古本で、成毛眞著「本は10冊同時に読め!」(三笠書房)を買いパラパラ読み。
そこに、「私は、3ヵ月に一度ぐらい大型書店に足を運ぶ。ただし、2,3冊を
買うのではなく、『ここの棚の端から端まで全部』という感じで大人買いを
している」(p125)という箇所がありました。
昨日は、高速バスで東京へ。行き帰りで5000円ほどなので
(何でも4月からまた値上げのようです)、わざわざ本屋へと出かける
気持は起らず、用事ついでに、ブラブラ東京散歩を楽しみます。
それにしても、成毛さんの『棚の端から端まで全部』という大人買いは
一読印象深いものでした。古本では、1冊が200円くらいなら新品ぽい本が
手軽に買える。これなら大人買いの楽しみが味わえます。
それに、棚から棚へというのは、本を見て選んではいないだろうから、
ネットで古本を注文するのと、そんなには、変らないかもしれません。
本は読まない癖して、本の題名を見ているのは楽しい。
というのが、最近の私です。届いた古本の背表紙題名を見て、
とりあえず、パラパラと本をひらいてみます。
本の運賃も高くなっておりますが、
都会へ足を運んで、本屋巡りをする運賃に比べれば安いものです。
惜しげもなく、安い本は溜まります。
成毛眞さんの本には、こんな箇所もありました。
「 結論からいえば・・私は紙の本がなくなるとは思っていない。
本は情報伝達のツールを超えた総合芸術である。
出版社がきちんと本をつくっているかぎり、
読書家は少なくなってもいなくなることはない。 」(p132)
はい。拍手。いいなあ。
「 本は情報伝達のツールを超えた総合芸術である。 」
古本はまったくもって、古い本とのめぐりあいです。
その総合芸術に、お目にかかる偶然があるのでした。