一人ディズニー見聞録

ディズニーを切り口に世の中の出来事を紹介しています。ディズニーソングのコンサートレポートも書いています。

初めてのハロウィーン時の一人ディズニー

2022-09-28 07:51:00 | 一人ディズニー
9月末にもかかわらず、30度近くまである東京ディズニーシー。それでも、ハロウィーンのイベントは盛り上がっていた。

びっしりと陳列された新キャラクターのリーナ・ベルのグッズ。少数ながらもガチな仮装するゲストたち。

初めてのハロウィーンの一人ディズニーは後日掲載。

ディズニーパークでノンストレスで過ごすには?

2022-09-27 07:35:00 | メンタル
「パークにはストレス要因が潜んでいる」。そう思ったのは、9月上旬にランドへ行った時だ。

来園日は30度越えの猛暑日。さらに、平日に加えてハロウィンのイベント前なのに、多くのゲストが来園していた。暑さと混雑のためか、園内では苛立って喧嘩しているグループを何組か見かけた。

暑さと混雑。この2つは、人間のストレスの要因となるものだ。ストレスの要因は、「物理的ストレッサー」(気温、混雑、騒音など)、「化学的ストレッサー」(公害物質や薬物、一酸化炭素など)「心理・社会的ストレッサー」(人間関係など)の3つが挙げられる。

夏から秋にかけてのディズニーパークには、これらがセットで存在する。そのため、楽しい夢と魔法の王国は、「物理的ストレッサー」だらけのテーマパークへと変わり、家族やカップルなどの距離感の近い関係の人々は、パークでケンカをしているのを良く見る。

また、そんなに仲の良くない者同士が集まったグループでは、ストレスのあまり会話が減り、「もう二度とこの人たちとはディズニーに行きたくない」、「そもそもディズニーに行きたくない」と思う人も出てくるだろう。

ストレス要因が潜むパークで、どのようにしたらそれらを受けずに過ごすことができるのか?その答えは、予定の詰め込みをしない、適度に休息することだ。

パークには、楽しいアトラクション、感動的なショーやパレード、元気が貰えるキャラクターグリーティングなど、楽しくなる要素が満載だ。しかし、これらを全て1日で制覇しようとなると、スケジュールを詰め込み、分単位で動くことが求められる。タイトなスケジュールになると、急ぎながら行動するため、交感神経が高まり、イライラしやすくなる。

言い換えると、予定を詰め込まずにゆったりと過ごせば、イライラせずに楽しいパーク体験ができるのだ。イライラしながら無理矢理予定をこなすのか、時間と心に余裕を持ちながら過ごすのかは人それぞれだが、後者のほうが充実感があり、また行きたいと思えるだろう。

暑さと混雑は、かなり体力を消耗し、疲れさせる。疲れると交感神経が優位になり、やはりイライラしてしまう。それを抑えるには、適度な休息が大事になる。パークの屋内レストランは、飲み物一杯でも買えば座れるため、コーヒーや紅茶、あるいは冷たい炭酸飲料などを飲んで、ゆっくりと過ごすのがオススメだ。

休むと、体力が回復して疲れが取れる。そうなれば、自然とイライラしなくなり、楽しい気持ちでパークを過ごすことができるだろう。

スケジュールの詰め込みすぎずに、ゆったりとパーク内を過ごす。これらを実践して、ストレスフリーでパークを過ごしてみては、いかかだろうか。

東京ディズニーランドのオススメパレード観賞エリア

2022-09-24 08:08:00 | 一人ディズニー
9月15日(木)から東京ディズニーリゾートで、ハロウィンのイベントが開催された。3年ぶりに大規模に行われるため、東京ディズニーランドでは1日2回異なるハロウィンのパレードが行われる。

1回目は、午前11時30分からの「スプーキー"Boo!"パレード」。ハロウィンにちなんだ衣装を身にまとったミッキーとその仲間たちが、ハロウィンの装飾が施されたフロートに乗って園内を回り、ゲストを楽しませてくれる。

2回目は、午後5時30分からの
「「ザ・ヴィランズ・ロッキン・ハロウィーン」。ディズニーヴィランズ(悪役)たちが、昼のパレードと同じフロートに乗って園内を回り、ヴィランズ流のおもてなしでゲストを盛り上げてくれる。

またハロウィンのイベント中だが、ランドでは通常時のパレード「ドリーミング・アップ!」が午後2時30分から、夜のパレード「東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ」が午後7時30分から行われる。

ゲスト並びにDヲタにとっては、2種類のハロウィンパレードで十分満足できるが、さらに2つのパレードも行ってくれるのだから、この上なく幸せなことだ。約2~3時間おきにパレードが行われるため、来園したらパレードの場所取りと観賞で一日が過ぎるのかもしれない(それはそれで新しい楽しみ方だ)。

一日中パレードを観るとなったら、大事になってくるのが場所取りだ。ランドのパレードルートは、「ホーンテッドマンション」付近を出発し、ウエスタンランド、シンデレラ城周辺、そしてトゥーンタウンに向かう形となる(詳しくは、東京ディズニーランド公式サイトへ)

