一人ディズニー見聞録

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宝塚歌劇団による『塔の上のラプンツェル』

2022-03-25 17:15:24 | 映画
「しょこたんがラプンツェルだったんだ」。ネット上では、そういった意見が多かった。


本日(3/25)のYahooニュースで、午後9時から日本テレビ系列『金曜ロードショー』で放送される『塔の上のラプンツェル』に関する記事が多く掲載されていた。作品の日本語吹き替えキャストを紹介するものから、原作との比較など、『~ラプンツェル』は日本で初公開されてから11年経った今でも人気があることが分かる。


数多くある記事のレビューで多かったのが、最初に書いたことだ。「しょこたん」ことタレントの中川翔子が、初めてディズニー作品の吹き替えを務めたが、ラプンツェルを違和感なく吹き替えていたため、多くの人は彼女の声が中川だと気付いていなかったはずだ。自分も何回か観ているが、言われなければ中川だと分からないぐらい、彼女の声はラプンツェルに合い過ぎている。


『~ラプンツェル』は中川を始め、実力ある声優陣が吹き替えを務めている(中川も『劇場版ポケモン』シリーズの声優を何度も務めている)。中でも印象的なのが、ラプンツェルの母と偽り彼女の髪の力を独り占めする魔女・ゴーテルを吹き替えた剣幸(つるぎ みゆき)さんだ。


剣さんは、元宝塚歌劇団・月組のトップスターとして活躍し、卒業後は舞台とコンサートを中心に活動している女優だ。意外にも声優は『~ラプンツェル』が初めてだったが、さすがは元・月組のトップスター。長年培ってきた演技力と歌唱力を惜しみなく披露し、魔女のゴーテルを見事に演じていた(あまり知られていないが、元タカラジェンヌでディズニー作品の日本語吹き替えを初めて行ったの剣さんだ)。


そこでふと思った。剣さんがゴーテルを演じきったのなら、『~ラプンツェル』も宝塚歌劇団の舞台で行えるのではないかと。出演するのは、ほとんど人間だけだし(カメレオンと馬はいるが)、作中の人物が唄うシーンもある。しかも男女のラブストーリーもしっかりとあるから、宝塚でディズニーから権利を買って、上演したほうがいいと思う。面白そうだから、観に行きたい。


これは実現可能な企画だ。まず、元タカラジェンヌの剣さんは『~ラプンツェル』に出演(吹き替えで)したため、日本並びにアメリカのディズニー社と繋がりが生まれた。剣さん経由、さらには宝塚歌劇団、元タカラジェンヌたち、そしてファンたちの組織力でディズニー社に舞台化の交渉をすれば、さすがのディズニー社もこの企画を飲むはず。


交渉時の懸念材料はいくつかあるが、その中でも一番気をつけるのは、劇団四季による妨害工作だ。『ライオンキング』を筆頭に『美女と野獣』、『リトル・マーメイド』さらには『アナと雪の女王』等の人気作の舞台化をしてきた劇団四季。多分、ディズニープリンセス作品を網羅しようと考えているはず。そうなると、『~ラプンツェル』は恰好のターゲットだ。


劇団四季でが舞台化するのは、もう面白くない。だっていっぱい上演しているから。それなら女性だけのプロ劇団がディズニー作品を上演したほうが、新しくて面白く、しかも過去に日本のアニメ(『ベルサイユのばら』など)の舞台化もしているから、実績がある。宝塚による『~ラプンツェル』は安心して観れる。


とは言っても、カメレオン(マキシマス)などの動物どうする問題や、莫大な版権料などの関係で実現するのは難しいと思う。でも、だからこそ諦めずに宝塚歌劇団はディズニー社と戦って(交渉)ほしい。宝塚には、それができると俺は信じている。なぜなら、日本で初めてレビューやミュージカルを上演した実績がある。歴史を作った者たちを継承する彼女たちに不可能なことはないだろう。


『塔の上のラプンツェル』が宝塚歌劇団で上演される日は、そう遠くないかもしれない。

<参考記事・ホームページ>
・今夜25日『塔の上のラプンツェル』放送!吹替え声優って?(シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース

・宝塚歌劇団 - Wikipedia

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