一人ディズニー見聞録

ディズニーを切り口に世の中の出来事を紹介しています。ディズニーソングのコンサートレポートも書いています。

フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート 2022 セットリスト

2022-04-28 19:26:00 | コンサート
4月24日(日) フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート 2022 昼公演


<出演者>
加藤和樹、木下晴香、木村昴、斎藤瑠希、佐藤隆紀、清水美依紗、平野綾、山寺宏一


<MC>
中川翔子、パパイヤ鈴木




<曲目>
<第1部>
1.『Go the Distance』(『ヘラクレス』) 加藤和樹

2.『スピーチレス~心の声』(実写版『アラジン』) 木下晴香

3.『僕の願い』(『ノートルダムの鐘』) 佐藤隆紀

4.『パート・オブ・ユア・ワールド』(『リトル・マーメイド』) 中川翔子

5.『リフレクション』(『ムーラン』) 平野綾


MCトーク①


6.『フレンド・ライク・ミー』(『アラジン』) 山寺宏一

7.『君はともだち』(『トイ・ストーリー』) 木村昴

8.『ふしぎなマドリガル家』(『ミラベルと魔法だらけの家』) 斎藤瑠希

9.『Starting Now ~新しい私へ』(「Ultimate Princess Celebration」) 清水美依紗


MCトーク②


Ultimate Princess Celebrationメドレー
10.『どこまでも ~How Far I'll Go~』(『モアナと伝説の海』) 斎藤瑠希

11.『輝く未来』(『塔の上のラプンツェル』) 中川翔子、加藤和樹

12.『カラー・オブ・ザ・ウィンド』(『ポカホンタス』) 清水美依紗

13.『美女と野獣』(『美女と野獣』) 平野綾、佐藤隆紀

14.『レット・イット・ゴー ~ありのままで~』 木下晴香




<第2部>
1.『ライオン・キング』朗読コーナー
シンバ:木村昴、シンバ以外の全キャラクター、ナレーター:山寺宏一
Ⅰ.『サークル・オブ・ライフ』
Ⅱ.『準備をしておけ』 佐藤隆紀
Ⅲ.『ハクナ・マタタ』 斎藤瑠希、パパイヤ鈴木
Ⅳ.『愛を感じて』 木下晴香、加藤和樹


「ディズニー」名曲メドレー
2.『秘密のブルーノ~本当のわたし』(『ミラベルと魔法だらけの家』) 
中川翔子、佐藤隆紀、平野綾、斎藤瑠希~平野綾、斎藤瑠希

3.『ホエン・シー・ラヴド・ミー』(『トイ・ストーリー2』) 清水美依紗、斎藤瑠希

4.『そばにいて』(『魔法にかけられて』) 加藤和樹、佐藤隆紀

5.『トライ・エヴリシング』(『ズートピア』) 中川翔子、平野綾

6.『アロハ・エ・コモ・マイ』(『リロ&スティッチ ザ・シリーズ』) 木下晴香、木村昴

7.『ひとりぼっちの晩餐会』(『美女と野獣』) 加藤和樹、木村昴、パパイヤ鈴木

8.『トゥ・ワールズ』(『ターザン』) 
加藤和樹、木村昴、佐藤隆紀、パパイヤ鈴木、山寺宏一

9.『ゼロ・トゥ・ヒーロー』(『ヘラクレス』) 
木下晴香、斎藤瑠希、清水美依紗、中川翔子、平野綾

10.『みんなスター!』(『ハイスクール・ミュージカル』) 全員


<アンコール>
『小さな世界』 全員


フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート 第2部

2022-04-28 18:55:20 | コンサート
4月24日(日)、東京国際フォーラム ホールAで「フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート 2022」が開催された。昨日は、第1部の6曲目から1部最後の曲までを紹介。今日は、第2部を紹介する。


