一人ディズニー見聞録

ディズニーを切り口に世の中の出来事を紹介しています。ディズニーソングのコンサートレポートも書いています。

追い込まれると人は頑張り、幸せになれる

2023-08-26 10:40:10 | メンタル




先日、2週間ぶりに東京ディズニーランドに行って来ました。

先週、今年1月の1週目から続いていた毎週インパ(「イン・パーク」。入園することの略)の記録が止まって以来の来園でした。そのため、2週間ぶりに来たにも関わらず、どこか懐かしい感覚になりました。

コロナ禍により年間パスポートが廃止され、1デイパスポートのみの販売となっているなかで、今年の1月から32週連続でインパしていたことを振り返ると、我ながらとんでもないことをしていたと思いました。

毎週欠かさずに行っていましたが、5月下旬にインパへのモチベーションが無くなり、行くのがめんどくさいと思う時がありました。

その時は、インパする日には楽しい気持ちで行えた早起きがとても辛く感じていました。また、パークにいるときも「あんまり楽しくない」、「いつもやっていることが同じで飽きてきた」、「遊んでばっかりでなにやっているんだ、俺」など、インパする日はネガティブな気持ちに苛まれていました。

また、インパ中に「このままでは、大好きな東京ディズニーリゾートが大嫌いになってしまうのか?」と根拠のない不安に襲われることもありました。楽しくて幸せな気持ちになれる場所で、不安や辛さを感じていた当時の私の精神状態は、あまり良くなかったのだと思いました。

しかし、この状況を変えたいと思った私は、6月上旬にあることをしました。それは、インパ時間を短くすることでした。

6月最初の週にディズニーシーにインパする際、私は午後5時から入園できる「ウィークナイトパス」を使いました。東京ディズニーランド・シーの閉園時間は、現在午後9時のため、午後5時からインパすると滞在可能時間は4時間となります。

一方1デイパスポートだと、午前9時からインパできるため、滞在可能時間は12時間と「ウィークナイトパス」の3倍の時間滞在することができます。

時間だけを見ると1デイの方がとてもお得に感じます。朝から入れることで、多くのアトラクションに乗ることができ、昼に開催されるショーやパレードも観ることができるからです。

しかし、滞在時間が長くなればなるほど疲労は蓄積され、マンネリ感を抱きやすくなります。もちろん、パークの中はそのように感じさせない工夫は随所にありますが、それでも長時間同じ場所にいると飽きが生まれ、感動も薄れやすくなっていきます。

そこで、飽きを無くし感動をより濃くするにはウィークナイトを使い、短時間でパークを楽しむことをオススメします。

人間は、適度に追い詰められた状況では、ノルアドレナリンという脳内物質が分泌されます。ノルアドレナリンは、脳を活性化し、集中力、判断力、記憶力など脳のパフォーマンスを一気に高めてくれます。

つまり、ウィークナイトでインパすると短い滞在可能時間という、ある種の追い詰められた状況になるため、ノルアドレナリンが多く分泌されます。それに伴い、脳は活性化され、効率的にアトラクションを回る方法を考えたり、キャラクターグリーティングにおけるキャラクターたちとのふれあいがより強く記憶に残るなどの良い効果が期待されます。

実際に私もウィークナイトでシーにインパし、グリーティングで推しキャラであるミニーマウス、さらにミッキーやドナルドダックに会うと、毎週インパをし始めた頃に抱いていた楽しくて幸せな気持ちになることができました。

この出来事がきっかけとなり、私の中にあったインパへのモチベーション低下は無くなり、再びインパ熱が高まりました。短時間のインパは、ノルアドレナリンを多く分泌させ、インパ体験の楽しい思い出をより濃くすることに加え、毎週インパへのモチベーションを上げる効果があるかもしれません(個人差はあります)。


