俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●次元俳句0137・離れる(空間)01・平松措大・2013-07-28(日)

2013-07-28 10:37:55 | 次元俳句

●次元俳句0137・離れる(空間)01・平松措大・2013-07-28(日)

 

○「離れ病む妻の聖書の徽拭ふ」(平松措大01)

季語(黴・夏)

病の妻とは遠方にいる作者です。「黴」という言葉から、離れている期間が数日ではなく、やや長い期間ということが推察されるというのは深読みでしょうか。

 

平松措大(ひらまつそだい)(1898~1986)

代表句「汲み去ればもとの水音夕紅葉」02

季語(紅葉・秋)

岡山市生まれ。京大法学部在学中に→鈴鹿野風呂・→野村泊月・→日野草城の指導を受け、卒業後は山陽の各地で中学教員を勤める。1925年より「さぎり」(のち「きび」)を刊行。退職後は富山県笠岡町の他炊庵にて句作専念の日々を送る。

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