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和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

ふんばつてゐねい。

2013-09-25 | 短文紹介
志村五郎著「記憶の切絵図」(筑摩書房)に
若松賎子訳「小公子」が、ちらり引用されて、
気になっておりました。

うん。古本で注文

ハナ書房(大阪市北区天神橋)
2000円+送料290円=2290円

明治30年印刷で
私が手にしたのは
大正11年(35版発行)のもの。

とりあえず、9月上旬に届いたのですが、
本棚へ置いておきます。
そのうち、読むかもしれない(笑)。

それはそうと、
志村五郎氏の引用箇所を、ここに

「バーネストの『小公子』(1886)の若松賎子訳に
面白い文章があるからそれを引こう。
『おめえも運のまはり合せがわりくなつて気の毒だ。
なんでもしつかりふんばつてゐねい。
人にいいかげんのことされちやいけねい。
よッぽどふんどしい固く〆めてゐねいと
どろぼう根性のものにいいやうにされるぞ。
かういふのもおめえがこつち居るじぶん
恩になつたことを忘れねいからだ。』
これは靴みがきヂックが
少年デドリックに言うせりふである。」(p106)


さてっと、いつか
読んだら、またこのブログに
書きこむことに。
コメント
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