一人ディズニー見聞録

ディズニーを切り口に世の中の出来事を紹介しています。ディズニーソングのコンサートレポートも書いています。

ディズニー・オン・クラシック2022 12/15公演 第2部

2022-12-24 08:55:00 | コンサート



〈ファイナルコンサートで貰えた来場者プレゼントのクリアファイル〉

12/15(木)、「ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2022」(以降オンクラ)が、東京国際フォーラムで行われた。一昨日は第1部を紹介し、本日は第2部を紹介する。

第2部が定刻通りに始まり、ナビゲーターのささきフランチェスコさんと指揮者のリチャード・カーシーさんのトークセッションが行われた。フランチェスコさんはリチャードさんに、ディズニー・オン・クラシック(以降オンクラ)への想いや日本で何がしたいかなど、3年ぶりに来日したリチャードさんに様々なことを聞いていた。

第2部は、大人気プリンセス映画『塔の上のラプンツェル』から全曲演奏された。この演目の詳しい様子は、9/13にアップした記事に書いており、そちらを読んで確認して頂きたい。今回は、演目中に大きく盛り上がった2つの場面を取り上げよう。

1つ目は、魔女のゴーテル役を演じたトリシア・タンガイさんが『お母様はあなたの味方』を唄う場面だ。トリシアさんは、ステージ上のスクリーンに映し出されるゴーテルと同じようにラプンツェル役のケイリー・ルビナッチオさんを脅しながら唄っていた。その姿は、作中のゴーテルと全く同じく恐ろしくもどこか愛嬌があった。

さらに、強欲な魔女になったトリシアさんは唄い終わると、観客にもっと拍手をするようにジェスチャーした。観客席からは、割れんばかりの拍手が起きるとトリシアさんは一旦止め、再び拍手をするように求めた。この『笑っていいとも!』でのタモリさんのようなやり取りが3回続くと、小声で「O.K.」と言って舞台袖に向かった。トリシアさんとのやり取りに会場からは笑い声が聞こえ、お客様が楽しんでいる様子が伺えた。


2つ目の盛り上がった場面は、『王国でのダンス』の演奏時だ。曲に合わせてシンガー全員が登場し、流れる映像と同じように踊った。演奏後、観客席から拍手が起こると、シンガーたちが観客全員が立つようにジェスチャーされた。

この日は初めてオンクラコンサートに来る人が多かったため、この演出に戸惑う方々が多くいた。しかし、前列が立ち上がると次々と立ち上がり気がつくと全員立っていた。そして再び曲が演奏されると、ヴァイオリンとヴィオラ、さらには指揮者のリチャードさんも一緒になって踊った。この時、観客と演者との間に巨大な一体感が生まれ、今日一番の盛り上がりとなった。

大いに盛り上がった第2部も終えると、オンクラ恒例のアンコール曲『星に願いを』が演奏された。
コンサートマスターの青木高志さんのヴァイオリンソロと指揮者のリチャードさんが弾くピアノソロで始まり、外国人シンガー全員が日本語で合唱した。『星に願いを』に続いて『王国でのダンス』と『歓びに包まれる王国』が演奏されアンコールは終わった。

通常の公演ならアンコールで終わりになるが、この日は秋の全国ツアー東京公演のファイナルコンサートのため、オンクラ恒例の5本締めとシンガー、コンサートマスター、指揮者の挨拶が行われた。

5本締めは、1本指で3拍子を打ち始め、徐々に指の本数を増やしていき最後は5本指(手のひら)で締めるというものだ。初めて行う5本締めだったが、5本目の時は当然ながら大きな手拍子が会場に響いた。大音量の手拍子は、今ツアーを締めるにはふさわしいものだった。

続いてシンガーたちの一言挨拶が行われた。外国人シンガーと指揮者のリチャードさんは、日本語で感謝の想いを述べていたが、その中でもトップバッターのモネ・サーベルさんとアーロン・ヤングさんの挨拶が特に印象的だった。

トップバッターを務めたモネさんは、高いテンションで楽しげに日本語で「おやすみなさい、東京!!」と叫び、会場は爆笑の渦に包まれた。明るいキャラクターのモネさんらしい挨拶だったが、あまりにもインパクトが強かったため、他の人の挨拶がどんなものだったか忘れてしまった。

一方、アーロンさんは感謝の想いを述べた後、この日のルーレットコーナーで歌われなかった『ハイスクール・ミュージカル』の『みんなスター!』のサビを簡単に唄い会場を盛り上げた。個人的に今ツアーで一番好きな曲を一瞬だけ唄ってくれたのは、最高に嬉しかった。

