一人ディズニー見聞録

ディズニーを切り口に世の中の出来事を紹介しています。ディズニーソングのコンサートレポートも書いています。

耳下腺腫瘍との闘い20. 手術当日

2023-11-03 13:28:16 | 健康




入院2日目。ついに耳下腺腫瘍の手術を行う日を迎えました。

しかし、前日の病棟内の暑さと病室の開いていた扉から入り込む廊下の照明の影響で、2時間程度しか眠れずとても疲れていました。

6時過ぎに起床後、朝の巡回で来た看護師さんが体温、血圧、酸素濃度、睡眠状態のチェックを行いました。これらの体調チェックは、入院中の朝昼夜必ず行われました。

この日の朝ごはんはありませんでした。なぜなら、耳下腺腫瘍の手術では全身麻酔を施すため、胃袋に食べ物を入れてはいけないことになっていたからです。入院2日目の0時から食事が禁止となり、8時からは絶飲食と言われていました。

寝不足による疲れからか、強い空腹感を覚えましたが、残念なことに食事をすることはできませんでした。次に食事が出来るのは、翌日の朝と看護師さんに言われたときは、絶望感しかありませんでした。

絶飲食時間の8時になる2、3分前に看護師さんから200mlの水を飲むように指示されました。この後、水が飲めるようになるのは手術終了から6時間後の21時と言われました。このときも、翌日まで絶食するように言われたときと同じぐらいショックでした。

普段当たり前に出来ていたことに制限がかかると、人間はかなり強いストレスがかかります。というより、私たち人間にとって水を飲むことや食事することは、毎日行う当たり前であることに加え、実は生命活動やストレス発散に大きな貢献をしているとても大事なことだと分かりました。今回の入院は水分補給と食事することの大切さを学べて良かったです。

手術1時間前。看護師さんから手術着に着替えるよう指示を受けました。着替えた後、看護師さんと一緒に手術室へ向かいました。

部屋に到着すると、そこには執刀医から看護師まで約10人ほどの医療スタッフが待っていました。そして、一人の看護師さんから体調チェックを受けた後、手術用のベッドに移動しました。

ベッドで横になると、腕に点滴用の針がさされ麻酔が施されました。そして点滴が入っていくと、急に気分が悪くなり体が重たくなり、気がつくと意識がなくなっていました。

果たして手術は無事に成功したのでしょうか?

耳下腺腫瘍との闘い19. 入院初日の夕食と睡眠

2023-11-02 11:48:34 | 健康

〈初日の夕食〉


入院初日の夜。私は人生初の病院食を食べることになりました。

この日のメニューは、山菜のおこわごはんや鮭の塩焼き、豚汁など一般常食といわれる介護食に比べて特別な制限がない普通の食事が提供されました。





気になる味は、普通に美味しかったです。量は腹七分目ぐらいの量で、人によっては少なく感じると思いますが、私には適量でした。

食後はナースステーション近くにある食べ終わった食器を置くカートに自力で持っていきました。

その後は、ベッドに付いているテレビを観たり、スマホで動画を観るなどして過ごしていました。入院中ということで病院の出に出られないため、とても暇でした。

22時に消灯時間を迎えたため、寝ることにしました。しかし、家とは異なる環境で過ごすことになったため、緊張してなかなか寝付くことができませんでした。気がつくと0時を越えており、2時間以上も寝付くことができませんでした。

寝付けない原因は他にもありました。それは私のベッドの位置です。私のベッドは病室の入り口の隣であったため、換気のためにドアが開いていました。そのため、廊下の暑い空気と照明が眠りの妨げになっており、寝付けませんでした。

また半袖短パンで寝ようとしましたが、それでも暑くて寝汗が止まらず途中で何度も起きてしまいました。

結局、まともに寝られたのは2~3時間だけとなり、ゆっくり休むどころか逆に疲れた状態で手術日を迎えることになりました。正直言うと、この時点でしんどかったですが、その後さらにしんどい出来事が起こるとは思いませんでした。そのことは、後日お話しします。

耳下腺腫瘍との闘い18. 入院初日の入浴

2023-10-27 10:54:07 | 健康




8月上旬。耳たぶの下にできていた耳下腺腫瘍を除去する手術を受けるため、近くの大学病院に入院することになりました。

入院初日の夕方、入院患者が利用できるシャワー室(バスタブ付き)で入浴をしました。シャワー室は多くの患者が利用するため、利用時間は1人20分と決められていました。

普段の私は入浴も含めて30分以上かけて入浴するため、この日は入浴せずに急いでシャワーだけを浴びました。

また耳下腺腫瘍の手術を受けると、首に浸出液を排出するドレーン管を入れます。そのため、管を濡らさないようにするため管を抜くまではシャワーを浴びることができなくなります。

ドレーン管を抜いた後は、首より下はシャワーを浴びることができますが、首より上の頭や顔は洗うことができません。
つまり入院初日の入浴は、身体全身を綺麗にする最後のチャンスだったのです。

