鬱 のち 躁 …

(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

発見

2017年01月10日 | 日記
年が明けて、既に10日。

やっと学校も始まり、日常のスタイルに戻った感じ。

更新もまばらになり、ネタもそうない感じですが
お読みいただける方、今年もよろしくお願いします。

年末年始は、ちょっとイレギュラーな出来事があり
ほぼ引きこもって終わりました。

ここ2年恒例だった元・義兄一家との予定は、向こうの
子供の溶連菌&マイコプラズマ罹患により帰省がなくなり
流れてしまいました。

会えないのは残念だったけど、彼家族も帰省の予定がない
ようで、元・義両親だけで年越だと思うと、「ざまあ」と
思う自分の器の小ささが笑えました。

あとは、実母の調子が悪く、ちょこちょこと出かけたものの
食事の用意やらお客さんの相手やら…って感じで。

で、あれこれ誘ってもデブ・デブ・出不精の娘が唯一行くって
言ったのが漫画喫茶。

初詣より、初売りより、漫画喫茶。

これって、どうなんだろう…。

まぁ、テレビも面白くなかったし、携帯にも飽きたんで
私としてもよかったんだけど。

そん時に読んだのが、春映画が公開される「3月のライオン」。

で、そこで発見しちゃった。

主人公のお兄さんと仲良し一家3姉妹のお父さんが彼と激似な
ことを。

幼い姉妹と、身重な奥さんを置いて、「好きな人ができた」って
家を出るようなお父さん。

その後生まれた三女に会うこともなく、当然養育費も払わず
姉妹の祖父が倒れたタイミングで、新しい家族の面倒を
押し付けようとやってくるんだけど。

そもそもまた新しい彼女を作り、今の家族からも逃げ腰で。

まず、一番似てると思ったのが、

・あっちこっちと適当なことを言ううちにそれが本当だと思うとこ。

自分が独身だとか言ってたし、都合のいい嘘もたくさんついてたし
でも、きっと何度もそう話しているうちに自分でも現実が何か
わかんなかったように思えて。

あと、

・口が上手くて、自分を中心に考えちゃうとこ。

本当に、本当に口が上手いってか、適当っていうか。

話しているうちに、段々こっちの戦意が削がれてくるっていうか。

で、結局自分のいいように収めようとするところ。

あと、

・ものすごいいい人そうな人相なくせに、ゲスなとこ。

一時期、上がっちゃって頭金色とか赤色とかのときはやばかった
けど、でも基本優しそうなオーラをまとっていたんだよね。

あと、極めつけは

・自分のことを今でも好きでいてくれてるって思ってるとこ。

あれだけの仕打ちをされても、薬やら食べ物送ってたんだからこっちも
悪いんだろうけど。

娘もいちいちありがとうメールとかしちゃうけど。

でも、なんかあのマンガ読んで、それはやっぱり違うなって思って。

マンガでは、娘たちに完璧に拒絶され傷ついてもう現れないって話
だったんだけど。

なんか、世の中にはこういう人間結構いるのかもって思って。

だったら、私も完璧に拒絶していいんだって思って。

彼がひどいのはひどいけど、私も悪かったんだろうな~なんて
気持ちが吹っ飛んじゃった。

3姉妹のお母さんがそうだったように、私も実はまったく悪くないんじゃ
ないの?って思ったら、なんか一気に納得がいって。

私と娘はまったく悪くない。

彼が、すべてを放り出して出て行っただけ。

それでいいような気がして。

こんな風に思えるもの、丸2年が経過したからだろうけど。


年明けから、もやもやが収まりどころを見つけてくれてなんだか
一山超えた感じです。







聖夜

2016年12月27日 | 日記
皆様、3連休どうお過ごしでしたでしょう。

我が家は年末大掃除と年賀状作成とクリスマスと
混在した3日間でした。

大掃除では青空がのぞいたせいで、外の窓を拭いて
終わって玄関で思いっきり転倒…。

片手に水の入ったバケツ、片手に雑巾、履いていた
サンダルが脱げず上り框に足を引っ掛け、

「あ~~~、バケツの水~~~!」

と思いながら、ガツン。

思いっきり顔面を強打。

歯、折れるかと思った。

痛いけど、でも折れてなくて。

痛いけど、鼻をぶたないって…それほど低いかって
思って見たり。

もんどりうって、痛がっていると娘がバケツの水を
拭いて片づけてくれました。

痛がりながら、あ~歳とって独りで転倒してたらかなり
凹むな~なんて考えたりして。


イブは実家に帰って、12年ぶりの実家メンバーとイブを。

お料理は盛りだくさんで、ケーキも2種類。

両親がうれしそうで、それだけでも良かった。

