Sideway

気のおもむくまま。たこやきの日記的雑記。

ファンタジー

2005-11-11 | 日記。
現在、世の中に溢れているファンタジーの古典、RPGゲームの原型は指輪物語だそうです。
そのあと「D&D(ダンジョンズ&ドラゴンズ)」というRPGの元祖ができ、ゲーム的な「ファンタジー」の世界は今日に至る……みたい。
今日、そのD&Dの映画やってましたね。指輪もやったし、ナルニア国もできたんだっけ? ファンタジー映画、流行?
映画でやるからには、服装やら小道具やらもちゃんと作ってあるだろうし、勉強、勉強と思って見てました。
石田さんが主人公やってるから、やはりアスランがしゃべってる……(笑)
彼の印象が強すぎますね、自分の中で(^^;

さて、ファンタジー。現実じゃないもの。
だから好き放題できるのが最大の魅力ですが(笑)、自分で作るとなった時に、どこまで調べたり、踏襲したりするべきなんだろうな~、とか考えます。
自分の作るものが、今までのものの粗悪なコピーになるのではないか。
そういう怖れって、やはりあったりしますし。
ダビングを重ねてくうちにどんどん劣悪になっていくコピーなんじゃないか、と。
それを防ぐ為には、やはりオリジン……起源に当たるものを見てみるべきかな~、と思わなくもないです。
特に服飾・背景などの小道具は、(自分は絵を描くということもあって)気になりますね。ファンタジーのモデルはそもそも、指輪物語の世界観。たしか、指輪物語の作者は神話か民話の研究者……民俗学者だったはず。
つまりファンタジーの世界は、昔のヨーロッパと同じ自然、服飾、食べ物に近いはず。そっちの本家本元も、できれば頭に入れておきたいと思いつつ……。
自分のファンタジーはユーラシア大陸全体をカバーするくらいの、非常に広い世界を持ってまして、だったらええい、全世界の食べ物調べてやらあ! とか言ってます。

すべては、自分の描くファンタジーをハリボテや書き割りにしないため。
出来るだけ質感をもって描くには、ハリボテと書き割りだけを見ていたのではダメだろうな~、という感覚です。
そこまで心血を注ぐ意味があるのか……と言われれば謎ですが、これがファンタジーの楽しみのうちなので(笑)
ただ、お約束の世界観だけじゃなくて、ちょっと違うこだわりのあるファンタジーって、異国情緒溢れてて魅力的です。それも目指せたらな、と思いつつ。

っていうか、エルフとかドワーフとか、名前知ってても「どんな」連中なのか元々を知らないから扱い方わかんねえよ! というのもありますが。
エルフはともかく、ドワーフはでてきますよ。ノームとゴッチャゴチャですけど。
有翼人種も出してやる~。エルフとシルフの違いってなんだ~!(混乱)
ファンタジーも奥が深い。
魔法もそれぞれですしね~。魔法と魔術の違いってなんだ。「魔術の出てくる話が読みたい。魔法はいや」という他薦掲示板の募集見て。
「…………ナニか違いが…………?」
と首を傾げてみたり。
ウチは魔術で魔導師ですが。ウチの魔術は学問です。魔導理論があります。

絶対の神がいる世界観とそうじゃないのとでは随分また、魔法の位置づけも変わるし、古典だから~って読んでも参考にならん場合も……。
ファンタジーはファンタジーでも、あしべゆうほのクリスタルドラゴンなんか、完全に世界観がケルト~古代ヨーロッパ限定だし。これもすごいと思う。……まだ続いてるんだよね。以前途中までまとめ読みしました。
他読んだのは……山岸涼子の妖精王。大御所作家揃い踏みなのは、ウチの母上のものだからです、どちらも。
妖精の国物語(中山星香)は、あるけどまだ読んでない。今度帰省したら読もうかな。

しかし…………日本のド田舎に住んでるんだから、実感とリアルのあるファンタジー書こうとするなら「和風ファンタジー」に越した事はないんじゃないかとか一瞬思ってみたりして。外国の森の風景とか、いまいち想像できないし~。

……今度やってみようか、和風ファンタジー。

昨日の閲覧数、ひでぇことになってる(笑)

2005-11-10 | 日記。
でも、大半は自分が行ったり来たりした跡なんですよね、実は。
昨日あれだけ書いたあと、日付変わってから演習の準備をしていました。
お題は環境問題。
自分、関心は割とあるほうだとは思ってたけど、そこそこ代表的なトピックスは網羅してました。ナニに関わるネタでも具体例が出てくる。
最近、苦手になったと思ってたのにな。環境ネタ。
どれだけ深刻な現実を突きつけられても、それに対してナニをすればいいのか分からないからさ。
辛いんですよ、聞けば聞くほど。

まあ、遠くは北海道のニシンの絶滅から、温暖化、人口問題、森林の減少率、松枯れ問題、赤潮、最近ではクラゲの大発生に至るまで、色々と。
でも、穀物中心の菜食生活(人間は元々、これをするように出来ている)の場合と、肉中心の食生活をする場合で、
一人頭の食い扶持を得る為の農地面積が10倍違うっていうのには驚きました。