感謝に包まれた挨拶が終わり、2時間30分を越えるファイナルコンサートは幕を下ろした。この日の盛り上がりは、ファイナルにふさわしく観に来た人々を感動させ、「来年もオンクラに行きたい」と
思わせるものになった。


〈第2部セットリスト〉

①『塔の上のラプンツェル』

『プロローグ』、『自由への扉』、『ラプンツェル、髪をおろして!』、『お母様はあなたの味方』、『お尋ね者、フリン』、『ティアラ』、『誕生日の願い事』、『ラプンツェルの取引』、『自由への扉(リプライズ2)』、『最高な気分、でも最低な気分』、『お城の馬』、『誰にでも夢はある』、『秘密の通路』、『魔法の花/二人のキャンプ』、『お母様はあなたの味方(リプライズ)』、『王国でダンス』、『あの灯りが待ち遠しい』、『輝く未来』、『お母様のもとへ』、『真実に気付いたラプンツェル』、『ゴーテルの最期』、『いやしの涙』、『歓びに包まれる王国』

②アンコール『星に願いを』、『王国でダンス』、『歓びに包まれる王国』

ディズニー・オン・クラシック 2022 12/15公演 第1部

2022-12-22 09:32:00 | コンサート




12/15(木)、「ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2022」が東京国際フォーラムで行われた。

この日は、第2部に『塔の上のラプンツェル』から全曲演奏されるA公演の日で、(B公演は『ノートルダムの鐘』。今年のディズニー・オン・クラシック(以降オンクラ)は、第2部が2つの公演に分かれており、加えてこの日は秋の全国ツアー東京公演のファイナルコンサートだった。

『~ラプンツェル』公演、5000人が収用できる国際フォーラム、そして今ツアー最後の東京公演という要素が相まって、平日の夜にも関わらず大勢のお客さんが来場していた。

そのため、開演時刻の午後7時にオーケストラ・ジャパンが音合わせをしている際も場内にお客様が入ってきた。さらに、第1部1曲目の『フェアリー・ガーデン』が演奏し終わった後にも入ってくる様子から、この日は大盛況だということが伺えた。

話をコンサートに戻すと、開演時刻の午後7時、オーケストラ・ジャパンが音合わせを終えた後、ステージに指揮者のリチャード・カーシーさんが笑顔で登場した。

第1部1曲目は、東京ディズニーランド「ディズニー・ファンティリュージョン!」より『フェアリー・ガーデン』が演奏された。1995年~2001年の間にランドの夜のパレードで使用された同曲は、今までのオンクラでは何度も演奏されてきた人気の曲だ。

曲に合わせてステージ上のスクリーンには、過去のコンサート映像が流れていた。声は出せない状況だが、お客さんが感動している様子は場内の雰囲気で察することができた。

1曲目終了後、コンサートのナビゲーターを務めるささきフランチェスコさんとシンガーのみなさんが登場。出演者が全員登場したのは、2、3曲目をルーレットで選ぶ演出を見届けるためだ。

オンクラ開演20周年を祝う今ツアーでは、ディズニーソングのプロデューサーたちが選んだ3曲と、お客様リクエストから選ばれたパークミュージックの4曲をそれぞれルーレットで決めるお楽しみコーナーがある(曲のリストはホームページでチェック)。しかも毎公演行われるため、公演ごとにより異なった曲が演奏されるのだ。

ファイナルコンサート東京公演1日目ということで、気合いが入ったフランチェスコさんがパーク部門の曲を紹介する際に、思わず聞き逃してしまいそうになる早さで紹介した(しかも一切噛んでない)。

今日を含めて4回目の来場となる自分にとっては、紹介される曲にさほど驚かなかったが、この日はパーク部門の曲が紹介される度に会場は盛り上がった。特に最初に紹介された『ワンス・アポン・ア・タイム』の時は一番盛り上がった。

この様子を見て、この日は始めてオンクラに来る人が多いと感じた(自分の隣に座っていた男女のグループも始めてオンクラに来ている感じだった)。既に今ツアーに何度も来ていれば、「今日はこの曲やってほしいな」と心の中で願う人やそういう内容の会話をするお客様が多くなると思うが、そういったものより「えっ!ワンスやるの!?」みたいな驚きが多かった。

