グルメストアフクシマのブログ

男鹿にある大正七年創業の
お肉とお惣菜のお店グルメストアフクシマ
(有)福島肉店スタッフのブログです。

SLおが 47年ぶりに男鹿線をSLが走る①

2019-10-14 14:51:32 | 男鹿

こんにちは、グルメストアフクシマの福島智哉です。

この一週間はいてもたっても大塩平八郎…ではなくて、

ずっとSLの事で、運転する日の出発時間近くになるとソワソワしていたのでした。

伝統芸能の祭典「新・秋田の行事 in 男鹿 2019」の開催にあわせて,

JRさんの方も、今年2019(令和元)年10月12日(土)・13日(日)の2日間,“SLおが”・“DLおが”の運行をする、

という事で発表していたわけですが、チケットの販売開始と同時にほぼ完売とな。

やはり全国からSLファンが集まるわけですよね、我が家も開始時刻を狙って申し込んだのですが、

残念ながら購入できませんでした泣 

さて、今回のSLの運行に合わせ、当時のSLの写真の展示の依頼もJRさんからあり、僕の祖父(お店でいうと

2代目の福島基良)の撮影した昭和30年代の男鹿線、沿線のSLの展示を試運転くらいの期間から

旧男鹿駅でやっておりました~♪

▲試運転 初日 お店をぬけSLの撮影にくる社長 3代目福島基秋 とそれを撮る福島智哉 と

手前にうつるのが、2代目福島基良の撮影した写真

▼長年駅長室に飾られていた写真も。

試運転の初日10月5日、DLが先頭で男鹿に入った事をききつけた社長は、お店が落ち着いてた、という事もありますが、慌てたぐらいにして撮影しにいきました笑

父も祖父に色んな所に連れて行ってもらったり、鉄道関係では様々な特急や新幹線の処女運行の式典に参加したり、車両にのったり、テープカットをしたり、工事中の青函トンネルの視察や完成式の参加、と結構貴重な経験をしているようです。

旧男鹿駅の管理人の(館長さん?)夏井さんがまたすごいです!

どんどんグレードアップする展示の内容にも驚きです。旧男鹿駅舎、旧羽立駅舎、旧脇本駅舎も、今回のDLSLの車両のプラレールも♪

さて、出発の時間になると多くの方が出発の様子を見に旧男鹿駅の駐車場のスペースに集まっておりました。

▲この写真は、10月9日水曜日の試運転の時のもの。

出発時刻の14時45分 いつもは休憩時間にはまだ入れないくらいの時間帯。

なんとかやるものを先倒しで、余裕をつくりお店を出ます!5日の日は、42分にお店を出て、出発する様子は見られずも、いつも男鹿線を撮っている文化会館の方へ!

到着した時はまだ、視界に写らずも、汽笛の音が聞こえてきたところでした!

そうして、撮影したものが、この動画でした▼

 

一番最初の興奮と感動は、言葉では言い表せない、色んなのが一気にきた感じでした!

気が付いたら自然と涙腺崩壊でした。
何故だろう。
かっこ良すぎるのと迫力あったのもあるけど、
かつてここを走っていた記録や写真を熱心に調べていた経緯もあったからでしょうか。
亡くなった祖父が教えてくれた国鉄時代のあれこれ、
両親やお義母さんはじめ地域の方々のSLエピソードも一気に思い出しちゃったりしたのもあって(トンネル入る時の話とか、10両編成ですごかったとか、)
自然と目頭が熱くなってしまったのでした。本当は号泣(笑)
圧巻の迫力と男鹿線として走っている事に本当感動しましたばい!

かつてSLが走っていた頃の撮影ポイントは海でした。
▼上の写真の手前にみえる石は当時のままの堤防。


▼大正時代中期の定番の古地図 上の写真の時代は築港初期のこんな感じだったと思います。

古地図の右端あたりは今の路線の位置と道の感じからみて、丁度消防署と男鹿なびさんのある位置と推測。

 海上を走るSLのようにも見えますが、実際どのような感じだったかも、今回色々つながりまして

別の記事で詳しく書きたいと思います。

 

さて、その翌週も連日ちょこちょこ撮影。
遠くでも聞こえてくる汽笛、遠くでも居場所がわかる黒い煙にワクワク…

▼10月9日の試運転 脇本

 

日に日にギャラリーや写真撮影する方も増え、自然と泣けるのは通り越して、汽笛に拍手をしたり通り過ぎた後、目をぬぐったり完動して泣いているじっちゃんばっちゃんを見てもらい泣き。

船川から船越の間の数か所で連日写真や動画を撮っていたのですが、

SL運行と通り過ぎた後のタイミングの旧道は一気に渋滞。
どの場所に行っても60代以上の方々は思い出話をけっこうされていて、その話す内容が聞こえてくるのですが、とても面白かったのでした。
トンネルに入る際に窓閉めずワイシャツ真っ黒なったとか

女性も同じ経験ある方は脇本からまた船川駅行きに乗り自宅に戻り着替え直したとかの話は少なくないようで。
石炭置き場で遊んでで機関士にぶんなぐらいでごしゃがいだで ていうオヤジさんも笑
通った後の煙の匂いや色んなクサイ記憶等公害にリンクするネガティヴなのも。
窓を閉める係とか当番があったとかいうおばちゃんも。
いいとこどりのノスタルジー という方の言葉もよくわかる…
ですが、僕と亡くなった祖父を今最もつなぐこのSLの運行に、僕は何もせず無関係ではいられない。
そういうわけで、当時は日常だった風景を、祖父はどんな想いで写真を撮っていたのか想いを馳せ、同アングルも探りながら船川〜船越の往復の日々。
▼船越鉄橋

 

10月10日は最も天気が良く試乗会も最高だったと思います。…が、この日はお店から数分しか離れられず、

男鹿駅近くで撮影。泉台。消防署の裏あたり。

 

 

本番の12日は台風が近づき雨 そして13日は残念ながら中止と発表され

息子とゆっくり見たいと思っていたのでけっこうがっくし。。

脇本の稲穂とすすきと寒風山が見えるところで撮りたかったのでしたが…

▼本来はここ。でもやっぱり愛しき男鹿線。ディーゼルカーはディーゼルカーでかっこいい!

 

それぞれ、雨の日も風の強い日も、細かい部分もまとめた動画▼

 

 僕の撮ったものはどれもIpadminiによるもので、ぶれる事も多く見にくいと思いますが、

同じようにこの期間の記録を動画にあげている方のものを見て、場所の選定やアングル、計算しつくされたタイミング、

とても美しくまとまってた方のものもリンクします▼

 

②SLおが 旧男鹿駅での福島基良の昭和30年代の写真展示 の記事 ③海上を走るSL の研究 に続きます。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。