いきいき

自分の人生 いきいき と送りたいという願いを込めたタイトル

子供たちの未来は、いま始まっている!

2012-01-28 19:48:32 | Weblog
インドネシアの森林の未来~ユドヨノ大統領の昨年9月の
林業会議でのスピーチより、要約をお伝えします。
   
林業政策を国家戦略に盛り込んで、明確なビジョンを示す
素晴らしい内容のスピーチだと感じました。

その中に
~私たちの子供や孫の将来。その未来は今始まる~のフレーズが
あります。

森林の価値について高い見識を感じます。
「森のない地球に人類の未来はない」という意識を感じます。

日本の政治家の皆さんにも国家戦略や目標を掲げたスピーチ
を期待したいものです。
 
少し長い文章ですが、ぜひ最後までお読みくださることを
願っています。

以下、ユドヨノ大統領のスピーチより
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

インドネシアは、世界でも貴重な熱帯林に恵まれ、
他の多くの国々と同様に、持続的に森林資源を管理するという
極めて重要な課題に直面しています。

地球規模の課題、気候変動と環境劣化に直面しています。
地球温暖化はますます私たちの生活、
さらには私たちの生存そのものを脅かしています。

その上、私たちは世界的な金融危機にも直面しているため、
国は、環境へのコミットメントを満たす上で
活力を失う可能性があります。

インドネシアのような発展途上国として、我々は成長と貧困の
根絶を促進することを優先しています。

しかし、我々は森林を犠牲にすることによって、
これらの目標を達成することはありません。

森林管理は私達の食糧安全保障と、木材や燃料の可用性と、
人々の生活と絡み合っているためです。

我々の経済成長を加速させるためにも、私たちの森林を扱う
方法を変更する必要があります。

我々は、土地利用、土地利用変化及び林業の搾取からの
排出量を削減することを強化する必要があります。

森林の減少による要因は、インドネシア全体の温室効果ガス排出量
の最大85%を占めています。

今、いくつかの問題を提起してみますと、
最初に、グローバルなレベルで、持続可能なその森林を管理する
ために、インドネシアの努力する意義は何でしょうか?

インドネシアの熱帯林は世界で三番目に大きいです。
私たちの森林は、世界の哺乳類の約12%、爬虫類と両生類の16%と、
すべての鳥種の17%を保有しています。

樹木は列島全体に存在し、10,000以上の種が確認されています。
今でも、毎年多くの新しい種がインドネシアで発見されています。

森林は生物多様性への要です。
そこでは、蜂、コウモリ、鳥、昆虫と植物の作物の他の送粉者が
ともに暮らしています。

彼らはまた、灌漑用水の品質と調節するのにも役立っています。

なぜ持続可能な森林管理は、インドネシアにとって
非常に重要なのでしょうか?

第一の理由は、食料安全保障です。

政府は、特に重要と遊休地の栽培を通して、農業と森林の生産性を
向上させるプログラムを進めています。

我々は、インドネシア全土のいくつかの州で米の生産の中心を
推進しています。
森林の持続可能性は、豊富な米の収穫量に非常に重要です。

第二に、私たちの森林はマイクロ水力発電などのエネルギーの
潜在的な源であり、今後、地熱、バイオエネルギーなど

エネルギーミックスの代替エネルギー源として
重要度が増しています。

第三に、インドネシアは、繊維パルプの主要サプライヤです。
インドネシアの土地の利用と成長の早い多くの樹種もあり、
私たちの森林の経済的価値は増加しています。

第四に、森林は多くのコミュニティを脅かす地すべりなどの
自然災害に対する耐性をより持たせてくれています。

森林は気候変動への緩和と適応対策に不可欠です。

最後に、森林は二酸化炭素の排出量削減における取り組みを
通じて、インドネシアでは、気候の状況に大きなプラスの
貢献をすることができます。

劣化を受けてきた泥炭湿地林の減少対策を行えば、
大幅にCO2排出量を削減する事が可能です。

泥炭湿地林の保護と修復は不可欠です。

まだ我々の開発目標を満たしながら、
私たちの森林の持続可能性を確保するために、
私たち政府は森林を保護し、持続可能な経営を確保するための
一連の政策・アクションに優先順位を与えております。

私たちは自主的に2020年までに
26%温室効果ガスの排出量を削減することをG20サミットで
公約しました。

それ以来、政府は多くの取り組みを実施しています。
2010年に森林減少と森林劣化対策として、REDDプラスにより

排出量を削減するためにノルウェーの政府との同意書に署名
いたしました。

私は自然の原生林とすべての泥炭地を活用するために
新しいライセンスの発給に2年間モラトリアムを制定しました。

二週間前、私は70以上の自己資金による政府のプログラムを
推進する法令に署名しました。

これらは、画期的なステップですが、
それ自身が目標ではありません。

単に土地利用の方針と慣行を見直し、私たちに時間と
リソースを提供する手段でしかありません。

私は、REDDプラスの確立のためのタスクフォースを
セットアップする法令にも署名しています。

我々はまた、REDDプラスに関する国家戦略の開発を
進めています。

別のイニシアティブは、地元の村のための森林周辺の住民、
農村部の貧困層のためや、女性のための

マイクロファイナンスプログラムおよび中小企業のための
資金を提供することであります。

草の根レベルで、我々はまた、全国の10億木を植えるために
大規模なキャンペーンを開始しました。

これらの努力は、排出削減目標に向かってのほんの一部だけに
すぎません。

違法伐採、森林の浸食、森林や土地の火災、
および泥炭地の排水による温室効果ガス排出の主要因にも
対処するためのより多くのことを行う必要があります。

我々はこれらの課題を克服するために難しい活動に総合的に
取り組んでいます。

効果的に環境を守るために我々の努力は、開発を加速し拡大
するための特別な15年のマスタープランにも反映されます。

これは持続可能な開発をして、2025年までに12位の経済大国
になるように、インドネシアの経済を押し上げるための努力の
一部とパッケージとなっています。

私たちの森林の持続可能な未来を描き、
       我々の開発目標を達成することです。

これは簡単な作業ではありませんが、我々は挑戦をしない場合
我々は、近い将来はるかに高い価格を支払うことになります。

この課題のために一緒に懸命に働くことによって、
私たちは森林の将来を保証することができます。

同時に
  「私たちの子供や孫の将来。その未来は今始まる」
                  ことを意味しています。

※2011年9月28日インドネシア林業会議でのユドヨノ大統領のスピーチより
 要約
「森のない地球に人類の未来はない」から。。

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