体に優しくない食生活は、とんでもないほど、環境にも優しくないようです。

気をつけよう……尿酸値も上がる事だし。
自分の健康生活の維持が、地球環境を守ることだなんてなあ。
あ、でも早寝早起きもそうだよね。電気の無駄遣いをなくすのに。

他にも色々あって、どうやらこのままほっとくと、今の20代の人間の人生の間には、地球は崩壊しかねない勢いです。
特にヤバイ、エネルギーと食糧の問題。
大事になるまえに田舎に帰って畑を耕そうかな。実家に引っ込んでしまえば、自給自足できなくもない。
種があれば。いざという時に備えて備蓄しとこうか、いろんな作物の種。
魚(蛋白源)はまあ、いるし。ドジョウもいるし、何故か。

まあ、そんな事を本気で考える程度には、危機感を感じました(笑)
気になる方は是非、
「新しい」生態学(高橋正征 著) をご覧ください。
至極もっともな事が、分かりやすく書いてあります。

でも悲しいかな、現在の経済発展の方向性は、ことごとくこの内容の示す理想に背を向けてるので、げんなりする事も必至です。
全てを変えるにはまず、根本的な今の「価値観」からの脱却が必要そうだ……と言う感じですね、つまみ読みですが。
また、一冊丸々読んでみたいです。


ちなみに。
自分の現在生息地は、出身県の隣県の、県庁所在地Y市です。
とりあえずここで書いときますが、あずみさん、見ておられますか~?
いつも高速バス→チンチン電車→JR鈍行というメニューで帰省しております。
公演、見に行きたいです~。(超・私信)

ぎゃ~! き~え~たぁ~~!!

2005-11-09 | 日記。
くそう、記事が吹っ飛んだ。
何故吹っ飛んだのかも分からん。突然画面が変わったんだもん。
何か間違えて、「戻る」のショートカットキーを押した臭いです。がくり。

ども、アパートでイモをふかして食べたたこやきです。
ちなみに蒸し器はないから鍋にザルを入れて、その上で。

しかし、もう少しで完成だったのになあ。
ヤル気無くすなあ。ぶつぶつ。
せっかく色々書いたのに~。絵についてだけど。
下の記事↓の、続きだったんですよ。まあいいけど。

とりあえず、そこで言いたかった事を要約。
・何だかんだ言っても、楽しいのが一番。やらなきゃ失格なことなんてないから硬くならないこと。
・自分も天邪鬼の反抗児だから、ロクに人の言う事なんか聞いてこなかったこと。
・これから先も、あまり聞く気はないこと。(私より上手い人が、ここに来て説教をしてくださるのはノーサンキュー)知りたい時は自分から出向きます。
・こんな奴でよければ、相談にのります。
・楽しく、自分の空想を形にできると楽しいですね(でも正直、他人に形にしてもらう方が10倍楽しい 笑)

個人的に、絵が描けるかどうかって、生来決まってるようなもんでも、描き始めた時期によるものでもないと思います。
「私描けないから~。描いてみたいんだけど~」
って人は、描き始めてみればいいのにな~、と。

絵を描くということ。

2005-11-09 | さあ、絵を描いてみませんか?
お久しぶりです、こんにちは。大学図書館から、たこやきです。
「絵が描けるのすごいよね~、私ぜんぜんだから……」
というお言葉を、(こないだ似顔絵描きなどやったせいもあってか)よく聞きます。
絵が描ける、描けないって、才能でしょうか?

こんな事言ったら微妙に気を悪くされる方もいるかな。
でも、何も天才的で、歴史に残る名画を描こうって言うんじゃありません。
自分の小説のキャラをちょっと絵にしてみたり、その程度の自己満足。
決して「不可能」なことではないと思います。試行錯誤の道のりは長いし、上達の速さとかは資質もあるかもしれないけど。

私なぞ、決して才能に恵まれた方でも、器用でも、要領よくもありません。
(作業中を見られると、ナニしてるときでも大抵「ぶきっちょ」と言われる。実際、針が布の狙ったところに刺さらない程度には(誤差1~2ミリ)不器用)
現に小5くらいからだから……かれこれ十年以上描いてきてやっとこの程度。
高校・中学のころの絵なんて目も当てられないほどで、十代半ばで美麗な絵を描ける人なんて、いったいどういう構造してらっしゃるんだ、と思ったりします。
それでも、効率の悪い完全独学でも、十年も続けてればそこそこ上手いねえ、と言ってもらえるようになるんだから、誰だって本当は描けるもんなんじゃねえか、と思ったりします。

んで。
どうやったら絵が描けるのか考察してみたいと思います。

今回、その中でも絵を二種類に分類してみようと思います。
一番目は、実際に物を見て描くこと。いわゆる美術の授業の領分。
二番目は、絵を見て絵を描くこと。漫画絵をその典型として挙げます。
この両者、片方ができればもう片方を補助し、さらにスキルアップさせることができます。
が、
最初の取っ掛かりがちょっと違うんじゃないか、という個人的判断で分けました。

どこまで続くか分かりませんが、ページを分けていろいろやってみたいと思います。
・実際に物を見て描く
・絵を見て絵を描く
・両方使って描く

青い……め?