コンサートの演出に新鮮なリアクションをする多くのお客様を見ていると、オンクラに新しい仲間が増えた感じがして嬉しかった。

この日のプロデューサー部門は『ライオン・キング2』より『愛の導き』。パーク部門では、東京ディズニーシーの夜のショー「ファンタズミック」の『イマジネーション』となった。

『愛の導き』では、モネ・サーベルさんとアルマンド・ロンコーニさんのデュエットで唄われた。スクリーンにシンバの娘・キアラとスカーの息子・コブが向かい合って互いを思う姿を、ステージ上のモネさんとアルマンドさんも同じように向かい合って唄っていた。映像とシンガーがシンクロして、互いを愛する様子は感動的だった。

続いて、『イマジネーション』をディロン・ヒープさんとケイリー・ルビナッチオさんのデュエットで唄われた。9/10(土)のツアー初日公演で観た以来だったが、スクリーンに映し出される「ファンタズミック」を観ていると、9/10と同じくリアルタイムで生演奏付きのショーを観ている感じになった。

何度もこのブログで書いているが、オンクラはディズニーの映画やパークの世界に実際に行った感覚にさせてくれる没入体験を提供してくれるコンサートだ。それを体現させてくれたのが、この日選ばれた『イマジネーション』だった。


セレブレーション・ルーレットのあとは、お客様アンケートで1位となった各部門の曲が演奏された。まずは、作品部門で1位を取った『リトル・マーメイド』の『パート・オブ・ユア・ワールド』をケイティ・トラビスさんのソロで演奏された。

続いて、パーク部門で1位を獲得した東京ディズニーシー「シンドバッド・ストーリブック・ヴォヤッジ」より『コンパス・オブ・ユア・ハート』をアルマンドさんのソロで演奏された。

そして最後は、歌曲部門で1位を獲得した実写版『アラジン』より『スピーチレス ~心の声』がトリシアさんのソロで演奏された。

聞いた感じは、ツアー初日(9/10)の公演と似ているため気になる方は9月12日(月)にアップしたブログを読んで頂きたい。

この日は初めて観に来るお客様が多かったため、ルーレットコーナーと同じく1曲ごとに驚きや喜びのリアクションが観客席から起こった。中でも「シンドバッド~」の時は、「ああ~!!」という声が多く聞こえた。

お客様リクエスト曲が終わると、第1部最後の『メリーポピンズ』より『メリーポピンズ』組曲が、ケイティさんのソロとシンガー全員で演奏された(感想は9/12の記事をチェック)。

初めて来るお客様が多いことを知れた第1部。そして彼らは第2部になると、もっと驚き感動するのであった。

〈第2部に続く〉

〈第1部セットリスト〉
①東京ディズニーランド「ディズニー・ファンティリュージョン!」より『フェアリー・ガーデン』
②『ライオン・キング2』より『愛の導き』
③東京ディズニーシー「ファンタズミック!」より『イマジネーション』
④『リトル・マーメイド』の『パート・オブ・ユア・ワールド』を
⑤東京ディズニーシー「シンドバッド・ストーリブック・ヴォヤッジ」より『コンパス・オブ・ユア・ハート』
⑥実写版『アラジン』より『スピーチレス ~心の声』
⑦『メリーポピンズ』より『メリーポピンズ』組曲
『チム・チム・チェリー』(楽器演奏)、『お砂糖ひとさじで』、『凧をあげよう』、『チム・チム・チェリー』、『2ペンスを鳩に』、『スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス』

ディズニー・オン・クラシック 2022 12/9公演 第2部

2022-12-15 07:28:00 | コンサート

〈第1部終了後に登場したノートルダム大聖堂の模型〉


12/9(金)、「ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2022」が、みなとみらいホールで行われた。昨日は第1部を紹介し、本日は第2部を紹介する。

第2部が定刻通りに始まり、ナビゲーターのささきフランチェスコさんと指揮者のリチャード・カーシーさんのトークセッションが行われた。フランチェスコさんはリチャードさんに、ディズニー・オン・クラシック(以降オンクラ)への想いや日本で何がしたいかなど、3年ぶりに来日したリチャードさんに様々なことを聞いていた。

その中でリチャードさんは、日本の歴史や文化を知るために、休養日に桜木町駅近くの伊勢山皇太神宮に行き、崎陽軒の「シュウマイ」弁当を食べたいと言った。

リチャードさんから思わぬ言葉が出て、会場は爆笑に包まれた。しかし、フランチェスコさんは冷静に「リチャードさん、シウマイ弁当ですよ」と正しい商品名を言って、会場はさらに沸いた。するとリチャードさんは、「シュウマイ?」と言い、フランチェスコさんは「シウマイです」と、リチャードさんに「シウマイ」という言葉を教えたのだ。そのやり取りを観客は温かく見守り、最終的にはリチャードさんが「シウマイ弁当!」と覚えて盛大な拍手が起きた。もしかすると、この日一番の拍手の音量だったかもしれない。

