自然ウオッチングセンタースタッフのブログ

北海道札幌で、自然観察や環境教育を通し、自然とのふれあいを進め、自然への理解を深める活動を行っている団体です。

2023年9月19日(火)さっぽろ自然散歩「盤渓市民の森)

2023年09月19日 | さっぽろ自然散歩

 本日は盤渓市民の森の自然散歩。初参加や久しぶりの方などたくさん参加いただきました。 

 天気予報では午前中は天気が持つはずが、歩きはじめると同時に降り出しました。雨具で身支度して出発。

 盤渓市民の森へは、「妙福寺」の看板を右折。しばらく車道を行きます。

ユウゼンギク

 ユウゼンギク、アキノキリンソウ、オオアワダチソウなど秋を感じさせる花が路傍に咲いています。

 

 ヤマグワの枝が天幕毛虫(オビカレハ幼虫)の巣で覆われていました。まだ活動している幼虫も見られました。

 ノゲシの花にハナアブの仲間が来ています。ホソヒラタアブかな?

 ゲンノショウコの花(左)と実(右)。実は種を飛ばした後の形です。

 盤渓市民の森の入り口につきました。

 咲き残ったサラシナショウマの花にはクチナガガガンボが来て吸蜜しています。

ホウキタケの仲間

タマゴタケ

 キノコもたくさん出ていました。

 山道を歩く頭上では、雷鳴がひっきりなしにとどろいていました。最短コースで市民の森から降ります。

 雨の中、サッポロマイマイは元気です。ハルニレの幹にたくさんくっついていました。

 

■2023年9月19日、盤渓市民の森で見られたもの

【植物・草本】
アキノキリンソウ、オオハンゴンソウ、ヨブスマソウ、アキノノゲシ、ノゲシ、ヒメジョオン、エゾゴマナ、オオアワダチソウ、ミミコウモリ、オオダイコンソウ、ユウゼンギク、エゾタチカタバミ、ツユクサ、ゲンノショウコ、オオイヌノフグリ、エゾトリカブト、キツリフネ、ツリフネソウ、ウシタキソウ、クルマバソウ、ヒトリシズカ、オオイタドリ、ミゾソバ、ハナタデ、ミヤマニガウリ、ミズヒキ、ミツバ、ウマノミツバ、カノツメソウ、ノラニンジン、ヤブハギ、クサフジ、ヤブマメ、アカツメクサ、オオウバユリ、ニラ、ウド、ウワバミソウ、ルイヨウショウマ、サラシナショウマ、ケチヂミザサ
【植物・木本】
オニグルミ、ヤチダモ、ハルニレ、ミズナラ、オオバボダイジュ、シラカンバ、ウダイカンバ、アズキナシ、ヤマグワ、イタヤカエデ、ハウチワカエデ、ホオノキ、ケヤマハンノキ、ツルウメモドキ、ツタウルシ、エゾアジサイ、トドマツ、エゾマツ、ヨーロッパトウヒ、チョウセンゴヨウ、カラマツ、ハイイヌガヤ、イチイ
【菌類】
タマゴタケ、コガネヤマブシ、ホウキタケの仲間
【その他】
ゴジュウカラ、サッポロマイマイ、クチナガガガンボ、オビカレハ

 

島田

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2023年8月22日(火) さっぽろ自然散歩「新川緑地~」

2023年08月22日 | さっぽろ自然散歩

今回のさっぽろ自然散歩は、西陵橋から新川緑地(新川の河畔)を6㎞ほど歩き、前田森林公園まで~の予定でしたが、ナント35℃危険な暑さです。無理せず、中間ポイントをとりあえず目指して出発です!

青空と暑さ!風が強いのが救いです。

新川沿いを歩きます♪

オオイタドリのお花。雌雄異株ですが、雄花と雌花が混じっているような??

アメリカオニアザミがたくさん咲いていました。お花キレイですが、厄介な外来種です。綿毛が風に乗って、見事に飛んでいました💦

エゾノカワヤナギ 鋸歯の先端が丸っこくポコポコしています。

セイヨウヤマホロシも発見

カンボクは、葉っぱが虫食いだらけ。でも実がついていました。

イシカリキイチゴの実 酸っぱかったです^^

野鳥の声も聞こえますが、暑さのためか、姿がなかなか見えません・・・

ナツアカネやノシメトンボなど、赤とんぼもたくさん居ました。

キレイな青空ですね~

約2.7㎞中間地点にある、スーパーマーケットに到着。ここまでで、汗だく~参加の皆さんと相談して、「今日はここまでにしましょう」といことで、予定の半分で終了しました。

猛暑の中、たいへんお疲れさまでした。

■2023年8月22日 新川緑地で見られたもの

【草本】ツユクサ(花)、ゲンノショウコ(花)、キツリフネ、アメリカオニアザミ(花)、ヒロハヒルガオ(花)、ノラニンジン(花)、セイヨウヤマホロシ(花)、オオイタドリ(花)、ブタナ、ヨシ、ガマ、シャク、マルバトゲチシャ、アキノエノコログサ、アキメヒシバ

