俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○五体俳句0136・顏06・長谷川零余子・2013-07-23(火)
○「団扇持ちてたそがれ顔の庵主かな」(長谷川零余子01)
○季語(団扇・三夏)
【鑑賞】:うちわで顔を扇ぎながら、夕暮れの憂いを表情にたたえている庵主。その日の出来事を振り返って、浮かぬ顔色です。どんなことがあったのでしょうか。
○長谷川零余子(はせがわれいよし)(1886~1928)
○好きな一句「蛍這へる葉裏に水の迅さかな」(『雑草』1924)02
○季語(蛍・仲夏)
【Profile】:群馬県鬼石町生まれ。→長谷川かな女と結婚。1912年、勤務先の薬学研究所を辞め「ホトトギス」編集を担当。1914年より同誌地方俳句界選を担当。1920年より「電気と文芸」の俳壇選を担当。1921年「枯野」発刊。
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長谷川零余子掲載句
03壁の影出水の上に長く引く(『雑草』1924)(出水・仲夏)〈次元629・長(空間)1〉2023/7/18