俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五体俳句0133・土不踏01・橋詰沙尋・2013-07-02(火)
○「海女沈むとき一対の土不踏」(橋詰沙尋01)
季語(海女・春)
まさに海中に潜ろうとして海女。勢いよくバタ足をしなければ浮力に勝つことができません。そのとき一対のつちふまずが海面上に見えました。青海原に海女のつちふまずが2枚、白く光ります。「北三陸」の海女ちゃんではないでしょうけど(^_^.)。
○橋詰沙尋(はしづめさじん)(1913~1986)
代表句「秋の蚊を払ふ琴爪嵌めし手に」02
季語(秋の蚊)
兵庫県生まれ。「鶴」「寒雷」「青垣」「天狼」「断崖」などで俳句を展開。戦前は工場を経営するが空襲で焼かれ、戦後はサーカス興行の仕事をした。天狼スバル賞受賞。