この時、手術後からドレーン管を抜くまで身体を洗えないことが、これほどまで辛い状況になるとは想像もできませんでした。このことは後ほど紹介したいと思います。

耳下腺腫瘍との闘い17. 入院当日

2023-10-14 10:58:30 | 健康




8月上旬。ついに入院する日が来ました。

入院当日、父の運転する車で病院まで送迎してもらい、入院受付時間内に来院しました。まず最初に向かったのが「入院当日受付」の窓口です。

ここでは、自身が滞在する病室番号や入院生活の説明、病院に提出する書類の確認などの事務手続きを行いました。また、内服中の薬がある場合は、このときに提出することになっていました。

私は日頃から整腸剤を内服していたため、受付の際に職員の方へ渡しました。提出した薬は、安全性があるかなどを検査した後、当日中に自身の泊まる病室に届けると言われました。

続いて、レンタル用品の受付窓口に向かいました。ここではパジャマ、ガウン、術後衣(手術時に着る浴衣のような服)、タオルなどの入院生活に必要なものを貸し出しています。

レンタル用品は病院によって異なりますが、私が入院したところでは、歯磨きセット(歯ブラシ、歯みがき粉、コップ)、洗面セット(ボディーソープ、リンスインシャンプー)、紙オムツなどが貸し出されていました。

今回私は手術を行うため、術後衣を借りる必要がありました。そのためパジャマ、術後衣、タオルがまとめて借りられるレンタルセットを借りました。1日500円で借りられるため、大変お得でした。

入院の手続きが全て終わると、いよいよ病室に向かいました。病室のナースステーションで、自身の名前と病室番号を伝えた後、看護師に部屋まで案内されました。そして、部屋や館内の説明、病室での1日のタイムスケジュールなど、入院当日受付で受けた説明の詳細を教えてもらいました。

今回私が滞在した部屋は、3人部屋の入り口付近でした。ベッドにはカーテンが付いているため、隣の患者さんとのプライバシーも保つことができていました。

私の部屋(ベッド?)には、小型テレビに冷蔵庫が完備されていました(使う際には、1枚1000円のプリペイドカードを購入する必要がある)。また無料Wi-Fiも接続されているため、ネットで動画を見放題な環境となっていました。

初めての入院に緊張していましたが、自身の滞在する病室が過ごしやすそうな環境であることにホッとしました。そしてその夜、私は人生で初めて病院食をたべることになりました。

耳下腺腫瘍との闘い16. 入院時に持っていきたいオススメアイテム

2023-10-13 11:04:02 | 健康



8月上旬。ついに耳下腺腫瘍の手術を受ける日が来ました。

この手術は入院を伴ったため、術日前日に入院する予定になっていました。入院期間を主治医から聞くと、「耳下腺腫瘍の手術における入院の期間は長くて1週間ぐらい」と言われました。そのため、1週間滞在できるだけの持ち物を持っていくことにしました。

入院は手術内容、年齢、性別などによって異なるため、一概に「これは必ず持っていくように!」と断言することはできません。今回は、耳下腺腫瘍の手術における入院時の私の持ち物を紹介します。

私が入院時に持っていった物は、以下の通りです。

・寝巻き(Tシャツ、短パンジャージ)
・Tシャツ×3枚
・肌着×3枚
・パンツ×3枚
・靴下×3枚
・タオル×3枚
・入院ならびに手術に必要な書類一式
・ファブリーズ
・自分が使っているシャンプー、洗顔、ボディーソープ
・イヤホン
・充電器と充電コード
・衣類洗剤
・紙コップ
・除菌シート
・ティッシュペーパー(ボックス入り)
・本×2冊
・普段飲んでいる薬(整腸剤)
・歯ブラシなどのアメニティアイテム

長期入院を覚悟していたため、無いと困りそうなものを多めに持っていきました。持ち物は個人差があると思いますが、その中でもファブリーズと紙コップを持参することをオススメします。

病院によって異なると思いますが、私の入院した病棟では1週間に1回だけベッドのシーツや枕カバーを交換することになっていました。そのため、交換するまでは汗や臭いがついたベッドで寝ることになるため、とても不快に感じると思いました。

そこで、ファブリーズを持っていくことで、毎日臭いや菌を取り除き、少しでも快適なベッドで過ごせるようになります。暑い夏の時期には必須のアイテムになります。

病室のベッドには冷蔵庫があるため、院内のコンビニで買った飲み物を保存することができます。しかし、口を一度つけたペットボトルを長時間放置すると、雑菌が繁殖しとても不衛生です(冷蔵庫に保管しても菌は増えます)。

そこで、紙コップを使いながら飲むことで、不衛生な飲み物を飲まずに済むことができます。比較的キレイな状態の飲み物を飲むことで、お腹をくだすことを避けられるため、紙コップを持参することをオススメします。

というように、ファブリーズと紙コップは長期に渡る入院生活の心強いお助けアイテムになるかもしれません。