先日、2週間ぶりに東京ディズニーランドに行って来ました。
先週、今年1月の1週目から続いていた毎週インパ(「イン・パーク」。入園することの略)の記録が止まって以来の来園でした。そのため、2週間ぶりに来たにも関わらず、どこか懐かしい感覚になりました。
コロナ禍により年間パスポートが廃止され、1デイパスポートのみの販売となっているなかで、今年の1月から32週連続でインパしていたことを振り返ると、我ながらとんでもないことをしていたと思いました。
毎週欠かさずに行っていましたが、5月下旬にインパへのモチベーションが無くなり、行くのがめんどくさいと思う時がありました。
その時は、インパする日には楽しい気持ちで行えた早起きがとても辛く感じていました。また、パークにいるときも「あんまり楽しくない」、「いつもやっていることが同じで飽きてきた」、「遊んでばっかりでなにやっているんだ、俺」など、インパする日はネガティブな気持ちに苛まれていました。
また、インパ中に「このままでは、大好きな東京ディズニーリゾートが大嫌いになってしまうのか?」と根拠のない不安に襲われることもありました。楽しくて幸せな気持ちになれる場所で、不安や辛さを感じていた当時の私の精神状態は、あまり良くなかったのだと思いました。
しかし、この状況を変えたいと思った私は、6月上旬にあることをしました。それは、インパ時間を短くすることでした。
6月最初の週にディズニーシーにインパする際、私は午後5時から入園できる「ウィークナイトパス」を使いました。東京ディズニーランド・シーの閉園時間は、現在午後9時のため、午後5時からインパすると滞在可能時間は4時間となります。
一方1デイパスポートだと、午前9時からインパできるため、滞在可能時間は12時間と「ウィークナイトパス」の3倍の時間滞在することができます。
時間だけを見ると1デイの方がとてもお得に感じます。朝から入れることで、多くのアトラクションに乗ることができ、昼に開催されるショーやパレードも観ることができるからです。
しかし、滞在時間が長くなればなるほど疲労は蓄積され、マンネリ感を抱きやすくなります。もちろん、パークの中はそのように感じさせない工夫は随所にありますが、それでも長時間同じ場所にいると飽きが生まれ、感動も薄れやすくなっていきます。
そこで、飽きを無くし感動をより濃くするにはウィークナイトを使い、短時間でパークを楽しむことをオススメします。
人間は、適度に追い詰められた状況では、ノルアドレナリンという脳内物質が分泌されます。ノルアドレナリンは、脳を活性化し、集中力、判断力、記憶力など脳のパフォーマンスを一気に高めてくれます。
つまり、ウィークナイトでインパすると短い滞在可能時間という、ある種の追い詰められた状況になるため、ノルアドレナリンが多く分泌されます。それに伴い、脳は活性化され、効率的にアトラクションを回る方法を考えたり、キャラクターグリーティングにおけるキャラクターたちとのふれあいがより強く記憶に残るなどの良い効果が期待されます。
実際に私もウィークナイトでシーにインパし、グリーティングで推しキャラであるミニーマウス、さらにミッキーやドナルドダックに会うと、毎週インパをし始めた頃に抱いていた楽しくて幸せな気持ちになることができました。
この出来事がきっかけとなり、私の中にあったインパへのモチベーション低下は無くなり、再びインパ熱が高まりました。短時間のインパは、ノルアドレナリンを多く分泌させ、インパ体験の楽しい思い出をより濃くすることに加え、毎週インパへのモチベーションを上げる効果があるかもしれません(個人差はあります)。