20分休憩の後、第2部が始まった。MCのパパイヤ鈴木さんと中川翔子さん(しょこたん)が登場し、「フレンズ・オブ・・ディズニー」恒例の朗読コーナーを紹介した。今年は、大人気映画『ライオン・キング』(1994)が行われ、声優の山寺宏一さん(山ちゃん)と木村昴さん(昴くん)が朗読を行った。


昴くんは、主人公の雄ライオン・シンバのパートを務め、一方山ちゃんはシンバ以外の全てのキャラクターとナレーターを務めた。さすが「七色の声」を持つ山ちゃん。還暦を過ぎても、1人で多くのキャラクターの声を務められるのは、山ちゃんただ1人だけだ。山ちゃん、凄すぎる。


朗読の途中では『準備をしておけ』を歌手の佐藤隆紀さん、『ハクナ・マタタ』をパパイヤさんと女優の斎藤瑠希さんが唄った。『ハクナ・マタタ』では、ついにパパイヤさんが歌を披露した(パパイヤさんはプンバァ、斎藤さんはティモンのパートを務めた)。ダンスのイメージが強いパパイヤさんだが、唄うとダンスで培ったリズミカルさが隈なく発揮される。曲中の斎藤さんとの掛け合いの場面は、彼のリズミカルさが最も活かされていた。


朗読パートが終わり、山ちゃんと昴くんがステージを去った後、俳優の加藤和樹さんと木下晴香さんが登場し、『ライオン・キング』の名曲『愛を感じて』をデュエットした。ミュージカル経験者が、ディズニー・デュエットソングを唄うと、その曲にある感動要素がさらに増した。ミュージカルは、歌で自分の感情を伝える演出があるため、男女の愛情表現は歌で表されることが多い。そのため、男女の愛を歌った『愛を感じて』をミュージカル経験者が唄うと、その感動がより強くなると思った。


会場が感動に包まれる中、続いてディズニー名曲メドレーが始まった。『秘密のブルーノ~本当のわたし』の『ミラベルと魔法だらけの家』メドレーで始まり、『ホエン・シー・ラヴド・ミー』(『トイ・ストーリー2』(1999))、『そばにいて』(『魔法にかけられて』(2007))と静かな曲が続いた。


正直言うと、『そばにいて』を知らないこともあり、途中で寝かけそうになったが、続く『ズートピア』(2016)の『トライ・エヴリシング』で眠気が吹き飛んだ。ここから『アロハ・エ・コモ・マイ』(『リロ&スティッチ』シリーズ)、『ひとりぼっちの晩餐会』(『美女と野獣』(1991))とアップテンポの曲が続き、会場は手拍子に包まれて盛り上がった。


盛り上がりが冷めない中、『トゥ・ワールズ』(『ターザン』(1999))で男性ゲストのみで唄われ、続く『ゼロ・トゥ・ヒーロー』(『ヘラクレス』(1997))では女性ゲストのみで唄われた。『ゼロ・トゥ・ヒーロー』は、第2部のハイライトだった。


ソウルな曲を5名の女性ゲストが唄ったが、そのメンバーがすごかった。ミュージカル経験者の木下さんと平野綾さん(声優が本職)、コンサートを精力的に行うしょこたん、『ミラベル~』で主人公・ミラベルと彼女の歌を唄った斎藤さん、そしてニューヨークで歌唱を学んだ注目の若手アーティスト、清水美依紗さん。全員歌うまで、さらに20代の若き歌姫が2人(斎藤さんと清水さん)もいることで『ゼロ・トゥ・ヒーロー』は原曲より、さらにパワフルにそして盛り上がる曲へと変わった。歌が上手くて美人な5人、完璧すぎです。


『ゼロ・トゥ・ヒーロー』で会場が盛り上がる中、男性ゲストも全員登場し、最後の曲『みんなスター!』(『ハイスクール・ミュージカル』)を披露。トリの曲にはふさわしい曲が唄われ、会場はボルテージは最高潮になった。もし、観客が唄うことが許される状況だったら、さらに盛り上がっていたと言ってもいいだろう。


