戦いは熾烈を極めた。
鬼怒川の魔鱗組は想像以上に阿弥浜に送られており、
次から次へと現われるのだ。
気がつけば、朝チュン……
琴吹:「魔鱗組もそろそろ限界だろう」
魔鱗組A:「鬼怒川様ー。夜明けちゃいましたけど、これ深夜残業手当でますよねー」
小暮:「面倒なやつらだ」
魔鱗組B:「これで手当てが出ないなら、とんだブラック企業に入社しちまったぜ」
茂呂:「だが、この戦いに負けるわけにはいかん」
魔鱗組C:「あー、ちょっとそこの会議室で横になってきますわー」
鬼怒川:「く……、ハエどもが想像以上に強い」
鬼怒川:「なにか逆転の手が……あ……」
ローラ:「あ……」
鬼怒川:「動くなっ!」
ローラ:「ひっ!」
鬼怒川:「反逆者どもに残念なお知らせですよー?」
スタミナ:「しまった!ローラを狙われた!」
鬼怒川:「だから、お前達は愚かだというのです。
戦いに夢中になって、周りが見えていない」
スタミナ:「そうだ。茂呂、お前のせいだ!」
茂呂:「俺だけじゃねーよ。琴吹のおっさんんもだよ!」
琴吹:「い、いや、拙者は……」
鬼怒川:「形勢逆転。最後まで勝負は分からないものですねぇ」
ターン!
鬼怒川:「ぐあっ!」
茂呂:「馬鹿!スタミナ、なにやってんだ。」
スタミナ:「いや、私じゃねーよ!ライダーリボルバーはもっと色っぽい発射音だよ」
茂呂:「色っ……いや、もういいや。じゃあ、誰が?」
J・J:「ボクだよ。皆、待たせたね」
メリンダ:「公使様に、なんたる無礼。鬼怒川、許さぬぞ」
スタミナ:「J・Jとメリンダ!」
赤城:「おっと、俺もいるぜ」
小暮:「赤城!」
赤城:「待たせたな。」
鬼怒川:「死に損ないもお出ましですか」
スタミナ:「さて、役者は揃った。あとは鬼怒川。貴様を倒すだけだ」
第27話につづく