第2部は、大人気作品『シウマイ弁当』、じゃなくて『ノートルダムの鐘』から演奏された。前回書いた公演レポートでは、『ノートルダム~』で唄うシンガーについて触れたが、今回は音について書きたいと思う。

この日のコンサートは、通常公演時よりオーケストラの人数を増やして演奏する、大編成コンサートの日だった。人数が増えれば、それだけ音も大きくなり厚みが増すようになる。第1部から感じていたが、やはり音が大きくなればそれだけ演奏に引き込まれて、演奏曲の世界観により浸りやすくなると感じた。

『ノートルダム~』はシリアスな場面が多いため、劇中の音楽も暗くて重たい印象がある。そのため、大編成のオーケストラで重厚感あるサウンドを演奏すると、音に厚みが増して、より迫力感ある音となり、その曲の世界観を強く感じられた。

中でも、悪役のフロローがヒロインのエスメラルダへの歪んだ愛を唄った『罪の炎』、主人公のカジモドがノートルダム大聖堂でフロローたちの軍隊と戦う際に流れる『サンクチュアリ』は、暗さと重さが分断に増された曲であるため、大編成のオーケストラで演奏されると、音に圧倒されて観ている側が本当にその場面にいるような感じになった。

一方、暗くて重たくない曲で大編成オーケストラの凄さを感じるものがあった。それは、『僕の願い』だ。主人公・カジモドが外に出たい想いを唄った同曲を大編成で演奏されると、雄大なサウンドがさらに増して、聞いていてこちらも希望感や元気を貰った。

大編成オーケストラのサウンドに圧倒されていると、気がついたら全編終わっていた。それぐらい大迫力のサウンドが、私たち観客を作品の世界に集中させてくれたと思った。このような貴重な経験をさせてくれたオーケストラジャパンには感謝しかない(もちろん、シンガーやリチャードさん、ナビゲーターのフランチェスコさんにも感謝です)。

「この感動をもう一度味わうには、来年の秋ツアーまで待たないといけないのか」、と思うと早く来年の秋になってほしい。しかしこの日の感動は、来年の大編成コンサートの日まで続くに違いない。

〈第2部セットリスト〉

①『ノートルダムの鐘』

『ノートルダムの鐘』、『巣立ちの朝』、『僕の願い』、『エスメラルダ』、『フロローの正義』、『トプシー・ダーヴィー』、『フェスティバルでの出来事』、『屈辱のモンスター』、『大聖堂』、『ゴッド・ヘルプ』、『ベルタワーへようこそ』、『大脱出』、『天使が僕に/罪の炎』、『災い』、『ガイ・ライク・ユー』、『胸の傷/天使が僕に(リプライズ)』、『フロローの罠』、『僕はどうかしてる』、『奇跡の法廷』、『ストップ!/一網打尽』、『サンクチュアリ!』、『フロローの最期』、『輝きの中へ』、『ノートルダムの鐘(リプライズ)』

②アンコール『星に願いを』、『サム・デイ』、『ノートルダムの鐘(リプライズ)』

ディズニー・オン・クラシック 2022 12/9公演 第1部

2022-12-14 08:32:00 | コンサート




12/9(金)、「ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2022」が、みなとみらいホールで行われた。

この日は、第2部に『ノートルダムの鐘』から全曲演奏されるB公演の日で、(A公演は『塔の上のラプンツェル』。今年のディズニー・オン・クラシック(以降オンクラ)は、第2部が2つの公演に分かれており、加えてこの日は通常のコンサート時より演奏者が増えた大編成での演奏日だった。


午後6時30。定刻通りに第1部が始まった。オーケストラ・ジャパン(オーケストラ)の方々が音合わせを終えた後、ステージに指揮者のリチャード・カーシーさんが笑顔で登場した。

第1部1曲目は、東京ディズニーランド「ディズニー・ファンティリュージョン!」より『フェアリー・ガーデン』が演奏された。1995年~2001年の間にランドの夜のパレードで使用された同曲は、今までのオンクラでは何度も演奏されてきた人気の曲だ。

