virtual"the elf"

神戸の舞子,海岸近くのelf。'04幕を下ろし、その秋仮想空間にてゾンビのごとく甦る。マスター谷口の世界へ酔うこそ!

夏油温泉

2007-08-26 23:10:02 | 行ってきました
夏油(げとう)、アイヌ語が語源とか夏湯が転じてとか、諸説あるらしい山の中の湯治場温泉。

どれくらい山の中かというと・・・
 10分ほど車で下ったら、こんな景色

 さらに下ったらスキー場が見えてきます

という訳で、スキー場から先、夏油温泉に通じる道は積雪のため冬期閉鎖。5~11月が温泉地の営業期間とのこと。
(写真の手前、開閉ゲートから温泉地までは見通し悪い、狭~い、車のすれ違い困難な道でした)
閉鎖期間中、働いてる人はど~してるんやろ?の疑問に、スキー場で働くんでしょう~、と夫婦で意見一致。真相は定かではありませんが・・

頭の写真:"冷めた晩ご飯"の翌朝6時、部屋の窓からの景色。昨夜も暑かった!窓全開で扇風機回したまま寝たけど・・今日もまた暑くなりそうな空!「さ~露天風呂に行くぞ~!」

宿の露天風呂はここから履物をはいてお出かけ下さいの場所、扉が開かない!
あっれ~? まだ露天に入ったらあかんのかな~・・と思ってたら、露天から帰ってきたらしき人が庭を歩いてる。
「おはよ~ございま~す!すいませ~ん!露天風呂に行かれてたんですかあ~?」
うん、うん、とうなずくおじさん。
「ここから出れないようなんですが~・・・」
あっち、あっち、ぐるっと90°回りなさい!と指差すおじさん。
廊下の角を曲がったら、おじさんが入ってきた。
「ここから、行ったらいいいよ」
「はい。で、露天風呂はど~でしたぁ?」
「ああ、いいよぉ。春はもっといいよぉ。小~さな〇ЖЙ#¨がパ~ッと#г$ждЯ////・・・☆г*〇〇Ю・・・いいよぉ~。」
「はぁ、はぁ・・・。じゃ、行ってきます」
「気をつけて~」
長文は何を喋ってるのか、さっぱりわからん。
これか~、伯父夫妻が岩手に来て苦労したというのは・・・・

 泊まった宿の露天風呂は川沿い
風呂に入って、川の石にしばらく座ってのくり返しは心地よかったが、難がひとつ。アブ!普段の生活では見かけないアブ!
小2の頃に裏の空き地で耳を刺されて、腫れあがり、どえらい目にあったアブ。。

何匹ものアブが飛びまくって、手で、タオルで払うのですが、アブは執拗に攻撃のチャンスをねらってくる。緊張の露天!

 露天風呂のすぐ上はこんなに緑

この日"小岩井牧場"行きを予定変更。露天風呂でゆっくりくつろぐことに。。。今日も暑くて人出が多いと牧場は辛すぎやもんねぇ。


 夏油温泉のメインストリート
両側に湯治宿。昔にタイムスリップしたようで、いい感じに枯れてるでしょう~?!
小じゃれたたぐいのものは一切無し。若い女性もいない。

5つの露天風呂、それぞれだいたい2時間ずつで女性専用・男性専用・混浴時間となってたけど、混浴時間帯に女性が入っているということはなかったですねぇ。
4つは川の縁にあるので、タオルを腰に巻いて、次の露天移動に川の中をジャブジャブ。気持ちいい~!←これはさすがに男だけの特権でしょう?
"露天風呂撮影禁止"の注意書きがあったので、このあたりの写真はありませ~ん。

難は、やはりアブ。人が多いと、アブも多い。。緊張と安らぎのコラボ?
家に帰ってよく見たら十数か所さされてました。

露天につかりながらのお話:
「妻の里が岩手なんで、その帰りに温泉に寄っているんです。3年ほど前ここに来て、気に入って、また来たんだけど、前はアブはいなかったように思うんだけど~」
「おととい、ここをアブに刺されて、掻いたからか、こんなになって。で、きのうはアブがいない時間!と朝早く露天風呂に来たら、熊がここのすぐ上にいて、川を横切って向うの山を登っていったんです」

そう、"熊に出会ったら"と"熊に出会わないために"の注意書きが宿の掲示板にも。


この野趣あふれる夏油温泉、アブのいないときにもう一度訪れて安らぎだけをぜひ得たいものです。。。う~ん、熊はどうしたらいいものか・・・春はもっと出てきそうな・・