最後の曲が終わった後、ゲストが舞台袖に戻ったが再び登場し、アンコールが始まった。すると、最年長の山ちゃん(61歳)が、MCをパパイヤさんとしょこたんから無理やり変わった。しかし、年齢のせいか疲れた山ちゃんは、昴くんを「きまる すばる」と紹介するハプニングもあった。それでも、長年「おはスタ」のMCを務めた山ちゃんはその場を仕切り、最後は『小さな世界』が全ゲストによって唄われた。


昨今、国内外で厳しい状況となっているなかで、世界の国々が一つになって助け合うことの大切さを歌った曲が最後に唄われて、とても感動した。しかも、ディズニーファンによるコンサートの締めくくりとして。まだ演奏中に発声することはできないが、いつかそれができるようになったらゲストの方々、そして観客の方々と一緒に『小さな世界』を唄いたいものだ。



フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート 第1部 part2

2022-04-27 19:42:33 | コンサート
4月24日(日)、東京国際フォーラム ホールAで「フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート 2022」が開催された。昨日は、第1部の1曲目から5曲目までを紹介。今日は、MCトーク後の6曲目から紹介する。


「続いてはMr.フレンズ・オブ・ディズニー、山寺宏一さんです!!」。MCのしょこたん(中川翔子)がアナウンスすると、『アラジン』(1992)の『フレンド・ライク・ミー』が始まった。舞台袖からランプの精霊、ジーニーと同じ色のスーツを着た山ちゃんが手拍子をしながら登場した。すると、会場のお客さんも山ちゃんに合わせて手拍子を始めた。


この瞬間、初めてアーティストと観客の間に一体感が生まれたように感じた。手拍子は、会場の雰囲気を盛り上げるだけではなく、観客がコンサートを楽しんでいるアーティストの熱量を共有できる魔法なのだ。ステージ上で熱唱し、会場を盛り上げる山ちゃんは、まるでじーにーそのものだった。


会場が盛り上がった後に登場したのが、声優の木村昴さん。『ドラえもん』の2代目ジャイアンでおなじみの昴くんが唄うのは、『トイ・ストーリー』(1995)の『君はともだち』。原曲は、歌手のダイアモンド☆ユカイさんが唄っていてそれもいいんだが、昴くん版の『君はともだち』は、友人を励まして支えてくれる力が強かった。友情に厚いジャイアンの声優が唄う歌を聞いて、思わず感極まって泣いてしまった(ちなみに歌声はジャイアンと違って、めっちゃうまい)。


続いて登場したのは、女優の斎藤瑠希さん。『ミラベルと魔法だらけの家』(2021)で主人公・ミラベルの吹き替えを務めた斎藤さんが唄うのは、同作の『ふしぎなマドリガル家』。劇中ミラベルが着ていた服をイメージした衣装の斎藤さんは、リズミカルなラテン音楽に合わせて手拍子をしながら登場。本日2度目の一体感が生まれ、会場を大いに盛り上がった。


盛り上がる曲が続く中で登場したのは、歌手の清水美依紗さん。彼女が唄うのは『Starting Now ~新しい私へ』。2021年から開催するディズニープリンセスをテーマにした世界的な祭典「アルティメット・プリンセス・セレブレーション」の日本版テーマソングを唄う清水さん。彼女の歌声は力強さと優しさを兼ね備えており、勇気と優しさを兼ね備えたプリンセスを祝う歌には、とてもマッチしていた。


『Starting Now~』の後、2度目のMCトークが行われた。MCのパパイヤ鈴木さんが、「清水さん自身はどのプリンセスに似ているか」と彼女に聞いたところ、アリエルと答えてくれた。その理由は、意志を貫いて目標に向かっていくところが似ている、とのこと。このコメントには納得。アリエルのような性格が、清水さんを一流のアーティストにさせてくれたと思った(ちなみにMCのしょこたんは、自身が声優を務めたラプンツェル、とお約束通りの答えをしてくれた)。