曲に合わせてステージ上のスクリーンには、過去のコンサート映像が流れていた。前回自分が観たとき(11/13)は、2回目ということもあって、前任の指揮者ブラッドケリーさんが勇退した2018年の映像が流れるまで、涙が出てこなかった。

しかし、今回はオンクラが始まった2002年の映像が流れた瞬間から涙が溢れていた。何回も観ているの映像なのに冒頭から感動するということは、それだけ自分がオンクラへの想いが強いということを再確認した。

1曲目終了後、コンサートのナビゲーターを務めるささきフランチェスコさんとシンガーのみなさんが登場。出演者が全員登場したのは、2、3曲目をルーレットで選ぶ演出を見届けるためだ。

オンクラ開演20周年を祝う今ツアーでは、ディズニーソングのプロデューサーたちが選んだ3曲と、お客様リクエストから選ばれたパークミュージックの4曲をそれぞれルーレットで決めるお楽しみコーナーがある(曲のリストはホームページでチェック)。しかも毎公演行われるため、公演ごとにより異なった曲が演奏されるのだ。

大編成コンサート公演最終日ということで、気合いが入ったフランチェスコさんがパーク部門の曲を紹介する際に、思わず聞き逃してしまいそうになる早さで紹介した(しかも一切噛んでない)。アナウンサー並みの早さと正確さを兼ね備えたフランチェスコさんの紹介に、会場は盛り上がっていた

この日のプロデューサー部門は『ティンカー・ベル』より『フライ・トゥ・ユア・ハート』。パーク部門では、東京ディズニーランドで2014年~2017年に開催された夜のショー『ワンス・アポン・ア・タイム』(エディット・バージョン)となった。

『フライ・トゥ・ユア・ハート』では、モネ・サーベルさんとケイティ・トラビスさんが交互に歌い、その後トリシア・タンガイさん、ケイリー・ルビナッチオさんが登場し、最後は女性シンガーたちが全員で歌唱した。彼女たちの歌声は曲の世界観と同じく、優しくて聞き心地が良かった。

また、シンガーたちがペンライトをティンカーベルのイメージカラーである緑色に変えて歌っていた。そのため、お客さんもライトを緑色に変えて彼女たちの歌を聞いていた。この演出は、シンガーと観客の距離感を縮め、会場に一体感を生み出してくれた。

続いて、『ワンス・アポン・ア・タイム』をシンガー全員で披露してくれた。最初はケイリーさんのソロから入り、続いてパトリック・ブレイディさん、アーロン・ヤングさん、ディロン・ヒープさん、アルマンド・ロンコーニさんの男性シンガーが、『くまのプーさん』の『ズオウとヒイタチ』を歌った。再びケイリーさんのソロとなり、最後は全員で歌った。

スクリーンには、実際のショーの映像が流れていた。夜のシンデレラ城にプロジェクションマッピングが映し出されており、リアルタイムでこのショーを観ている感じになった。

オンクラは、ディズニーの映画やパークの世界に実際に行った感覚にさせてくれる没入体験を提供してくれるコンサートだ。それを体現させてくれたのが、この日選ばれた『ワンス・アポン・ア・タイム』だった。


セレブレーション・ルーレットのあとは、お客様アンケートで1位となった各部門の曲が演奏された。まずは、作品部門で1位を取った『リトル・マーメイド』の『パート・オブ・ユア・ワールド』をケイティ・トラビスさんのソロで演奏された。

続いて、パーク部門で1位を獲得した東京ディズニーシー「シンドバッド・ストーリブック・ヴォヤッジ」より『コンパス・オブ・ユア・ハート』をアルマンド・ロンコーニさんソロで演奏された。

そして最後は、歌曲部門で1位を獲得した実写版『アラジン』より『スピーチレス ~心の声』がトリシアさんのソロで演奏された。

聞いた感じはツアー初日(9/10)の公演と似ているため、気になる方は9月12日(月)にアップしたブログを読んで頂きたい。

しかしこの日の演奏は、ツアー初日と大きく異なる部分がある。それは、大編成のオーケストラ演奏ということだ。人数が多ければ、そのぶん音も大きくなるため、演奏されている曲の世界観により入っている感覚になる。中でも『コンパス~』は、シンドバッドと一緒に大海原を大冒険している感じとなり、聞いていて楽しかった。