娘は私と二人っきりの方が良かったらしいけど。

プレゼントも両親にも渡せて良かった。

今年の娘のプレゼントはヘアアイロンと時計。

ヘアアイロンってところがもうお子様でない感じ。

時計はリクエスト外なんだけど、私のお古と彼のお古だけだと
ちょっとかわいそうかも…と思い奮発しちゃった。

でも気に入ってくれたみたいで、良かった。

娘がまだ小さかった頃、枕元にあるプレゼントを開ける様子と
それをいちいち録画していた彼をちょっと思い出した。

イブの朝、彼から現金書留が届いた。

クリスマスプレゼントで1万。

お年玉で1万。

中学の入学祝で5万。

合計7万。

って同封の手紙に書いてあった。

上出来だね、って思った。

娘も驚きながら、嬉しそう。

お金は貯金するって。

その辺が私とも、彼とも違いがっちり。

お礼のメールをするように言うと、

メリークリスマスとありがとう!

を伝えたらしい。

まぁ、上出来だね。


正直、他人の子供養うくらいなら自分の子供に養育費
払えさ!って思うこともあった。

そうはいっても、彼自身も養ってもらっている可能性が大
なんだけど。

でも、仕事をできていてもこの金額を身銭切るには大変
だったろうと。

相変わらず、私は甘いな。

でも、彼のためにも娘のためにもこういう交流はきっと必要。

私一人、ちょっと苦いくらいは許容範囲としておこう。



年内、最後の更新となります。

今年は状況が変わったため、あまり更新しませんでした。

それでも、変わらず訪問いただける方がいらっしゃって。

ありがとうございます。

このブログをお読みいただける方はもしかすると彼と
同じような病気を抱えていらっしゃる方やご家族に
いらっしゃる方、もしくはご夫婦の問題を抱えて
いらっしゃる方なのかもしれません。

新しい年が皆様にとって、心やすい平穏な日々になりますよう
心からお祈りします。





昔話

2016年12月01日 | 日記
先日、娘の入っているクラブの打ち上げがあった。

子供と親両方の食事・飲み会。

そこで、娘と同級生のお母さんが、ご自分の離婚話を
されていた。

確か、去年もそうだったかな。

去年は席も遠かったし、さして興味もなかったから
スルーしていたけれど、今年はちょっと近くって。

なんでも、二人目が生まれたばっかりで、旦那さんが
会社辞めて、10か月近く就活もしないまま、パチンコ
やらなんやらで。

催促したら、マルチ商法始めるとやら。

で、ごたごたし始めたら、お姉ちゃん(娘の同級生)に
当たるようになって。

子供たちを連れて、実家に戻り、調停して、3年?で
やっと別れられたとか。

「まぁ、子供のためだよねぇ~。」って。


それを聞いて、私はいつあんな風に飲んでる席で話できる
ようになるんだろう?って思った。

娘の希望で、娘関係の人には離婚したことを話していない。

娘も誰にも話していない。

あれこれ言われるのが嫌なんだろうと思うけど。

どんなに親しくしている友達にも一切言わないって…。

娘の闇がうかがいしれる。


娘関係以外の人にはというと、実はあまり話せていない。

うちの親戚筋は話していない。

去年法事があったけど、彼がいないことを誰も気にしていなかった。

友だちも知っていたり、知らなかったり。

あ~でも、今年あった高校の同窓会で近況報告がてら話してみた。

みんな結構ビックリ。

そんな反応にこっちがビックリ。

だって、20人近くいる中で、×1は3人だもの。

離婚率低すぎ…。

でも、そん時だけで、あとからあれこれ聞いてくる人も
いなかったし。

たぶん、ちゃんと1対1でお酒なしで話した相手が3人だけ。

親兄弟と隣のおばあちゃんと昔世話になった女社長以外
たったそれだけ。

あと会社関係には話したか。

それも、どう話していいのかよくわかんなくて…なんか適当。

彼が病気だったこと、それが原因で仕事を辞めたこと。

なんだかんだで7~8年経って、向こうから言われて離婚した
ってくらいかな。

苦労したんだね~とか、たいへんだったね~とか言われる。

別に全部わかって欲しいとも思わないし、聞いても楽しい
話しじゃないから、適当に。

たぶん、この先もそれはかわんないかな。

だからこそ、この場があってよかったと思うわけで。

ここには自分も忘れているような話がたくさん詰まっているし。

多少の見栄はあっても、嘘はないし。


あんな風に、初めて一緒に飲む人もいるなかで
昔話のごとく話せるようになるにはどのくらい時が必要
だろう?

それでも、娘と一緒の席では絶対にないかな?