【木本】ポプラ、オヒョウ、ハルニレ、シンジュ、オニグルミ、ニシキギ、シラカンバ、エゾニワトコ、ヤマグワ、ニセアカシア、ドロノキ、エゾヤマザクラ、イシカリキイチゴ、エゾノカワヤナギ、オノエヤナギ、ウンリュウヤナギ、シダレヤナギ、ケヤマハンノキ、オオバボダイジュ

【鳥、その他】シジュウカラ、ハシブトガラ、マガモ、カワウ、アオサギ、カワラヒワ、ヒヨドリ、メジロ、アキアカネ、ナツアカネ、ノシメトンボ、キアゲハ、モンキチョウ、アカスジカメムシ など

自然ウオッチングセンター自然散歩の情報は、ホームページでご確認ください。

Satomi.S

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2023年7月18日(火) さっぽろ自然散歩「恵み野~漁川~恵庭道の駅」

2023年07月18日 | さっぽろ自然散歩

 恵庭市の恵み野を歩く自然散歩です。

 恵み野駅に集合。開始前から駅前の広大な空き地で観察。

 水たまりの水際にいるコチドリを、参加者が見つけてくれました。ちょっと目を離すと、土の色に紛れて見つけられなくなってしまうコチドリ。皆さん見つけるのに苦労しました。

 恵み野の駅前通りは、花がいっぱいのきれいな道。建物もどれもおしゃれです。さすがガーデンシティと呼ばれるだけあります。

  歩道の植え込みに、イチョウの芽生えが茂っていました。切株から”ひこばえ”がはえたものでした。1年で1.5メートルも伸びた生命力にびっくり。

 恵み野の市街地には、緑地や公園が2㎞にわたって続いています。樹木なども詳しく観察したいところですが、今日は長めのコース。少し急ぎます。

 サトウカエデが植えられていました。カナダの国旗の葉っぱ、足を止めて観察。

 緑地の中には水路が流れています。きれいな流れにバイカモが咲いていました。

 花が水面から顔を出すのは、虫に受粉してもらうためでしょう。テントウムシも受粉に一役買っているのかな。

 水路にはカワヂシャの花も。

  エゾミソハギは公園の池のほとりに咲いていました。

 

 緑地を抜け、郷土資料館でトイレ休憩の予定が、祝日の翌日で休館。さて困った。

 希望者は近くの中恵庭公園へ。この公園も大木の茂るすてきな公園でした。

 あとは漁川の堤防上を恵庭の道の駅に向かいます。

 鳥を見るには遅い時期にもかかわらず、コウライキジ、カッコウ、アオジ、オオヨシキリなどが次々に見られました。写真は撮れず、残念。

 12時45分、道の駅に到着。みなさん食事や買い物を楽しみました。

 

■2023年7月18日 恵み野~漁川で見られたもの

 

【植物】バイカモ、カワヂシャ、エゾミソハギ、ブタナ、ノラニンジン、フランスギク、クサフジ、ヒメムカシヨモギ、ビロードモウズイカ、

ヤチダモ、クリ、オニグルミ、トチノキ、ミズナラ、カツラ、ハルニレ、ナナカマド、イタヤカエデ、ヤマモミジ、ハウチワカエデ、サトウカエデ、シラカンバ、ヨーロッパカンバ、イヌエンジュ、ニセアカシア、エゾヤマザクラ、エゾニワトコ、ドロノキ、シダレヤナギ、ノブドウ、ツタ、ヨーロッパトウヒ、プンゲンストウヒ、アカエゾマツ、トドマツ、チョウセンゴヨウ、ストローブマツ、カラマツ、イチイ、イチョウ

【野鳥】コチドリ、キジバト、キジ(コウライキジ)、カッコウ、マガモ、トビ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、スズメ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒガラ、シジュウカラ、カワラヒワ、ムクドリ、オオヨシキリ、アオジ

 

島田

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2023年6月20日(火) さっぽろ自然散歩「石狩川公園」

2023年06月21日 | さっぽろ自然散歩

 今月のさっぽろ自然散歩は、石狩川公園に行ってきました。

 当別町の石狩川河畔にある石狩川公園は、野鳥観察などが楽しい場所。これまで交通機関がないため、観察会はできなかったのですが、学園都市線のロイズタウン駅ができて行きやすくなりました。

駅から水田や麦畑の中をしばらく歩きます。ノビタキやハクセキレイ、カルガモなどが出てきます。

ダイサギ

 

 上空にはオジロワシが舞っていました。

 道端には花も咲いてます。上を見上げたり下を見たり、忙しい。

ツルマンネングサ

クサフジ

 

 快晴で、空気の澄んだ気持ちのいい日です。石狩川の堤防に上がると、遠くの山なみが広がりました。

手稲山(右端)から定山渓周辺の山々

 