継続力と情熱

2023-08-21 10:00:17 | メンタル




先週、今年の1月の1週目から毎週続いていた自身の東京ディズニーランド・シーのインパ(「イン・パーク」。入園することの略)記録が途切れました。

インパ記録が途切れたのは、私の耳の下にできていた腫瘍を除去する手術とそれに伴う入院をしたためです。先週退院しましたが、体力がなく感染症のリスクがあるなかでインパするのは、避けた方が良いと思いました。

インパ予定が書かれた自分の手帳を読み返すと、今年の1月の第1週から記録が途切れた8月の第2週まで、なんと32週連続で通っていました。コロナ禍によって年パスが廃止され、気軽にパークへ行きにくくなった状況の中で、毎週休まずに1デーパスポートを買いながら行っていた自分の行動に驚いています。

今年はミニーマウスをお祝いするイベント「ミニー・ベスティーズ・バッシュ!」から始まり、4月15日(土)からは東京ディズニーリゾート40周年を祝うイベントが開催。そして7月4日(火)からは、4年ぶりに夏のイベントが復活するなど、毎週行きたくなるイベントばかりが行われています。これなら毎週行くようになってしまいます(笑)。

しかし、毎週行くなかでも、5月下旬頃にインパへのモチベーションが無くなっていた時期もありました。大好きなランドとシーにマンネリや飽きの感情を抱くとは、正直思ってもいませんでした。

その後、モチベーションは回復し(この時のことは、また別で書きます)、再びインパすることが楽しく感じられるようになりました。楽しい気持ちが戻ったことに、ひと安心しています。

インパ記録が途切れて、自分が好きなことを継続して行うのは、意外と大変なことに気がつきました。

毎週インパするには、多くのお金や体力が必要になりますが、それ以上に継続するメンタルとディズニーが大好きという情熱が一番必要だと思いました。この2つがあったから、初めて毎週インパという行動が出来たと思います。

継続力と情熱。この2つを持ちながら、再び今週から毎週インパをしていきます。

インパでストレスフリー③ 行きたいところ以外への移動は避ける

2022-11-27 07:09:00 | メンタル
4620。

これは、『東京ディズニーランド パーフェクトガイドブック 2023』の編集部が独自に調べた、東京ディズニーランド内を一周した際の歩数だ。

20代の成人男性の歩数データになるが、4620歩の距離、消費カロリー、歩数時間は次の通りだ。

・距離:約3.3㎞

・消費カロリー:142cal

・歩数時間:43分

これらの数字は、あくまで20代男性の4620歩のデータであるため、実際にランドで同じ歩数歩くと、距離や時間は大きく変わってくるだろう。

ランドを1周する歩数が4620歩という数字は、普段自分がランド内を歩く歩数の約3分の1だった。言い換えると、自分は普段からランドで12000歩以上を歩いていることになる。すなわち、歩行距離は約9.9㎞以上、消費カロリーは426カロリー以上消費していることになる。

自分が今年行き始めた頃は、1日平均約2万歩も歩いており、多いときは1日3万歩近く歩いている時もあった。1日2万歩という数字は、4620歩の約4.5倍にあたるため、移動距離は約15㎞、消費カロリーは639calとなる。

半日で約15㎞も歩くと、当然身体への疲労は大きくなり、夜になると疲れがどっと押し寄せることが多々あった。その結果、閉園1時間前にミッキーに会いに行った際は、30分待ちにも関わらず立っているのが辛くなり、壁に寄りかかりながら並ぶほど疲れていた(それでもミッキーに会うと、疲れが吹っ飛び笑顔で写真を撮った)。

歩けば歩くほど、体力は減って疲れが貯まっていく。身体が疲れると同時に心も疲れてくる。そうなると、心に余裕が無くなっていき、些細なことが気になり、自分の思い通りに行かないことへイライラするなど、強いストレスがかかっていく。その結果、楽しい時間を過ごせる場所で楽しむことが難しくなり、ストレスを抱えながらパークで過ごすことになると思う。