「アルティメット・プリンセス・セレブレーション」のテーマ曲が唄われたことで、続いてはディズニープリンセスに関する曲が5曲行われた。そのうち2曲が、男性アーティストとのデュエットのため、それを取り上げよう。


1曲目は、『塔の上のラプンツェル』(2010)の『輝く未来』。しょこたんと俳優の加藤和樹さんが唄う同曲だが、映画ではこの曲をしょこたんが唄っていないのだ。その理由は分からないが、ここでは主人公・ラプンツェルの吹き替えを務めたしょこたん本人が唄っているため、とても聞きやすかった(加藤さんの歌声も尚よかった)。


2曲目は、『美女と野獣』(1991)の『美女と野獣』。ディズニーの名曲を、声優の平野綾さんと俳優の佐藤隆紀さんの『レ・ミゼラブル』に出演した2人が唄った。ディズニー・デュエットソングを選抜するなら、ダントツ1位と言っても良い『美女と野獣』は、ミュージカル出演者が唄うとさらに良曲へと変わることを平野さんと佐藤さんの声で気づかされた。2人ともすごいです。


『美女と野獣』に続いて、『アナと雪の女王』(2013)の『レット・イット・ゴー ~ありのままで~』を女優の木下晴香さんが唄い、第1部終了。落ち着いた曲や盛り上がる曲、そしてデュエットソングなど数多くの名曲が披露された第1部。感動の魔法に包まれたコンサートは、20分休憩の後、再び行われるのであった。


(第2部へ続く)


フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート 第1部 part1

2022-04-26 18:34:42 | コンサート
ディズニーファンの、ディズニーファンによる、ディズニーファンのためのコンサート。


毎年国内では、ディズニー関連のコンサートが開催されているが、その中でディズニーファンによって行われるのが、「フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート」ただ1つだ。今コンサートの最大の魅力は、ディズニーを愛する俳優に歌手、そして声優の方々が、大好きなディズニーソングをオーケストラの演奏と共に歌うところだ。


4月24日(日)、東京国際フォーラム ホールA で「フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート 2022」が開催された。2015年から開催し、今年で7回目となる「フレンズ・オブ・ディズニー~」は年に1回、昼と夜の2公演のみ行われる貴重なコンサートだ。そのため、雨が降り足元が悪い中でも、多くの人が会場に足を運んでいた。


「フレンズ・オブ・ディズニー~」は、2部構成からなっており、開演時刻の午後2時に第1部が始まった。オーケストラの演奏に合わせ、MCのパパイヤ鈴木さんと「しょこたん」でおなじみの中川翔子さんが登場。そして、今回出演するアーティストが紹介されて壇上に集まり、各自意気込みを語ってくれた。1曲目が始まった。


1曲目は、今回初参加のミュージカル俳優、加藤和樹さんが唄う『ヘラクレス』(1997)より『Go the Distance』。加藤さんは、初参加でトップバッターというプレッシャーをものともせず、名曲を歌い上げた。数多くの舞台で活躍するミュージカル俳優の実力は、初参加のコンサートでも健在だった。


続く2曲目は、同じく初参加のミュージカル女優、木下晴香さんが唄う実写版『アラジン』(2019)より『スピーチレス~心の声』。木下さんは同作で、ヒロインのジャスミン王女の日本語吹き替えを務めており、ジャスミンが唄う『スピーチレス~』も唄っている。自身が演じた役のため、初参加に対する緊張感はなく、むしろ自然体で唄っていた。


3曲目は、初参加の佐藤隆紀さんが唄う『ノートルダムの鐘』(1996)より『僕の願い』。男性ヴォーカル・グループ「LE VELVETS(ル・ヴェルヴェッツ)」として活躍する佐藤さんが唄う『僕の願い』は圧巻だった。佐藤さんの躍動感溢れる声で同じく躍動感のある曲を歌うので、見事としか言いようがなかった。


