昨日(3/8)の「ディズニー漫談」で、3月公開のディズニー・ピクサー作品を紹介した。その作品数の多さに驚いたが、ディズニー・ピクサー作品は、春休みが始まる3月に必ずと言ってもいいほど公開されていた。昨日、作品一覧を載せたが、考察をしやすくするため、もう一度載せておこう。また今回の一覧では、日本の興行収入も追加記載した。
調査対象作品は、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオとピクサー・アニメーション・スタジオで製作された長編アニメーション映画のみとする(ディズニー作品は(デ)、ピクサー作品は(ピ)と表記する)。また期間は、ピクサー作品が初めて日本公開された1996年(この年は『トイ・ストーリー』)から2022年までの3月に日本公開されたものとする。
・『トイ・ストーリー(ピ)』(1995)
調査対象作品は、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオとピクサー・アニメーション・スタジオで製作された長編アニメーション映画のみとする(ディズニー作品は(デ)、ピクサー作品は(ピ)と表記する)。また期間は、ピクサー作品が初めて日本公開された1996年(この年は『トイ・ストーリー』)から2022年までの3月に日本公開されたものとする。
・『トイ・ストーリー(ピ)』(1995)
→1996年3月23日(土)公開、興行収入:15億円(推定)
・『バグズ・ライフ(ピ)』(1998)
・『バグズ・ライフ(ピ)』(1998)
→1999年3月13日(土)公開、興行収入:19.6億円(推定)
・『トイ・ストーリー2(ピ)』(1999)
・『トイ・ストーリー2(ピ)』(1999)
→2000年3月11日(土)公開、興行収入:34.5億円(推定)
・『モンスターズ・インク(ピ)』(2001)
・『モンスターズ・インク(ピ)』(2001)
→2002年3月2日(土)公開、興行収入:93.7億円(推定)
・『リロ・アンド・スティッチ(デ)』(2002)
・『リロ・アンド・スティッチ(デ)』(2002)
→2003年3月8日(土)公開、興行収入:29.1億円(推定)
・『ブラザー・ベア(デ)』(2003)
・『ブラザー・ベア(デ)』(2003)
→2004年3月13日(土)公開、興行収入:16.0億円(推定)
・『プリンセスと魔法のキス(デ)』(2009)
・『プリンセスと魔法のキス(デ)』(2009)
→2010年3月6日(金)公開、興行収入:不明(データなし。1億円を下回る可能性あり)
・『塔の上のラプンツェル(デ)』(2010)
・『塔の上のラプンツェル(デ)』(2010)
→2011年3月12日(土)公開、興行収入:25.6億円(推定)
・『シュガー・ラッシュ(デ)』(2012)
・『シュガー・ラッシュ(デ)』(2012)
→2013年3月23日(土)公開、興行収入:30.0億円(推定)
・『アナと雪の女王(デ)』(2013)
・『アナと雪の女王(デ)』(2013)
→2014年3月14日(金)公開、興行収入:254.8億円(推定)
・『アーロと少年(ピ)』(2015)
・『アーロと少年(ピ)』(2015)
→2016年3月12日(金)公開、興行収入:17.0億円(推定)
・『モアナと伝説の海(デ)』(2016)
・『モアナと伝説の海(デ)』(2016)
→2017年3月10日(金)公開、興行収入:51.6億円(推定)
・『リメンバー・ミー(ピ)』(2017)
・『リメンバー・ミー(ピ)』(2017)
→2018年3月16日(金)公開、興行収入:50.0億円(推定)
・『ラーヤと龍の王国(デ)』(2021)
・『ラーヤと龍の王国(デ)』(2021)
→2021年3月5日(金)公開、興行収入:2.6億円(推定)
この結果からいくつかのことが分かったが、その中で特に気になったものを3つ取り上げる。
