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和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

八十までじゃダメ。

2015-02-01 | 詩歌
天地書房(大阪市中央区難波)へ
久保田万太郎全集全15巻揃を注文。
函・月報揃い。税込み・送料無料。
7000円
それが月末になって届く。

うん。小説や戯曲は読まないのに、
つい、安さの誘惑に負けました(笑)。
一冊だと467円。


言い訳ならなんとでもつけます。
ということで、以下はそれ。

篠田一士著「現代詩大要 三田の詩人たち」
(小沢書店)があります。のちに
「三田の詩人たち」(講談社文芸文庫)となる。

その本のはじまりが
久保田万太郎でした。

「・・そういうことをぬきにしても、
久保田万太郎の小説は読んで面白い。
特に大震災や戦争で壊れちゃった江戸の
感受性のありか、ありようを知りたければ、
久保田万太郎の小説を読むのが一番
てっとり早いと思いますよ。」
(本・文庫共にp14)

その次に、篠田さんは
こう語っておりました。

「では、久保田さんの俳句の話に入ります。
詩学で俳句や短歌の話が出てくるのはおかしい
と思う人がいるかもしれないが、おかしいと
思う方がおかしいんで、詩を考える場合、
まず短歌があり俳句があって、それから
いわゆる近代詩といわれるものが出てくるんです。
この三つを全部合わせて考えなければ、
日本の詩的創造の全貌をつかむことはできない。
・ ・・・・・・
俳人、歌人は長生きです。長生きしなきゃできない。
八十までじゃダメ、土屋文明さんなんか
確か九十代の半ばですよ。・・・」

棒ほど願えば針ほどかなう。
じゃないけれど、
2月は久保田万太郎全集。

以上、全集をひらかなければ、
ただの7000円の言い訳となる。
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