歩き過ぎの疲れから来るストレスを軽減する対策の一つに、行く前に自分が行きたいと思うエリアを決め、当日はそのエリアから離れたエリアへの移動を控えるという方法がある。

行くエリアを決めずに、当日行き当たりばったりで行動すると、東京ディズニーリゾートの公式アプリで待ち時間を調べ、待ち時間の少ないアトラクションに行こうとし、今いるエリアから遠いエリアへと向かうと予想される。

しかし、歩いていれば知らずに体力が消費され、疲労が溜まり、心も疲れてストレスを感じやすくなる。実際にパークにいると、互いにイライラしてケンカをするグループや、目に見えて疲れているゲストをよく目にする。たまに彼らの会話を聞いていると、多くのことをやろうとして、あっちこっち歩き回っていることが分かった。

言い換えると、パークでやることをある程度決めておけば、行き当たりばったりで行動しなくなるため、歩き疲れを軽減することができる。

実際に自分も、行くところを前日までに決めたことで、当日歩く歩数は約2万歩から12000歩まで激減した。さらに、この1ヶ月はランドにいるときは、歩数が1万歩近くまで減っており、歩き疲れから来るストレスを感じにくくなった。むしろ、あまり疲れていないため、毎回快適に過ごせている。

また、当日パークに行く目的が決まると、「そこから離れたエリアには行かなくてもいっか」という割り切る気持ちが出てくる。割り切ることの大切さは、今後詳しく書いていこうと思うが、割り切りの気持ちは身体と心にゆとりを持たせる効果があると思う。

パークで歩き疲れによるストレスを軽減させるには、パークでやりたいことを決める、それが出来るエリアから遠いエリアへの移動はなるべく避ける、という方法がオススメだ。

インパでストレスフリー② インナーで防寒対策

2022-11-10 08:10:00 | メンタル
11月8日(火)、東京ディズニーランド、ディズニーシーでクリスマスのイベントが始まった。

3年ぶりの本格開催となるため、ランドではクリスマスのパレードや巨大なクリスマスツリーがワールド・バザールに立ち、シーでは1日2回クリスマス限定の水辺のショーが行われる。久しぶりのクリスマスを楽しみにしているディズニーファンは、自分も含めて大勢いるに違いない。

楽しいクリスマスだが、同時に気をつけなければならないことがある。それは防寒対策だ。11月に入って朝夜と日中の寒暖差は大きくなり、昼間はパーカーやニットで過ごしてちょうど良い気温だが、夜になるとジャンパーやコートがないと寒いと感じるようになってきた。

気温は「物理的ストレッサー」と言われる、人間にストレスを与える要素だ。これからの時期は、最低気温が一桁代になり、日中の最高気温も15度前後となる。寒さが強まると、それだけ人間にかかるストレスは増えるため、体調を崩しやすくなる。

また、ストレスで自律神経が乱れるため、ささいなことでイライラしたり、憂鬱な気分になるなど精神面でも不調に陥りやすくなる。

ランドとシーのクリスマスイベントは、全て屋外で行われるため、寒さという「物理的ストレッサー」を強く受けることになる。そうなると、パークにいる際に体調や精神の不調を訴える確率が高まり、楽しみたいと思ってもなかなか楽しめない状況になると思う。それを防ぐには、やはり防寒対策だ。

今回は「衣類」の防寒対策について紹介。暖かい上着に、マフラーやネックウォーマーなどの防寒着も大事だが、暖かいインナーは特に大事だ。コートやジャンパーなどは着ていると暖かいが、日が出ている日中に着ていると、暑くなって脱ぐ確率が高まり、結果的に荷物となってしまう。

しかし、ヒートテックなどのインナーは、暑いときに脱ぐことは難しいが、荷物になることはない。またインナーは、肌と密接しているため、身体の熱を逃がしにくくなる。つまり暖かいインナーを着ていれば、高い保温効果によって体が冷えにくくなるのだ。体温が下がらなければ、体がストレスを感じにくくなるため、快適にパークを過ごすことができるだろう(個人差はあります)。

東京ディズニーリゾートのクリスマスには、暖かいインナー(オススメはヒートテックの「極暖」)を着てノンストレスで過ごしてみてはいかがだろうか。

インパでストレスフリー① 目的を持って行く

2022-10-27 08:16:00 | メンタル
あなたは「東京ディズニーランド」、「東京ディズニーシー」について、どんなイメージを持っていますか?

