

開放花が実を結んだ状態。

タネが飛び散った跡の実。


中にタネが詰まっているだろう閉鎖花。
タチツボスミレは2つの方法で子孫を残すという。
一つは開放花を咲かせる。
もう一つは閉鎖花を作る。
小さな園芸館様によると
春に咲く開放花が実を結びタネを作るためには、虫の手助けが必要で、100%成功するとは限らない。
しかし閉鎖花は閉じた花の中で自ら受粉するので、確実にタネを残すことが出来る。
しかも虫の為に美しく開く花を用意する必要がないので低コストで済む。
(2つの方法で)より多くの、そして確実なタネを残すシステムになっている。
実は細長く、熟すと上を向いて3つに裂けて広がり水平になる。
3つのそれぞれの棒状の中には5個~6個のタネが乗っていて、時間がたち乾燥すると棒が縮んでタネが弾き飛ばされる仕組みになっている。
3つのそれぞれの棒状の中には5個~6個のタネが乗っていて、時間がたち乾燥すると棒が縮んでタネが弾き飛ばされる仕組みになっている。
タネには、アリの好む成分(エライオソーム)をオマケの様に付属されていて、アリが見つけると、巣に運んで行く。
巣の中でオマケをかじり取ると、タネは巣の周囲に捨てられる。
巣の周囲はアリにより巣穴から運ばれた柔らかい土などもあり、発芽には最適な状態である事が多いという。
巣の周囲はアリにより巣穴から運ばれた柔らかい土などもあり、発芽には最適な状態である事が多いという。
3月22日に撮った同じ場所のタチツボスミレ。
来春もたくさん咲くことだろう。

130428 晴れ