お客様リクエスト曲が終わると、第1部最後の『メリーポピンズ』より『メリーポピンズ』組曲が、ケイティさんのソロとシンガー全員で演奏された。

大編成のオーケストラの演奏に驚き、そして感動した第1部。しかし、大編成の本当の凄さは、第2部になってから知ることになるとは思いもしなかった。

〈第2部に続く〉

〈第1部セットリスト〉
①東京ディズニーランド「ディズニー・ファンティリュージョン!」より『フェアリー・ガーデン』
②『ティンカー・ベル』より『フライ・トゥ・ユア・ハート』
③東京ディズニーランド キャッスルプロジェクション『ワンス・アポン・ア・タイム』(エディット・バージョン)
④『リトル・マーメイド』の『パート・オブ・ユア・ワールド』を
⑤東京ディズニーシー「シンドバッド・ストーリブック・ヴォヤッジ」より『コンパス・オブ・ユア・ハート』
⑥実写版『アラジン』より『スピーチレス ~心の声』
⑦『メリーポピンズ』より『メリーポピンズ』組曲
『チム・チム・チェリー』(楽器演奏)、『お砂糖ひとさじで』、『凧をあげよう』、『チム・チム・チェリー』、『2ペンスを鳩に』、『スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス』

東京ディズニーリゾートのベジタリアンメニューを食べてみた② リーナベルのデリプレートセット

2022-12-08 08:40:00 | 健康


先週、東京ディズニーシーの「ミゲルズ・エルドラド・キャンティーナ」で「リーナ・ベルのデリプレートセット」を食べた。今年9月にダッフィーの新しいお友達として加わったキツネの女の子、リーナ・ベルをモチーフにした一品は、その可愛さと栄養豊富な食材が使われている人気の料理だ。

今回紹介するメニューは、鶏肉や生ハムが入っているため、肉類一切なしのベジタリアンメニューとは言えない。しかし、料理に使われている食材に野菜が多く、パークでは数少ない体に良い料理のため、「ベジタリアンメニュー」として取り上げようと思った。

まず目に入るのが、リーナ・ベルの顔になっているビーツのホイップバターだ(目、耳、花飾りはチョコレート)。ビーツは、普段の食事ではほとんど食べることが無いため、どんな味かを確かめるべくそのまま食べてみると、味のクセがなく普通のホイップバターを食べている感じだった。そのため、リーナ・ベルをイメージしたマーブル柄のパンに塗っておいしく頂けた。

リーナ・ベルのホイップバターとパンは難なく食べれてたが、問題は残りの料理だった。小さな粒状のものは、キヌアと大麦のサラダだ。そのまま食べてみたが、味がせずイマイチだった。

チキンとさつまいもとクルミのサラダは、キヌアと大麦よりは味がしたが、それでも物足りない印象だった。そして、ケール(緑色の野菜)とロメインレタスもそのまま食べてみたが、やはりイマイチだった。

「どう食べれば良いんだ?」。そう思い、ネットでリーナ・ベルプレートの食べ方を調べることにした。しかし、調べてみても有益な情報が無く、やむを得ずキヌアと大麦のサラダから食べようとした。

その時、料理を提供してくれたキャストの言葉を思い出した。「サラダは混ぜてお召し上がり下さい」。そう、このリーナ・ベルプレートのサラダの食べ方は、全てのサラダを混ぜて食べるのが正解だった。

キャストに言われた方法で食べてみると、単体ではイマイチだったキヌアと大麦は、鶏肉やさつまいも、ケールなどと混ざると味がついておいしくなった。しかも、単体だと食べずらかったのが、混ぜると他の食材と絡まって食べやすくなった。

サラダを食べていると、同じ味に少し飽きが出てきた。そこで登場するのがパルミットと生ハムだ。パルミットは白アスパラに似ているヤシの芽で、柔らかい食感を、している。しかし、味が薄いためそれだけを食べるのは正直キツい。そこでサラダを挟みながら食べると、食べきることができた。そして生ハムは、塩味が効いているためサラダの合間に食べるのが丁度良かった。

リーナ・ベルプレートは可愛い見た目に加えて、栄養豊富な健康的な料理だった。東京ディズニーシーに行ったら、是非一度食べてみてはいかがだろうか。

1800円(単品価格1580円)
・リーナ・ベルプレート
 (生ハム、パルミット、キヌアと大麦のサラダ、
 チキンとさつまいもとクルミのサラダ、
 ケールとロメインレタス、パン、
 ビーツのホイップバター)
・ソフトドリンクのチョイス

プラス400円でソフトドリンクをリーナ・ベルのタピオカティーに変えることができます。
(生ビールはプラス450円)