いきいき

自分の人生 いきいき と送りたいという願いを込めたタイトル

生命の森づくりって?

2012-03-17 18:21:09 | Weblog
1999年からインドネシアの植林にかかわっています。
たまたま、オランウータンの施設を訪問するためにその年の
1月に訪問しました。

1988年ほぼ1年間燃え続けた森林火災の鎮火した直後の訪問
だったのです。
見渡す限りの火事の被害の大きさに体が震えました。

立木の葉っぱは失われて、はるかかなたまで見通せるほどに
緑は失われていました。

広大な森林が抱えていたCO2はどこへ行ったのだろう?
と考えた時、

CO2の塊がカリマンタンの島の上にあるわけではないので、
拡散して、国境を越えて人類全体の問題になると判りました。

どうにもならないほどの惨状を目の当たりにして、現地の人たちに
「どうにかしないの?」という問いかけを繰り返しましたが、

答えは、みんな「アパボレ ブワット」(しかたないよ)でした。
「方法も判らないし、お金もないから、仕方ないよ」と言われ
続けました。

でも、こんなに広大な森林の破壊が起こって、仕方ないでは済まない
ではないか、確かにインドネシアにあるインドネシアの森だけれど

この結果が招く、気候変動や自然環境の崩壊による様々な環境異変は
地球に住む皆に降りかかってくる問題なんじゃないか?

帰国後もこのひどい惨状が脳裏から離れず、自分にできることを考え
続けて6カ月後、6月当時在籍していた社員と共に再びインドネシア
東カリマンタンを訪問しました。

結局、VIVOの事業を通じてお客様から頂いた利益の一部を寄付
させて頂く事しか想い当たりませんでした。

この寄付は州知事からも歓迎されて、驚きました。
訪問する当日まで、そのように歓迎されるとは思ってもいなかったので
たいへん驚きました。

現地の人たちもどうしてよいか判らないし、資金もないし、
でも何とかしなければという思いは強かったことが感じられました。

つぶさに現地の事情を知るうちに、地元の人たちも生活するために
木を伐採して生活資金にする、そのことが違法な伐採につながっている
ことに気がつきました。

そして、
熱帯雨林は完全に破壊されて、乾燥した草原になってしまったところと
大きな木を伐採されて、バランスを欠いて貧相になっている2次林=劣化
した森がある事に気がつきました。

それぞれの対策として、太陽の光を好み乾燥に強い陽樹を草原に植えて
将来、地元民の収入につながる林業の育成と

ある程度の大きさになるまで、日陰でしか育たない「陰樹」を劣化した森や
2次林の樹下に地場の樹種を植林して、天然林の再生を目指す植林を

セットで実行することで問題解決を目指して恥じまたのが、
「生命の森づくり」=双樹 です。

たくさんの皆様のご理解とご支援をいただいて、12000セット以上の植林に
まで、育っています。
2011年末までの実績を集計したレポートを作成しました。
是非ご覧いただけることを願っています。

「生命の森づくり」報告書

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