いきいき

自分の人生 いきいき と送りたいという願いを込めたタイトル

あなたの未来を拓くこころ

2011-11-01 08:05:45 | Weblog
先月の26日からインドネシアに来ています。
バリで3回目の植林祭の打ち合わせのためバリに滞在、
28日に東カリマンタン州のバリックパパン市に来ています。

人間が住む歴史の浅いこの地では、
目を覆いたくなるような
環境破壊の光景が飛び込んできます。

これに反して
バリのウブドでは植林祭に打ち合わせを
ゆったりとした時間の
流れの中でやらせていただきました。

ここでは、宗教行事がいつもどこかであり、
人々の生活の中心もその流れの中で共に流れている
ように感じます。

道路を走ってわたる人もいないし、
どこでも我が我がと急ぐ人もいない

悠然とした時の流れの中で
淡々と生きる人々の社会と
自然環境との調和が心地よさを感じさせてくれるようです。

これまでのバリの歴史の中で育まれてきた価値観が
この社会を作り出しているのだと感じます。

しかし、今日に至る過程で様々な人間の営みがあり、
歴史が作られてきたことは、バリの森林率の低さにあるように
思います。

自然からの収奪や人間同士の争いから自然を壊してきた歴史の
反省があり今日の平和な社会を築いてきたように感じます。

だから、訪問者に心地よさを与えてれ、また訪問したくなる
想いを提供してくれるのだと思います。

神々の島とも呼ばれる由縁の大きな要素だと思います。

しかし
このところの車とバイクの多さには困ったものだと感じます。
こんないい生活環境が壊されてゆくような感じがします。

これ以上この素晴らしい社会が壊されないように心の底から
願っています。

「日本がバイクや車をたくさんつくるからなー」
と何とも言えない口調で話す人たちの声が思い出されます。

人間の欲望に火をつけて行動させることが
こんなにも心地よい人間の生活環境も社会をこわしています。

自分たち自身の生活環境をも破壊しているということも
考えた活動が求められています。

地球は日本人だけのものではないし
地球は人間だけのものでもなし
地球は現代人だけのものではないし

仏教の世界で説く、
山川草木国土悉皆成仏

山も川も草木も国土もすべてが仏であるという教えを
人間中心の価値観や人間の科学中心の価値観
自己中心の価値観
経済優先の価値観
が遠くに追いやってしまって、
スピードを求めるだけで、悠久の時間の流れを考えない

子供の未来も考えない価値観の世界に
どっぷりとつかってしまっている現代社会の大きな流れ
どうすれば変えられるのか?

自然に接して、自然に学ぶこころ
をより多くの人類が得ることにしか無いと考えています。

植林という素朴な行動を通じてこのことを
感じ得ることができると考えて、

より多くの皆さんに体験していただくために
バリで植林祭を行っています。

何本植えたとかが問題ではありません。
量よりも「地球に感謝する心」を継続して持ち続けること
が大切だと思います。

植物を愛する心は対価を求めない無償の愛です。

植林活動を通じて、人間の本来もつ
他者を尊び尊重し、調和する心を思い起こさせてくれます。

人類の未来づくりは
すべてはここからだと感じ、植林活動をしています。

作家の故立松和平さんとの対談で言われた言葉

「宮崎さん植林をしている人たちは
 みなさん笑顔でいい顔をしてるでしょ。
 現実に目の前の1本の木を植えているんですが、
 もう一本自分の心にももう一本植えているんですよ」

自分の植林活動のなかで、この含蓄のある言葉を
いつも思い起こしながら、

何事があっても、変わりなく太陽が昇るように
植林を続けていきたいと願っています。

すべての人間活動の原点は、心地よく安全な地球環境を
修復することにあり、そのような産業に集約した社会活動
こそが、人類の未来を担保してくれる唯一の方法です。

植林の心が人類の未来を拓く。
より多くの皆さんに非日常な植林体験をして、
この事実を体感をしていただきたいと願っています。

12月4日バリ植林祭へ参加したい方は


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