丁寧なお葉書をいただいたりして、
返事を書こうと思っていたのですが、
いつものように、そのままになって、
日だけが過ぎておりました。
ぞんざいな、文字のなぐり書きでなら、
ぞんざいな、ため口でなら書けるのに、
なんておもっているうちに日が過ぎる。
この、土曜・日曜日で書いてしまおう。
何とか、はずみがつけば、
ということで、きっかけ
に、この詩を置いてみる。
てがみ 岸田衿子
どうしていますか
こちらは まひるの星が出ています
つかれましたか
もうじき 新しい椅子が届きますよ
いま 南に向いた岬では
さやえんどうの出荷です
午后は 雨です
なに色の傘さして でかけますか
夕かた 林の道の奥で
オーボエがなるのを聞くでしょう