜ?)、それでも『つばさ』が大好きだー、多部ちゃんかわいい、と共感できる方に特にご覧いただけると幸いであります。

ではまた、たぶん関西から帰還後の来週以降に。

64回目の「終戦の日」は粛々と

2009-08-15 23:30:20 | 普段の生活(日常)

今日、64回目の「終戦の日」(「終戦記念日」という呼称はもうこのご時世にはそぐわないか)を迎えたが、ここ数年入れ込んでいた東京都・九段下の靖国神社への今日の参拝は、明日の外出の準備もあって控えた。

よって、何年かぶりに全国戦没者追悼式のNHK生中継を観たりして粛々とすごしたが、その直近の報道によると小泉純一郎・安倍晋三元首相も国会議員連中の集まり? で靖国神社を参拝して、小泉氏は4年連続で安倍氏は2年連続の参拝だったそうだが、首相の座から退いてただの平議員になると注目度はえらく低くなったなあ。首相就任時は異常な大騒ぎだったのに、と今年の穏やかさ? と比べると時間の流れを感じる。

来夏は沖縄県の「慰霊の日」も含めて現在の麻生太郎首相ではなく、再来週の総選挙を経ていったい誰が各式典で式辞を読んだり靖国参拝するか否かをとやかく言われたりするようになるんだろうねえ。

今夏は今日正午のほかにも6日午前の広島と9日午前の長崎の例の時間の黙祷も東京近郊の外出先でできたが、周りのその時間も気にする素振りもなくふつうに日々の暮らしを送っている多くの人たちを見ると、思わず「風化」という言葉を連想してしまう。

戦争を改めて感じるには、やはり沖縄本島南部や広島・長崎や知覧などに何回でも通わないといかんのかねえ。4年前に拙著の取材も兼ねて各地を巡ったのと同様に、来年以降にまた行かないと。長崎の9日の式典はまだ行ったことないし(広島は4年前にあり。今夏の長崎は櫻井翔が取材で行っていたなあ)。

昨年か今年になって、今まで戦災について黙っていたものの「風化」が気になってようやく語り部や写真で終戦当時の様子を伝える気になって動き出した人もちらほら出てきたという報道を観ると、そういったことに鈍感なのは罪だよな、もっと積極的に観て聴いていかないと、と改めて思う。

埼玉県南部は太陽すら見えなかった

2009-07-22 13:00:22 | 普段の生活(日常)

今日午前は日本では46年ぶりとか今世紀中最長時間の観測ができるとかで話題もちきりだった皆既日食、もろもろの事情でとても南方に観に行ける状況ではなかっし日食観測用のグラスも品切れ続きで入手できなかったので、テレビ番組の生中継で主に奄美大島や屋久島の様子を中心に観て、それがいくらかは現地に観に行けなかったことの慰めにはなった。でも、日食よりも日食騒ぎとそれに踊らされている報道陣を観た、という感じか。

民放のやや騒がしい生中継よりは(中継時の番組出演者の画面端のワイプやコメント、奄美大島へ行った沢尻エリカの動向の報告なんか要らんだろう)、NHKの(小笠原諸島よりもさらに南の)硫黄島からの生中継のほうが良かったねえ。観測条件も国内最高だったのでは。一般人はなかなか行けない場所という意味で、思いっきり国営放送の力を発揮した裏技ではないか。まさに中継班の独占という感じで、より悔しい。

ただ、日本と中国・上海は天気があまりよろしくなく(画的にはインド・バラナシや中国・重慶のが皆既日食らしくて良かったね。中国・成都はまあまあ)、でも日本ではなんとか観測できて、特に夏休みに入ったばかりのお子様たちは良かったね。
これで46年前の北海道の日食を観た毛利衛氏がのちに宇宙飛行士を目指したように、近年のお子様の理系離れに歯止めがかかるのだろうか。

僕はまだ未踏でもちろん行きたい鹿児島県はトカラ列島の悪石島、今回の騒動? で全国的に、世界的にも有名になったが、今後もその余波でトカラ列島全体への旅行者が増えるのか。
今回のように島民の3~4倍の部外者が入り込むような島の歴史初? の過剰な事態は祭事「ボゼ祭り」以外ではもう二度と起こらないだろうが(島への数年分の旅行者が今回いっぺんに押し寄せた感じか)、それでも主に文化面に触れて島のことを本気で知るために訪れる人が程よく増えるといいね。
僕も最近、本や雑誌や写真展などでトカラ列島の情報に触れる機会が増えて、より行く気は増している。落ち着いたら、近いうちにぜひ。