 石狩川公園は、石狩川の河跡湖のまわりに広がる園地。カワセミなども期待できますが、この日は残念。

 

コムクドリ

 

 期待したほど草原の野鳥は見られませんでした。年々鳥の姿が減ってきているようで、寂しいですね。

 お昼にロイズタウン駅に戻りました。駅からはロイズの工場に無料シャトルバスが出ていて、午後はそちらへ向かった方もたくさんいました。

 

■2023年6月20日 石狩川公園で見られたもの

 

【野鳥】オオタカ、トビ、オジロワシ、アオサギ、ダイサギ、マガモ、カルガモ、コチドリ、ウズラ、カッコウ、キジバト、ヒバリ、ヒヨドリ、モズ、ハクセキレイ、コムクドリ、スズメ、ニュウナイスズメ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、、コヨシキリ、オオヨシキリ、エゾセンニュウ、シマセンニュウ、ウグイス、ベニマシコ、カワラヒワ、ホオアカ、アオジ

【植物】コメツブウマゴヤシ、マツヨイセンノウ、ナタネタビラコ、ウスベニツメクサ、シロツメクサ、ハルザキヤマガラシ(実)、コシカギク、ツルマンネングサ、ウスユキマンネングサ、ノハラムラサキ、コウゾリナ、セイヨウノコギリソウ、クサフジ、オオイタドリ、ヨシ、ヤマグワ、マユミ、ノブドウ、シオデ

 

島田

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2023年5月16日 さっぽろ自然散歩「千古園から野幌総合運動公園」

2023年05月16日 | さっぽろ自然散歩

 さっぽろ自然散歩は、江別の千古園から野幌総合運動公園を歩きます。

 野幌開拓の功労者、関谷孫左衛門の屋敷跡を公園とした千古園。入り口の解説板で、関谷孫左衛門と北越植民社の事績や、野幌の森の保護に果たした役割について学びました。

 千古園には巨樹、古木がたくさんあります。これは樹齢140年、直径164センチのブナ。ほかにも樹齢200年を超すイチイや、キタコブシ、サワラ、ヤマモミジなどの巨木があり、いずれも見ごたえがあります。

 足元には小さな薄紫の花が一面に咲いています。コテングクワガタでした。

 黒曜石の破片が落ちていました。もしかしたら石器?

 千古園から江別恵庭線を渡ると、巨木の森から一転、広い野原が拡がります。桜沢貯水池の下流にあたる場所です。

 野原には黄色や紫の花が群生していました。手前はセイヨウタンポポ、紫はヒメオドリコソウ、奥の黄色はハルザキヤマガラシ。

 セラミックアートセンターでトイレ休憩を兼ねて小休止。元気な方は展望台に登りました。風が強いものの、晴れて遠くの山まで見通せました。

 ヤマモミジの葉の間に赤いものが目立ちました。花とは別の、花弁状のものです。冬芽の芽鱗のようですが、冬芽の時の何倍もの大きさです。葉の成長とともに、芽鱗も大きくなるのでしょうか?

 運動公園では、高校のテニスの大会が行われていて、にぎやかな声が聞こえました。

 歩道のわきには、タニギキョウが花盛り。これも1センチに満たない小さな花です。

 コースの最後、バス停につく直前、道路の上でアオダイショウがひなたぼっこをしていました。ちょっと捕まえて、観察させてもらいました。

 

■2023年5月16日 千古園~野幌総合運動公園で見られたもの

【植物/木本】ブナ、ミズナラ、シナ、ヤマグワ、キタコブシ、ホオノキ、ヤチダモ、ツリバナ、ナナカマド、ヤマモミジ、エゾイタヤ、カツラ、トチノキ、ハルニレ、アサダ、シラカンバ、ウダイカンバ、エゾニワトコ、ミツバアケビ、ツルアジサイ、エゾヤマザクラ、エゾノコリンゴ、ケヤマハンノキ、イチイ、サワラ、ニオイヒバ、トドマツ、アカマツ、カラマツ

【植物/草本】オオアマドコロ、ヒメオドリコソウ、セイヨウタンポポ、コテングクワガタ、オオタネツケバナ、ネコノメソウ、ミズバショウ、ヒメヘビイチゴ、ミゾソバ、キバノコデマリ、タニギキョウ、ツボスミレ、オオタチツボスミレ、バイケイソウ、オオウバユリ、オニシモツケ、オオハナウド、ニリンソウ、マイズルソウ、オオバナノエンレイソウ、コウライテンナンショウ、ドクゼリ、スギナ

【鳥、その他】ウグイス、シジュウカラ、ハシブトガラ、ムクドリ、ニュウナイスズメ、カワラヒワ、シメ、ハシブトガラス、センダイムシクイ、アオジ、ヒバリ、ヒヨドリ、コゲラ、アカゲラ

キアゲハ、マイマイカブリ

アオダイショウ

 

島田

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