1つ目は、3月日本公開のディズニー作品が『リロ・アンド・スティッチ』まで無いことだ。これは1983年公開の『きつねと猟犬』以来のことだ。『リロ・アンド・スティッチ』公開時、自分は小学生だったが、新学期が始まると女子生徒の多くがやたらと、スティッチのグッズをランドセルに付けていたり、スティッチのペンなどを持っていたことを思い出した。懐かしいな。
2つ目は、ディズニーは6年間、ピクサーは14年間、3月に日本で公開されていないのだ。この間の両社の作品の日本公開は、7月または12月が多かった。たしかにこの時期、小・中学生だった自分は、夏休みまたは冬休みにディズニー・ピクサーの最新作を観ていた気がする。またこの時期、春先は『シュレック』(2001)などのドリームワークス作品を観ていたが、ドリームワークスとディズニーの関係については、後日詳しく書く。
3つ目は、2010年以降は毎年のように3月に日本で公開されていることだ。公開されなかった年もあるが(2012年、2015年、2019年、20202年)、ディズニー・ピクサー作品は定期的に、春休みの時期に合わせて公開をしている。そのため、興行収入も国内大ヒットの目安となる10億円を越える作品が多くある(『ラーヤと龍の王国』は新型コロナの影響を受け、上映館数が少なかったから2.6億円は分かるが、『プリンセスと魔法のキス』のデータ不明って・・・)。
ディズニー・ピクサー作品の最新作の公開は、お花見や卒業式などの日本の春の風物詩の1つかもしれない。しかし、まだ春の風物詩にはなりきれていないのだ。毎年3月に公開されていないことはもちろんだが、日本の春の風物詩と言えば『ドラえもん』の長編作品が公開されることなのだ。春においてディズニー・ピクサー作品は、『ドラえもん』シリーズより色んな意味で弱いのだ。
そこで明日は、ディズニー・ピクサー作品と『ドラえもん』シリーズとの春の戦いを取り上げてみる。
この結果からいくつかのことが分かったが、その中で特に気になったものを3つ取り上げる。
1つ目は、3月日本公開のディズニー作品が『リロ・アンド・スティッチ』まで無いことだ。これは1983年公開の『きつねと猟犬』以来のことだ。『リロ・アンド・スティッチ』公開時、自分は小学生だったが、新学期が始まると女子生徒の多くがやたらと、スティッチのグッズをランドセルに付けていたり、スティッチのペンなどを持っていたことを思い出した。懐かしいな。
2つ目は、ディズニーは6年間、ピクサーは14年間、3月に日本で公開されていないのだ。この間の両社の作品の日本公開は、7月または12月が多かった。たしかにこの時期、小・中学生だった自分は、夏休みまたは冬休みにディズニー・ピクサーの最新作を観ていた気がする。またこの時期、春先は『シュレック』(2001)などのドリームワークス作品を観ていたが、ドリームワークスとディズニーの関係については、後日詳しく書く。
3つ目は、2010年以降は毎年のように3月に日本で公開されていることだ。公開されなかった年もあるが(2012年、2015年、2019年、20202年)、ディズニー・ピクサー作品は定期的に、春休みの時期に合わせて公開をしている。そのため、興行収入も国内大ヒットの目安となる10億円を越える作品が多くある(『ラーヤと龍の王国』は新型コロナの影響を受け、上映館数が少なかったから2.6億円は分かるが、『プリンセスと魔法のキス』のデータ不明って・・・)。
ディズニー・ピクサー作品の最新作の公開は、お花見や卒業式などの日本の春の風物詩の1つかもしれない。しかし、まだ春の風物詩にはなりきれていないのだ。毎年3月に公開されていないことはもちろんだが、日本の春の風物詩と言えば『ドラえもん』の長編作品が公開されることなのだ。春においてディズニー・ピクサー作品は、『ドラえもん』シリーズより色んな意味で弱いのだ。
そこで明日は、ディズニー・ピクサー作品と『ドラえもん』シリーズとの春の戦いを取り上げてみる。
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