日本では次の皆既日食は26年後だそうだが、そこまで生きているかどうかわからないので30~40代のうちにでも外国のどこかに観に行けたらいいなとは思うが、さすがに来年のイースター島は無理。今回の生中継を観て、一度はちゃんと観測して空が日中から暗くなったり明るくなったりする皆既の様子だけでも体験したくなったので、今後はこの自然現象にもっとがっついていくことにする。
とりあえずこの先数年は国内で部分食や金環食も楽しめそうなので、そちらも気にしておく。

日食が終れば祭りのあととなって手放す人が増えそうな観測用のグラス、今後は使用済みのそれが市場をダブつくのだろうか。また、観測で賑わった島々のゴミの扱いなどの後処理も気になる。報道機関には事前だけでなく事後報道もきっちり行なってほしいところ。

なお、上の写真はウチの近所の、東京周辺では部分食の最大の時間(食分75%)と予想された11時12分の、普段なら太陽があるはずの方角の曇り空。東日本は大概こんな感じの空模様だったのでは。残念。

功名心なき情報伝達の在り方を『つばさ』で再考する

2009-07-11 18:00:59 | 普段の生活(日常)
僕のほぼ地元の埼玉県・川越を舞台とした4月から放送中のNHK朝の連続テレビ小説『つばさ』、6か月間の放送が半分ほど消化されたもののこれまで特に何も触れてこなかったが、当然ながら全話チェックしている。そりゃあようやく(朝ドラの舞台として47都道府県の最後に)埼玉県にお鉢が回ってきたんだから、チェックしますとも。今夏はこれを全話きっちり観たいがために、長期間の外出は控えるつもり。
放送当初は川越ロケの様子がバンバン登場して昔から知っている街並みが頻出して色めき立ったが、観続けていくと6月あたりからはスタジオ撮影のほうが多くなってきてしかも川越と関係ないじゃん、という普遍的な家族・恋愛ネタに移行しているが、時折は聞き知った地名が登場して川越らしい雰囲気はセット中心の外観のなかでの展開になりながらもいくらか感じられる。

今週の第15週の放送分では、劇中で“イモ”こと玉木つばさ(多部未華子)が立ち上げからかかわっているコミュニティFMと、彼女がファンである芸人のベッカム一郎(麒麟・川島明)がパーソナリティーを務める東京のFM局の全国区のラジオ番組との対比を見せながら、地域密着型の前者に関与しながらも、全国に情報をより広く伝えられる後者の可能性も知って、自分が今後生きる道をどちらに選択するかというつばさの心の揺れを、一郎の元相方であるロナウ二郎(脇知弘)との確執とともに描いていた。

地に足を着けたマイナーな生き方をし続けるのか、それともマイナーから脱皮してより大きく打って出るのか、またよりレベルの高い場に身を置いて自分の飛躍のためにメジャーの階段を昇るのか、という、各種商売の販路拡大やプロスポーツ選手の外国チームへの移籍問題など、上昇志向というどの分野にも通じる興味深いネタだった。「ラジオぽてと」とともに「甘玉堂」のメジャー化? も絡めつつ。
そういえばこの路線選択の類の話ですぐに思い浮かぶところでは、人気沸騰? の某ミニコミ誌も早急に結論を出すべきことではないのか。「趣味」や「暇潰し」のままでいくか「仕事」にするか、みたいな。ただ劇中のセリフでもあったが、それが外野からの押し付けでは当人のやる気も削がれるから、見守るだけに留めるべきなのか。

『つばさ』のこの一件では「自分がやりたいこと」や「素朴さ」という要素を出しながら私利私欲の有無についても触れていたが、でもとにかく自分が売れて有名になりたい、と完全に自分自身の功名心からくる成り上がり精神ではなく、あくまでラジオを通じてマスメディアの本分である情報伝達の意味で全国ネットで遠くの聴衆者にも届けたい、という意識を持っている点でまた興味深い。

本ブログでも以前に少し書いたが、僕も拙著『沖縄人力紀行』(彩図社刊)と本ブログで主に取り上げている旅に関することをいろいろ考えつつも、自分の実名なんかよりも自分の旅の考え方や取り組み方のほうが世に広まってほしい(特に「人力」について)、という体でふたつの媒体を展開しているが、情報伝達の在り方やその地域格差についても最近よく考える。
地域格差をいくらか払拭できるインターネットが普及してきた現代ではあるが、それでも旧来の新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、広報誌、全国各地で盛んなタウン誌やクーポン誌など、ネットでは拾いきれない小さな情報も巷には無数にあって選別が困難であることは痛感していて(貧乏人ゆえにクーポンに頼ることもしばしば)、一応はマスコミ関係者の(つもりの)立場から、最近はとにかく好き嫌いなく多くの媒体に触れるようにも務めている。

