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(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

他人

2014年07月03日 | 日記
「夫婦って、所詮他人だよなぁ~。」

なんて感想、きっとどこの夫婦も永くやっていれば
何度か思うものだろう。

うちの場合、双方が独立した大人っていうわけでも
ないので、その辺の見極めが難しい。


彼はこのところ、病院を変え、担当医を変え、薬を変えた
せいか以前のように、寝たきりで過ごすことは、ほぼ稀になった。

就活と言っていいのか悪いのか…職安とA就労の説明会に出かけたり
書類を準備したりということを挟みながら、基本家で過ごしている。

楽は苦の元になり、苦は楽のものになる。

ってことらしい。

そうやって、活動量が増えてくると、今まで我慢してきた分
こっちも要求が増えてくる。

家の手伝いはともかく、家族との時間を作るべきという要求。

我が家では、一家団欒などない。

ご飯は食べたり、食べなかったり。

食べたとしても、ご飯をかき込み、終わればご馳走様と言って
自分の食器を台所に持っていく。

もちろん、これだって、昔に比べればいいほうだろう。

ご飯を食べられるだけで、自分で食器を片付けるだけで…って。

でも、何の会話もないことは昔も今も変わらない。

ご飯だって、その調子だから、それ以外の時間に私や娘と一緒に
いることもない。

一緒にいないから、当然会話も生まれない。

当然、居場所はなくなっていく。

だったら、彼は一人で何をしているか。

携帯をいじっている、もしくはLINEで本当の他人とつながっている。

他人と話している時間があれば、何で家族と話せないのか?と言っても
その態度は変わらない。

娘にしかられたり、私に怒られたり、そりゃ~私たちとはいたくないよね
と嫌味のひとつじゃ足りないくらい。

でも、ごめんなさいと謝っても、なんら改善はない。

もう、こんな不毛の会話も虚しいばかり。


昨日、A就労と職安に行った彼は、またバカ車の修理で修理工場さんに
同行してと言ってきた。

まったく、今年に入って修理代だけでいくらかっていると思っているんだか。

しかも、この修理工場さん往復で1時間かかる。

仕事終わって、混んだバイパスを1時間かけ往復すると、疲れが倍増。

加えて、娘は一人で家にいたくないというので、連れて行くと車酔いするので
これまた機嫌をとるのが大変。

そんな帰り道に、「お酒が飲みたいから…」と言い出し、お店による。

「自分のお金で買うから…。」というので、

「勝手にすれば…。」って。

ところが、缶チューハイを6本買い込む彼に、私と娘が怒り出す。

「そんなにたくさん買わなくても、いいじゃん。」と娘。

「お酒は常習性がつくから、一気にそんなに買うなさ。」と私。

2人に責められ、段々と機嫌が悪くなる彼。

「俺のお金だし、俺だって頑張ったんだから…。」だって。

「ママから貰ったお金でしょ。」と娘。

「何一人で頑張った気になってんの。」と私。

もう、2人して容赦ない。


で、お店を出て、車に乗る時点でまた別のいさかいがあり、彼は
車に乗らず、逃走。

座席にあった荷物を尻で踏んだので

「ちょっと、つぶさないでよ!」と言うと

私の言い方がキツイからもっとやさしく言えないのかって。

「わざとやったんじゃないんだから。」って。

私だって、店でムカついた分、マグマがたまってたし何より
言い方が厳しいのも、性格がきついのも今始まったことじゃない。

わざとじゃなければ、許されるってその理屈もわからない。

わざとだろうが、わざとじゃなかろうが、事実過失があれば
謝るのが当然だろうし、怒られてもしかたないのではないか。

3歳児じゃあるまいし、40歳過ぎのおっさんが何甘ったれた
事言ってんじゃ。

久しぶりの彼の反撃に、娘は

「ケンカしないで」と泣き出す始末。

それでも、まだグダグダ彼がいうので、黙ってにらんでしまったら
いたたまれないのか、捨て台詞して逃走。

お店自体、家から徒歩5分くらいのところだったので、しばらくは待ったが
娘と2人帰宅。

2人でご飯を食べ、テレビを見る。

これは我が家の日常。

食べ終わった頃に、彼から電話。

「2人して俺のことせめて…。

 最近、言いたいことも言えないで、謝ってばっかり。

 俺って必要なのかな?」

と言うので、

「じゃ、聞くけど、○○(彼)に私たちは必要なの?

 調子が出て寝たきりじゃないようになっても、家族より

 他人とばっかり話してるじゃん。

 お酒だって、私は自分で稼いでいても、どんなにお金がなくても
 
 買う時は自分の分だけなんてことはしたことないよ。

 ちゃんと、2人分買ってるじゃん。

 飲むときだって、一人で飲もうなんてしないじゃん。

 自分だけ頑張った気になって、自分だけで祝杯挙げて、なんでも

 一人で完結してるじゃん。」

もうね、倍返しどころじゃないし。

それでも、それから家に帰ってきてご飯食べて、2缶飲んで、深夜まで
起きていて、寝れば寝たでいびきがうるさく、朝の5時前からごそごそして、
私を起し、終いに

「なんか、昨日の言い合いで、また希死念慮が出てきた…。」

って言われてもねぇ…。


他人同士が夫婦になる。

それが精神的にも、経済的にも独立した者同士であれば、必要以上に
干渉することもないのかもしれない。

ある程度、父親としての役割、世帯主としての役割を果たしてくれていれば
大目にみないこともない。

が、いい際の役割を果たすことなく、好きで病気になったわけじゃないとか
言いながら、ちょっと症状が落ち着けば調子乗って、酒飲んだ挙句夜更かしして
調子落としましたって言われてもねぇ。

言い方が悪いってすぐ言われるけど、そもそも言い方より何より、
そもそもの自分の過失を反省しろって思うし。

ただでさえキツイ性格が、この10年間のストレスで擦り切れて
言葉も性格もよりキツクなったわけで、病気にならないだけでも
御の字だと思うし。


できないことは、求めない。

他人なんだから、しょうがないのか…。


期待しなければ、裏切られることもない。

関心がなければ、煩わされることもない。


じゃ、他人同士が家族になった意味ってなんだ?