観る場所は、その人の好みやスケジュールの都合にもよるが、個人的にオススメなのが「ホーンテッドマンション」の入り口近くだ。


〈赤丸の箇所〉


この場所は、昼間は日向のため、多くのゲストがパレード観賞場所として避けている。場所取りするゲストがほぼいないため、そこでは一番前でパレードが観られるのだ。一番前で観ると、フロートに乗ったキャラクターが自分にだけ手を振ったり、何かしらのアクションを示してくれるため、この上なく幸せな気分になれる。

また、パレードのフロートが一番最初に出てくるため、終わるのも一番早く終わる。それに伴い、次の行動がパレードを観終えていない人たちより早くできたり、まだフロートが来ていない場所に行って、もう一度パレードを観ることもできるのだ。

そしてここは、午後になると強い西日が降り注いでくるため、西日に当たったキャラクターたちを観ることができる貴重な場所なのだ。西日の当たるキャラクターたちは、通常時と異なりとてつもなくエモくて映える姿になるのだ。そういった貴重な姿が観れるのも、陽の遮るものが無い場所だからだ。


〈西日に映えるメリーポピンズ〉

強い日射しを少し我慢すれば、多大な幸せの一時を過ごせる「ホーンテッドマンション」の入り口付近。是非一度、そこでパレードを観てみてはいかがだろうか。

疲労を吹き飛ばすキャラクター・グリーティング

2022-09-19 07:49:00 | 一人ディズニー
9月上旬、2ヶ月ぶりに一人ディズニーで東京ディズニーランドに行ってきた。

この日は9月で一番チケット料金が安い日であったため、平日にも関わらず多くの人が来園していた(パークの混雑情報を載せているサイトでは、「かなり空いてる」と書かれていた)。平日での混雑によるストレスに加え、30度を越える暑さが体力の無い自分の体に鞭を打ち付けていた。

一人ディズニーはまだ4回目だが、この時が一番体に応えた。インパ(インパークの略。入園するという意味)前から寝不足による疲れで体のキレが悪く、激しく動くアトラクションに乗れる体調ではなかった(熱や息苦しさはなかった)。体調不良に伴い、30分以上立って待つのは難しいとも思い、この日は30分以上待つ激しいアトラクションには乗らず、キャラクター・グリーティング(並んでキャラクターと写真が撮れる施設)を中心に過ごそうと思った。

朝から「ミニーのスタイルスタジオ」、「ミッキーの家とミートミッキー」、「ウッドチャック・グリーティングトレイル」(ドナルドかデイジーのどちらかと写真が撮れる)と回ったため、早い時間で幸せになっていた。

ところが、不思議なものでミッキーやミニーたちと一緒に写真を撮ると、もう一度彼らと写真を撮りたくなるのだ。ミッキーたちには、また会いたくなるような魅力があるのだが、なぜなのかはまだ分からない。この謎はこれからの一人ディズニーで解明していきたい。

昼食後、この日2度目の「ウッドチャック~」に行った。待ち時間が30分のためすぐに並んだが、突然午前中の疲れが体に出てきた。立っているのも辛くなったため、手すりや壁に寄りかかり、目をつぶって目からの情報や刺激を遮った。ランドで並ぶのがしんどく感じたのは、初めてだった。

しかし、この日2回目のデイジーに会った瞬間、今までのしんどさが吹き飛び、満面の笑みでデイジーと写真を撮ることができた。撮り終えた後も元気な状態が続いており、キャラグリ(キャラクター・グリーティングの略)は疲れを吹き飛ばす魔法があるのだ。この効果は、この日最期に行った「~ミートミッキー」でも感じられた。


〈写真を撮る直前までは、立っているだけでもしんどかった〉

午後8時過ぎ。既に残りの体力が20%を切っていたが、この日2回目のミニーとミッキーに会いに行こうと思い、それぞれのキャラグリに行った。ミニーは大丈夫だったが、35分待ちの「ミートミッキー」に並んだときは、「ウッドチャック~」と同じように疲れが体に表れて、立っているのがしんどかった。

壁に寄りかかり、眉間にシワを寄せて、「途中で退出しよう」と思いながら並んでいたが、気がつくとミッキーに会える順番となっていた。この日2回目だったが、会った瞬間、今までのしんどさが吹き飛び満面の笑顔で一緒に写真を撮れた。

キャラグリは、並ぶ前や並んでいる時に出てくる疲労やストレスをキャラクターたちが吹き飛ばす魔法を味わえるアトラクションだ。パークに行った際は、是非行ってみてほしい。


ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2022 第2部

2022-09-13 07:41:00 | コンサート
9/10(土)、「ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2022」のプルミエ公演(ツアー初日の公演)が、J:COMホール八王子で行われた。昨日は第1部を紹介し、本日は第2部を紹介する。

