自然ウオッチングセンタースタッフのブログ

北海道札幌で、自然観察や環境教育を通し、自然とのふれあいを進め、自然への理解を深める活動を行っている団体です。

2023年5月16日 さっぽろ自然散歩「千古園から野幌総合運動公園」

2023年05月16日 | さっぽろ自然散歩

 さっぽろ自然散歩は、江別の千古園から野幌総合運動公園を歩きます。

 野幌開拓の功労者、関谷孫左衛門の屋敷跡を公園とした千古園。入り口の解説板で、関谷孫左衛門と北越植民社の事績や、野幌の森の保護に果たした役割について学びました。

 千古園には巨樹、古木がたくさんあります。これは樹齢140年、直径164センチのブナ。ほかにも樹齢200年を超すイチイや、キタコブシ、サワラ、ヤマモミジなどの巨木があり、いずれも見ごたえがあります。

 足元には小さな薄紫の花が一面に咲いています。コテングクワガタでした。

 黒曜石の破片が落ちていました。もしかしたら石器?

 千古園から江別恵庭線を渡ると、巨木の森から一転、広い野原が拡がります。桜沢貯水池の下流にあたる場所です。

 野原には黄色や紫の花が群生していました。手前はセイヨウタンポポ、紫はヒメオドリコソウ、奥の黄色はハルザキヤマガラシ。

 セラミックアートセンターでトイレ休憩を兼ねて小休止。元気な方は展望台に登りました。風が強いものの、晴れて遠くの山まで見通せました。

 ヤマモミジの葉の間に赤いものが目立ちました。花とは別の、花弁状のものです。冬芽の芽鱗のようですが、冬芽の時の何倍もの大きさです。葉の成長とともに、芽鱗も大きくなるのでしょうか?

 運動公園では、高校のテニスの大会が行われていて、にぎやかな声が聞こえました。

 歩道のわきには、タニギキョウが花盛り。これも1センチに満たない小さな花です。

 コースの最後、バス停につく直前、道路の上でアオダイショウがひなたぼっこをしていました。ちょっと捕まえて、観察させてもらいました。

 

■2023年5月16日 千古園~野幌総合運動公園で見られたもの

【植物/木本】ブナ、ミズナラ、シナ、ヤマグワ、キタコブシ、ホオノキ、ヤチダモ、ツリバナ、ナナカマド、ヤマモミジ、エゾイタヤ、カツラ、トチノキ、ハルニレ、アサダ、シラカンバ、ウダイカンバ、エゾニワトコ、ミツバアケビ、ツルアジサイ、エゾヤマザクラ、エゾノコリンゴ、ケヤマハンノキ、イチイ、サワラ、ニオイヒバ、トドマツ、アカマツ、カラマツ

【植物/草本】オオアマドコロ、ヒメオドリコソウ、セイヨウタンポポ、コテングクワガタ、オオタネツケバナ、ネコノメソウ、ミズバショウ、ヒメヘビイチゴ、ミゾソバ、キバノコデマリ、タニギキョウ、ツボスミレ、オオタチツボスミレ、バイケイソウ、オオウバユリ、オニシモツケ、オオハナウド、ニリンソウ、マイズルソウ、オオバナノエンレイソウ、コウライテンナンショウ、ドクゼリ、スギナ

【鳥、その他】ウグイス、シジュウカラ、ハシブトガラ、ムクドリ、ニュウナイスズメ、カワラヒワ、シメ、ハシブトガラス、センダイムシクイ、アオジ、ヒバリ、ヒヨドリ、コゲラ、アカゲラ

キアゲハ、マイマイカブリ

アオダイショウ

 

島田

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