そんななか、僕も功名心はないと常々言うものの、手塩にかけているというほどでもないがそれなりに大切にしている自分のふたつの媒体が、全国的にどの位置にあるかは常に気になっている(最近はそれを気にかけてくれる友人知人もいて、陰でこっそり涙することもあったりなかったり)。「ちっちゃいことは気にすんな」とゆってぃに言われても、人間ならばある程度の競争意識は持つべきだとも思うし(最近の小学校の運動会の徒競走などで順位をつけない、という話を聞くとうーむ、と違和感を覚える)。

ただ最近、僕の周りで主に旅や野外業界の話だがメジャーの階段を昇りつつあるひとがいたり、すでに昇ってしまったひとのコトの経緯を聞いたりして、それらの具体的な事例に直接触れることも多々あって、つばさやその父の竹雄(中村梅雀)と同様にそれに少し影響を受けることは受けるが、でも僕はそんな急激な環境の変化には付いていけないので、だったらマイナーの立場でいいや、という結論を一昨年あたりに一応出している。マラソンや自転車レースでも先頭に立つと風当たりが強く、2番手以降に潜んでいるほうが前方が風除けになって労力は減って比較的生きやすいし。

でもそう思いながらも、例えば10日に触れたツール・ド・フランスのような大規模自転車レースで例えるところの、総合優勝は狙えなくても山岳賞のみ横からかっさらうみたいな、自分が出るべきところは出て脇役でもたまには主役になりたい、というちゃっかりした欲は持ち続けている。
今年、新城幸也と別府史之が同時に出走して、しかも序盤のステージから1桁順位を獲って、日本の自転車界にとっての革新的な結果を出しているが、これもその本場の欧州へ活躍の場を求めてメジャーの階段を昇ったからこその結果ですな。

まあとにかく僕は、外部から刺激は受けながらも引き続き地に足を着けた、の体で、拙著の販売と本ブログでの自己主張を続けていくだけだが。本ブログの訪問者も5月からまた微増傾向であるし(訪問者数は1日200人超のときもある。著名な知り合いの名前を多く出しているからか?)、ここに当座の可能性を見出している。

また、僕が情報伝達で特に考えるべき要素として「何を伝えるか」は定まっているのでよいとして、「誰に伝えるか」ということはこれまで厳密に意識してこなかった。顔の見える身近な常連? に向けてのものか、それとも顔のわからない不特定多数に向けてなのか。ただ、旅や登山では勝ち負けの感覚は一切持ち込みたくないがブログは別で、本ブログは旅に関することでは全国的に渡り合える内容を目指してはいる。『つばさ』で地元住民を重視したマイナー路線を選択した結論とは逆の発想になるが、もっと積極的にメジャー路線の心意気でいかないと、と改めて思った。
拙著も本ブログも基本的には地域も老若男女も問わずすべての方に向けて、と最近は意識を強めるように努めている。顔の見える範囲はmixiで、と使い分けながら。サッカーのポジションで言うところのボランチやリベロのように、基本は目立たない守備重視だが要所要所では積極的に攻撃参加もする、という体が理想。

もちろん金欠ゆえに、今後もいきなりキリマンジャロやアコンカグアを登ったり、自転車で数か月旅したり、人跡ほぼ未踏の東チベットを探検したり、のような大掛かりなことはしないが(でも最近、5月にキリマンジャロ登頂の珍獣ハンター・イモトアヤコにすら敗北感を覚える。今夏は126kmマラソンか)、今後も行動ありきでブログを軸にやっていこうかね。ただ最近、先月末も触れたように自分にも他人にもブログへの依存度が高くなり、しかも行動が減って頭でっかちに拍車がかかっているのは大問題、とも自覚している。今月から改められるか。
それから川越も、『つばさ』の放送が終わる9月までに久々にくまなく巡っておこうっと。

これも緑黄色野菜!?