多くの方は「楽しいアトラクションに乗れる」や「素敵なショーやパレードが観れる」、「ミッキーたちと会って、楽しい時間を過ごせる」などの、ポジティブなことを考えると思います。

一方「待ち時間120分長すぎ」、「家族で行ってケンカした」、「混んでいてやりたいことが出来なかった」などの、ネガティブなことも考えると思います。

どちらも東京ディズニーリゾートに関する事実ですが、ネガティブなイメージのほうが、ポジティブなことより多く思い出されます。私の知り合いであまりパークに行かない方々は、パークに対してネガティブなイメージを抱いていました。

ネガティブなことは、人の心と身体に強くて悪いストレスを与えて健康を害してしまいます。見方を変えると、東京ディズニーリゾートはストレス因子が含む場所ということもできます。

しかし、東京ディズニーリゾートに行っても、ストレスなく充実して過ごせる方法もあります。パークをストレスフリーで過ごすには、行く当日の目的を明確化することです。

人間は、目的が明確化することで、その目的に向かって行動するようになっています。そして、その目的が達成されると、達成感と幸福感を得ることができ、その出来事が「良い記憶」として自分の中にインプットされます。これは、心と身体の健康に繋がっていきます。

話をパークをストレスフリーで過ごす方法に戻すと、パークへ行く前日までに、「これは絶対にやりたい」と思うことを3つ挙げておきます。人によって実現できる数は変わりますが、3つでしたら無理なくこなすことができます。

また、3つの「絶対やりたいこと」は簡単に実現できることにしましょう。例えば、「1日でアトラクションを全制覇する」、「エントリー受付のショーを全て観る」など、確実に実現する可能性が低いため、あまりおすすめできません(挑戦するのは面白いと思いますが・・)。無理がなく、実現しやすい目的を作ることで、ストレスフリーでパークを過ごすことが出来るでしょう。

「絶対にやりたいこと」以外のことは、「出来ればいいな」ぐらいで捉えておきましょう。そう思うことで、仮にやりたかったことが出来なかったとしても「もともと出来なくて当たり前のことだから」と割り切りやすくなります。

もし、「must思考(~しなければいけない思考)」でやりたいことを計画すると、「やりたいことを絶対にやらなければならない」と自分にプレッシャーをかけて、楽しくパークを過ごしにくくなります。また、出来なかった時に「何で出来なかったんだ」と自分を責めたり、他者を責めることに繋がります。「must思考」は、心と身体に悪いストレスを与えるため、そのように考えずにインパ計画を立てましょう(「must」思考の解決法は、後日紹介します。)

実際に私も、インパの目的を3つ決めてから行くようにしています。先日ランドに行った際は、次の3つを「絶対やりたいこと」にしました。

・キャラグリ(キャラクターグリーティング)で、ミッキーたちとハイタッチをしてサインを貰う

・ハロウィーンのパレードを観る

・ハロウィーン限定のスーベニアカップを買う

どれも実現可能なことのため、夕方までには全て実現できました。「絶対にやりたいこと」が出来たため、達成感と充実感を覚えました。



〈ミッキーから初めてサインを貰う〉

また、「それだけが出来れば良い」と思っていたため、たくさん歩き回って色々な所に行かず、そして時間に急かされながら行動もしなくてすみました。そのため、心身の負担は少なく、ストレスフリーでインパすることができました。

目的を持ってインパすることは、パークをストレスフリーで過ごす秘訣かもしれません。