初参加の3人が唄った後、『リトル・マーメイド』(1989)の『パート・オブ・ユア・ワールド』のイントロが流れ、中川翔子さんが登場。ラプンツェルの吹き替えを務めたしょこたんが、アリエルの歌を唄うことに驚いたが、意外にもはまっていた。今年で37歳になるしょこたん(マジか)の歌声は、10代の女子と似ているため、16歳のアリエルには適していた。すずきまゆみさんの原曲はもちろんいいが、しょこたんの『パート・オブ・ユア・ワールド』は、その曲の世界観が良く伝わってきた。


続いては、声優の平野綾さんが唄う実写版『ムーラン』(2020)の『リフレクション』。声優のイメージが強い平野さんだが、歌手、さらにはミュージカルにも出演しているため、その歌唱力は素晴らしかった。ここまでの5曲は、全体的に落ち着いた感じのものが多く、会場の雰囲気はゆったりとしていた。


しかし、その空気をいっぺんさせたのが、MCトーク後に登場した「Mr.フレンズ・オブ・ディズニー」だった(part2に続く)。


王子様は残念なイケメン?

2022-04-14 17:37:29 | キャラクター
残念なイケメン。


イケメンだがデートの時は1円単位で割り勘にする、実家暮らしで親のすねをかじり続けるといった、顔はカッコいいが性格や行動に難がある男性は、この世で一定数いるものだ。


色々な残念なイケメンを自分で目やテレビなどで見てきたが、群を抜いて残念だったのは、『白雪姫』(1937)に登場する王子様だと思う。


あなたは、『白雪姫』に登場する王子様を覚えているだろうか。自分も先日『白雪姫』を観返すまではすっかり忘れていたが、観返してみると、王子様はかなり残念なイケメンだった。では、どんなところが残念だったのかを、王子が登場する場面を振り返りながら検証する。


物語冒頭、白雪姫が「願いの井戸」の中に向かって歌を唄っているとき、王子様は白雪姫の住むお城の周りの外壁で馬に乗っていた。すると、白雪姫の美しい歌声に反応し、外壁をよじ登り白雪姫を見つけた。恥ずかしがり部屋に逃げる彼女に対し、王子は姫に対する思いを歌にして伝えた。


そして色々あった後、死んだ白雪姫のことを聞いた王子は再び登場。棺に入った姫にキスをして生き返らせた後、二人は結婚して幸せに暮らした、という報告を聞かされて物語は終わった。


登場の時点でかなり残念、いや現代の感覚ならアウトな行為をしている。城なのに警備がユルユルなことも問題だが、王子という某国の王家の子どもが人の家に無断で入るのは、あまりにも常識外れだ。イケメンだから許されると思ったのか、はたまた王子だから何をやってもいいと思っていたのかは謎だが、王子は空き巣犯と同じことをやっているのだ。


また、勝手に人の家に入り込んでは、その家の娘に告白をするという行為もどうかと思う。しかも、慣れた感じの様子も見えたので、モノにしたい女に対しては、この手を使っているのではないかと思ってしまう。そう思うと、王子はかなり女癖の悪いチャラい奴なのかもしれない。


そして、最後のシーンに「我こそはヒーローだ」みたいな感じで登場し、白雪姫にキスして生き返らせて、そのまま結婚。王子は、魔女のばあさんと戦うなど何の苦労も無く欲しいものを手に入れたのだ。白雪姫は、そんなお坊ちゃん体質の男と結婚して幸せになれるのか。面倒くさいことは自分でやらずに、何でも人任せの男のどこがいいのだろうか。


他にも、王子はオネエっぽい顔をしているし、プリンシパルの履くタイツを履いてるなど、見た目もちょっと残念だ。このように『白雪姫』の王子は、現代人の感覚には合わない男なのだ。もし今現在、1937年の『白雪姫』が新作として公開されていたら、王子のキャラ設定が炎上していたかもしれない。


1937年ではイケメンだった『白雪姫』の王子。しかし85年後の2022年では、イケメンだけど「残念な」という言葉が付いたイケメンになっていた。