いつか、ほんとうにいつか、娘とお酒を飲みながら
当時のことちゃんと話せたら、それで十分だな…。







贈物

2016年11月29日 | 日記
娘の誕生日に、彼から贈物が届いた。

ちょうど、私が仕事で遅くなる日。

夕飯も一緒に食べられなかったからそのくらいの
時間に電話したら、届いてた。

オルゴール付のジュエリーBOX。

娘の好きそうなやさしいデザイン。

心底驚いて、うれしそうな娘の声に、私も
心底うれしかった。

彼がどうこうでなく、娘が父親に愛されているって
実感が持てて、本当にうれしかった。

娘も私も今年は何もないんじゃないかって思ってた。

当日まで二人でそんな話はしたことはなかったが
二人とも口には出さなくても共通の認識だった。

けど、届いた。

オルゴールの曲はカノン。

彼も娘も好きな曲。

結婚式の曲だったけど、それはおいておこう。

娘には、彼のことを大事に思っていてほしい。

誰よりも、娘のために。

彼には、娘のことを大事にしてほしい。

それも、彼のために。


お互いの絆が、お互いを支える。

親子なのだから、それでいいと思う。

例え私の存在が介在しなくても。



矜持

2016年11月15日 | 日記
先週末、私の住む地方では小春日和。

しょうがないので、随分前から気になっていた庭の草取りを
決行した。

我が家の庭は、私ではなく、彼の両親や彼の元同僚が植えた
花木がある。

私自身は眺めるのは好きでも、手をかけることが不得手なので
一切かかわりたくない。

でも、私がやらなくて誰がやる…なわけで、もう本当に一大決心
をして取り掛かかった。

なぜなら、草取り自体が面倒臭いっていうより、嫌な思い出が
ふつふつと蘇るから。

今思えば、あの樹もあの花々も元義両親は自分たちが老後を
この家で過ごそうと思えばこその作業だったわけだ。

勝手に家をいじり、勝手に庭をいじる。

自分たちが残ったローンを出してやったのだから、自分たちの
家だくらいの思いがあったんだろう。

そんな思いで、作られた庭の草を、私独りでせっせととるのは
地雷をせっせと掘り起し、真上から踏みつけるような行為なのだ。

許されるものなら、全部をコンクリートで踏み固めてしまいたいくらい。

まぁ、予算的にも見てくれ的にも庭全面コンクリートってわけには
いかないけれど。

それ以外でもどんどん余計な記憶が蘇り、吐きそうになる。

やっと、多少は冬枯れた庭がすっきりしたと思えるまで小一時間。

精も根も尽き果てた。

で、ついうとうとと昼寝…。

すると、とんでもない夢を見た。

彼を殴ったり、蹴ったり、罵声をあびせ、ののしっている。

私は半狂乱で、泣きわめて、完全にいっちゃっている。

一瞬、現実???って思うほどに。

でも覚醒する間際、

あれ?私って本当はこうしたかったわけ???

って思った。

当時、彼が言い出した離婚を受け、とにかく冷静さを
心がけ、ほとんど取り乱した記憶がない。

たぶん、再婚既定路線を聞いていたとしても。

いや、返ってそれなら、納得してもっとあっさりできたかも?
って思うくらい。

自分たちのことを棚に上げ、彼の将来の心配さえしていた。

たぶん、私の記憶の中では、

「あんたのせいで!」

というのはずーっと禁句にしていて、口にしたことがないと
思われる。

今思えば、全然まったく、全部が全部彼のせいだと思うんだけど。

それほど、私は我慢に我慢をかさねていたのだと思われる。

で、今頃になってその我慢は正解だったのか?と思っている
節がある。

だから、深層心理では私はもっとまっとうに彼を責めたかった
のではないかと。

で、すっかり昼寝から覚醒し、今自分が見ていた映像が夢なのだ
と確信すると、

「いや、それはやっぱり違うんだろうな。」

と思えた。

彼を責めなかったのは、彼のためでなく、私のためだ。

最後のあたりに、彼はよく

「殴ってもいいよ。」

って言っていた。

DVと言われれば、そうなのかもだけど、私何度か彼を平手打ち
したことがある。

勢い、メガネが飛んで壊れるくらい。

騒いで薬を飲まなかったり、パニックで外に飛び出そうとしたり
お金勝手に使い込んだことがばれたり…。

その時々は、どうにか彼をって思ってたから。

彼がどう思っていたかはわかんないけど。

でもきっと屈辱的だったんだろうなと思うけど。

でも、そう言われても殴らなかった。

その時はもう疲れ切ってて、枯れ切ってて

「もう、殴る価値もないでしょ…。」

って言った。

その時点では、どうかってもう思えなかったから。

殴ることで彼と同じステージに上がりたくないって思ったから。

つまり、私が夢に見たようにしなかったのは、私自身の矜持の
問題だろう。

大人として、女として、母親として。

こんな奴と同じステージにはあがらねぇよ!っていう。

その矜持こそが、私を守ってくれたんだろうって思うんだ。


時間がかかるのは予想していた。

すっぱり、きれいに忘れるなんてことはないと思っていた。

猶予は3年って見積もっている。

ここまで1年と10か月。

大丈夫、徐々にでいい。

徐々に徐々に浮上してやる。