第2部が定刻通りに始まり、ナビゲーターのささきフランチェスコさんと指揮者のリチャード・カーシーさんのトークセッションが行われた。フランチェスコさんはリチャードさんに、ディズニー・オン・クラシック(以降オンクラ)への想いや日本で何がしたいかなど、3年ぶりに来日したリチャードさんに様々なことを聞いていた。

その中で最も印象に残ったのは、リチャードさんはこの日の会場地である八王子では、高尾山に登り、名物のとろろそばを食べたいと言った時だ。外国人の口から「とろろそばが食べたい」と思いがけない言葉が出たため、会場は大いに沸いた。この盛り上がりは、リチャードさんと日本人のお客さんの心が通じあって生まれたものだと感じた。

第2部は、大人気映画『塔の上のラプンツェル』から全曲演奏された。この演目は、ラプンツェル、フリン、そしてゴーテルを演じた3人のシンガーに触れながら紹介しよう。

まずは、ラプンツェル役のケイリー・ルビナッチオさん。ケイリーさんは衣装、髪型、そして髪の色もラプンツェルと同じ格好をし、さらに好奇心旺盛で元気いっぱいなラプンツェルの性格になっていたため、本物のラプンツェルを間近で見ている感じがした。

特に、ケイリーさんが本物のラプンツェルのように見えたのが、『最高の気分、でも最低な気分』の時だ。初めて塔の外に出たラプンツェルが嬉しい気分になった一方、母ゴーテルの言い付けを破ったことへの懺悔の気持ちを表した同場面で、ケイリーさんは、嬉しさと悲しさの表情を瞬時に変えていた。ラプンツェルの心の葛藤を見事に表せていたのは、ケイリーさんがラプンツェルになりきるのではなく、ラプンツェルとなっていたからだ。とても見応えがあった。

ラプンツェルの相手方となるフリン役には、アルマンド・ロンコーニさん。アルマンドさんは、ラプンツェルに捕まった際にキザな誘惑顔を見せたり、ラプンツェルとの距離の縮め方に戸惑う様子を見せるなど、見た目や性格がフリンそのものになっていた。

顔だけならフリンに似ている人も多いと思うが、彼の仕草や動きになりきれるのは、もしかするとアルマンドさんだけかもしれないと思わせてくれた。

魔女のゴーテル役には、トリシア・タンガイさん。『お母様はあなたの味方』を唄うときのトリシアさんは、ゴーテルと同じようにラプンツェル役のケイリーさんを脅しながら唄っていた。その姿は、作中のゴーテルと全く同じだった。

さらに、強欲な魔女になったトリシアさんは唄い終わると、観客にもっと拍手をするように求め、観客席からはこれでもかというぐらいの拍手が長時間起きていた。自分の唄が終わってもゴーテルになっていたトリシアさんのパフォーマンスは、観ていて面白かった。

第2部ハイライトは、『王国でのダンス』だ。曲に合わせてシンガー全員が登場して踊った後、シンガーたちから観客席の全員が立つようにジェスチャーされた。そして、再び演奏されヴァイオリンとヴィオラ、さらには指揮者のリチャードさんも一緒になって踊った。この時、観客と演者との間に巨大な一体感が生まれ、今日一番の盛り上がりとなった。

『~ラプンツェル』終了後、オンクラ恒例のアンコール曲『星に願いを』が演奏された。今年の春ツアーまでは、コンサートマスターの青木高志さんのヴァイオリンソロから始まるのだが、今ツアーでは指揮者のリチャードさんが弾くピアノソロと合わせて演奏された。

リチャードさんのピアノの上手さに驚くのも束の間、なんとシンガー全員が日本語で『星に願いを』を唄い出したのだ。英語でも良いところを日本語で唄ってくれた彼らの優しさと日本への愛情深さに感激し、涙が勝手に流れていた。

午後7時30分頃、夢と魔法の時間は終わりを迎えた。アンコール終了後、コロナ禍になって中止となっていた金テープが飛ばされ、さらには規制退場が無くなるなど、少しずつ元の日常に戻ってきたことを感じた。

20周年目のオンクラ秋ツアーのプルミエ公演は、今ツアーに感動と元の日常を少しずつ戻す魔法が生まれることを教えてくれる公演となった。

〈第2部セットリスト〉
①『塔の上のラプンツェル』
『プロローグ』、『自由への扉』、『ラプンツェル、髪をおろして!』、『お母様はあなたの味方』、『お尋ね者、フリン』、『ティアラ』、『誕生日の願い事』、『ラプンツェルの取引』、『自由への扉(リプライズ2)』、『最高な気分、でも最低な気分』、『お城の馬』、『誰にでも夢はある』、『秘密の通路』、『魔法の花/二人のキャンプ』、『お母様はあなたの味方(リプライズ)』、『王国でダンス』、『あの灯りが待ち遠しい』、『輝く未来』、『お母様のもとへ』、『真実に気付いたラプンツェル』、『ゴーテルの最期』、『いやしの涙』、『歓びに包まれる王国』
②アンコール『星に願いを』