2009-02-09 19:39:59 | 普段の生活(日常)

先月から家で作るカレー、僕が名付けるところの「内カレー」に適した、でも玉ねぎやじゃがいもやにんじんのような一般的ではない変わり種の具材をいろいろ模索中なのだが、そんななか先週、上の写真にもある菜の花が近所のスーパーの見切り品で(半額の)150円で売られていたので、買って、手頃な大きさに切って、別鍋で茹でて、頃合を見てカレー鍋のほうに投入して追加で合わせてみた。まあ上の花よりも茎のほうが食べるべきところなのだが。

で、食べてみると、茎は煮込むと食感はアスパラガスとほぼ同じで、ゴーヤーほどではないがそれに近い苦味があって、これまでにないなんだか不思議な味となったが、そんなに悪くはなかった。合うっちゃあ合う、かな。
アスパラガスもゴーヤーも単品で買うとやや高いので、菜の花のみでその両方の食感と味のいいとこ取りをできるのは、結構お得かもしれない。
1株? を先週と今夜の2回に分けて投入した。

鍋に入れるとカレー全体の彩りも心なしか明るくなったようにも見えるし(でもカレーだけに基本的には茶色だけど)、ほうれん草や小松菜な水菜ほど色濃くはないが緑系の野菜が入るといくらかは健康的なカレーにも進化したようにも感じる。今の時期らしい緑黄色野菜? のひとつとして、今後も菜の花を一般的なおひたしではなくカレーで使うというのもアリかもしれない。

なお、菜の花を含めてカレーに投入する具材をとっかえひっかえしながら、先月からカレーに関するある記録を目指しているのだが、それはまた後日報告する。

たまには地産地消

2009-01-29 23:30:51 | 普段の生活(日常)

家から自転車で十数分のところにある、毎週末の土日のみ開店する地元産野菜の直売所をたまに利用するのだが、やはりスーパーなどに比べると安いね。先週末にも買いに行き、これだけで計400円也。にんじんはふつうのよりもやや甘めの品種らしい。

野菜のなかでは、きゅうりやトマトとともにじゃがいもも(米の替わりに主食にしてもかまわない、と思っているくらいに)かなり好きな僕としては、2袋がそれぞれ約1kgで100円と80円というのも嬉しい。
すでにこれらの約半分は今週にカレーに投入済み。残りも来週までに投入予定。

他所の土地の食文化を視る・語る前に、もっと身近な場所の食関連の物事もきちんと見極めておかないと、とはよく思う。まあこれは食に限った話ではないけど。

マクドナルドで束の間の贅沢

2009-01-05 23:59:57 | 普段の生活(日常)

おっと、今日で早いもので本ブログ開設から丸3周年となった。やったね。
今後もぼちぼち更新してゆきますので、引き続きよろしくです。

それとともに、僕の誕生日でもある。今日で33歳。ゾロ目で、しかも世界のナベアツの動きが最も活発になる数字ですな。
まあそれはさておき、毎年僕的にはこの記念すべき日にあえて実践している「初めてやること」シリーズだが、今年はたいしたことが思い付かなかったので、前々からひとつやってみたかったことを実行に移した。それは、マクドナルドの1回の食事で1000円以上出費すること。
マック(僕は関東人なので「マクド」ではない)はしょっちゅう行くが、普段はそこまでは出費しないもので、毎回の平均出費額もせいぜい400~500円くらいか。だが今日は一応は特別な日なので、少々奮発して写真のようにいつになく豪華にしてみた。

最近話題の「クォーターパウンダー」でダブルのチーズのセットを軸に、シャカシャカチキンとサンデー(チョコレート)も追加して、これで計1060円だった。僕としてはマックの食事では過去最高の豪華さとなった。クォーターパウンダーを食べるのは2回目だったが、味は2か月ほど前に東京と大阪で発売日にアルバイトを大量動員して(マーケティング名目で)行列を作らせる、というふうに周りがそんなに騒ぐほどのものなのかなあ? とは思った。量的にはハンバーガー3個のほうが満足できる内容かとは思う。

ここ数日の報道にある、今日まで設けていた東京都・日比谷公園の「年越し派遣村」に頼らざるを得ない、手持ちの現金が数百円しかないというようなここに来る切羽詰った方々にはやや申し訳なく思うが、記念日で、しかも今日ひとつ大きな仕事が片付いたことの自分への褒美という名目もあるため、あえて今日に豪勢に食べてみた。まあ味は推して知るべし。
ただ、こんなことは普段からしょっちゅうできるわけがないので、今日だけ特別ということでまた明日以降は節約生活に戻りますな。昼食でハンバーガー2個とか。1000円というとそれこそ普段の昼食3回分という大金で、最近マックによく行くのにそれでもクォーターパウンダーにはなかなか手が出せないでいる。どうしたものか。

