俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●次元俳句0134・方位(空間)06・柳原極堂・2013-07-09(火)
○「家は皆海に向ひて夏の月」(柳原極堂01)
季語(夏の月)
海岸線の家々はみな海に真正面に建てられています。それは、海を生業としている人々の覚悟をあらわしているかのようです。夏の月が夜の海に映って揺れています。
○柳原極堂(やなぎはらきょくどう)(1867~1955)
代表句同上、その他の句「竹の子の竹と成る日を風多し」02
季語(竹の子・夏)
伊予松山生まれ。1897年、→正岡子規と共に松山で月間俳誌「ほととぎす」を発行、21号から東京の虚子に引き継がれた。1932年「鶏頭」を創刊主宰。戦争激化により廃刊して郷里に帰り、松山正宗寺に子規堂を建立し、文献収集に尽力した。