昨年末の“派遣切り”は僕にも思い当たるふしはあるため、今後もその動向は気になる。最近はマックも24時間営業の店舗が増えて、“マック難民”が特に今の寒い時期に長時間避難する傾向があるが、深夜に清掃作業という名目で無下に追い出されたりすることもままあり(だったら始めから24時間営業なんて謳うなよ、というぼやきも聞こえてきそうだ)、失業者や野宿者にはますます厳しい状況に陥っているのはわかる。
今の時代、そんななかから景気回復と雇用促進への活路を見出せるのだろうか。うーむ、生活保護のあれこれも含めてこの食後はまたいろいろ考えてしまった。僕も昨年の収入総額を先日計算したら、間違いなく生活保護適用レベルの、勤務時間を調整しながら働くパートのおばちゃんとほぼ同じかそれ以下の金額だったしなあ。


なお、年始に僕宛てに届いた年賀状は5日夜までで計12枚となり、例年よりも多かった。それを受けて細々と返信してはいる。まだ届いていない方はしばしお待ちを。

今年もどちらかと言うと日常重視で

2009-01-01 23:00:19 | 普段の生活(日常)

謹賀新年。

新年早々、眠い。
というのも、ミニコミ誌『野宿野郎』の、昨夜から今朝にかけての年越しを東京都・多摩川の河川敷で焚き火しながら野宿しながら迎える、という催しに参加していたから。
今朝の初日の出も7時頃に多摩川越しに拝めて、昨夜は年越しそば、今朝の元旦は餠(お汁粉)も食べることができて、昨年と一昨年に比べるといくらか正月らしい過ごし方となった。後日、野宿野郎ウェブログでその報告があるだろう。
今朝の初日の出が出るまでは天気は夜半には流れ星が見られるくらいにスッキリ快晴だったのは助かるが、朝方は放射冷却がきつくて結構寒くて、結局はその寒さで目が覚めて1時間強しか寝ていなかったりする。

それから、その後の帰路途中の正午すぎに地元の小さな神社に参拝に行ってきた。
ここ数年の初詣は埼玉県・東京都内で毎年場所を変えて参拝に行っていて(大宮氷川神社とか明治神宮とか高幡不動尊とか)、地元のここは数年ぶり。また、普段はケチッてめったに引かないおみくじを100円出費して引いてみた。すると、なんと大吉が出た。大吉は初めてだな。
新年早々嬉しいのでその文面をここで引用すると、以下。

このみくじにあう人は
幸せが身に備って
仕事は順調に行き
才能は充分に顕われ
世にも認められ
願いは達せられる
心おごらず
謙虚に世に
処することが
肝要である

なんか良いことばかりずらずら書かれていて、こういった褒め言葉? を受けるのは慣れていない身としては気恥ずかしいのだが、まあ話半分程度に受け止めておく。なかでも「謙虚」という言葉は本ブログに何か書くさいに今年も肝に銘じておかないとね。
でも、ホントに仕事は順調に行くのだろうか? と最近の世相を見て業種を問わず雇用に関する厳しさを鑑みると、うーむと考えてしまう。僕も相変わらず数か月先の仕事の状況が自分でもまったく見えないくらいだからなあ。

それで今年の目標のようなものは、本ブログの内容に反して昨年に続いて非日常(旅)よりも日常(普段の生活)のほうに力を入れる、ということは変化なし。その割合は3:7くらいか。今年は特に働かざる者遊ぶべからず、と気を引き締める。
また、非日常のほうも今年はあまり遠出はせずに、とにかく日常のほうの、自分がより成長していけるであろうことをより突き詰めていくことにする。とはいえ、今年は野遊びでは特に登山とマラソンに力を入れていくつもりだけど。野宿や自転車やスキーなどの冬遊びは縮小するかも。早く左膝を治さないと。

では、今年もよろしくです。


※2009年1月3日の追記
上に写真を追加した。これは焚き火中に2009年1月1日の0時0分を迎えた年越しの瞬間の1枚。ピンボケになってしまったのはわざとではなく、最近酷使しすぎて機能が低下しつつあるデジカメの性能の問題。夜間の撮影には弱いんだよなあ。
今年はこの瞬間を男女9名で迎えたのであった。しかもこのうち女性が4名いて、女性でも野宿する人が確実に増えているなと実感した。今年もまた『野宿野郎』の御大? の影響で増えるのかしら。