2005-11-05 | 日記。
たこやきです。別名歌峰です。
ビミョ~に、使い分けてるよーな、区別ついてないような、二種類のHN。
どっちもどっちで使えねえ感じの(笑)

本日は似顔絵をガシガシ描いてきました。
いい勉強になりました。
「美形に描いてもらえる~」などと殿方が集まってきてビビリました。
教育学部の方ってノリいいねえ。
しかしホントにみんな、綺麗な顔してると思うよ。
大抵の女の子がパッチリ二重だし、男女ともども眉綺麗だし(これは自分で綺麗にしてるのか?)
今、アイラインを強調するメイクが主流なのかな?
目自体が大きなわけじゃないのに、目の印象が強い女の子が多かったです。
多分、一番本人を特徴付けるのは輪郭ですね。
輪郭……特に頬骨の張り具合だけが千差万別って感じでした。
いつもイラスト描くときはそんなに意識しないけど。イラストの子は基本美形だから。
美形じゃない部分=人の顔を本人の顔たらしめている部分
って感じだな~、と。
鼻は描くの得意じゃないので、結構ごまかしました。
鼻をうまく表現できればグッと本人らしさが増したんだろうな。

あと、流行なんだから仕方ないけど、
分け目グッシャの人、多すぎ(笑)
おに~さ~ん、そのアタマ、ど~なってんの~??
大変良い経験になりました。随分今風の髪型の経験値が上がったぞ。
資料として手元に残らないのが痛いけど。
(全部本人にプレゼント。要らないという人はいなかったな)
むしろ、延々、自分のあずかり知らない所に大量に、自分の絵が残るのが怖いけど(^^;

存外人気が出て、ようけ人が来ました。
少なくとも閑古鳥は来なかった。
意外と自分の似顔絵欲しい人っているもんですね。


って、題名と関係ない話に(汗)
元に戻そう。

青い瞳(あおいめ)という表現を使いますか?
いや、青に限らず。緑でも茶色でも。
行きつけサイト様にて、「瞳=虹彩を含んだ色つきの部分」「黒目=瞳孔」
という意味で二つの語句(両方じゃなかったかも)が使われておりまして。
自分は瞳=瞳孔、黒目=含・虹彩、と解釈してたので(生物学的にはこっちが正しかった)、
歌峰と名乗って(たこやきと名乗るの恥ずかしい・笑)指摘したのですが。

ぶっちゃけ、
「青い瞳」って、使いません?
これまで幾度、この表現が使いたかったことか!!
目と眼じゃ限界ある気がしてん。
微妙に使い分けるけど、視線を表す時とか、
「フィラーシャの碧い瞳が、彼を見据えた」
の方が綺麗な気がして……ううっ、使いたい……。
実際には「フィラーシャの碧い眼が……」とやるけど。瞳のほうがパッチリしてそうとか、良く分からないイメージがあります(笑)

皆さん、使いますか? 瞳(め)という表現。

今回行きつけサイト様で使っておられた表現だと、自分的には目に止まってしまったので指摘しましたが、
正直な話、自分の感覚が「一般的」という自信もなし。
生物畑にいるおかげで、無駄にウルサイだけかも……みたいなね。
(一般常識が世間とずれてきますよね。大学で専門やってると、その分野だけ……)
普通に一般的に通じるんなら、いちいち指摘するべきじゃなかったかな~、とか、色々考えました。

皆さん、黒目と瞳、どっちがドコだと解釈してらっしゃいますか?

こんばんは。

2005-11-04 | 日記。
なんとか復活。たこやきです。
明日は似顔絵を描いて来ます。知り合いは来ないように。
アウトドアな奴あまりいないから心配してないけど。

ナタリー・インブルーリアのサードアルバム発見! しました。
やったーv
三年? 三年半ぶりか。
洋楽業界全体を知らないので、どのくらい認知度があるか知らないけど、CDコーナーに名前でインデックス出てないよな、彼女。

いい詩書く方です。
声も澄んでて綺麗だし、発音綺麗で聞き取りやすいです。
訳詩読みながら、今どこ歌ってるか分かるのがちょっと嬉しかったり。
しかし今回、ご結婚されたこともあってか、「あなた」(恋人)が出てくる頻度が高くて、独り身には寂しかった……(笑)
恋の歌とか、愛する相手がいる幸せとかは、残念ながら実感できる状態にないので、ちょっちさみしい。
メロディーを覚えていけば、また色々お気に入りの曲が発見できると思います。
洋楽は好きになるまでに時間がかかるのよ、私(笑)
(だからほとんどアーティスト買いしかしない)
アコースティックギター、いい音ですよね~。

ナタリー・インブルーリアのファーストと今回のサードアルバムは、かなりアコギの音が素敵です。
…………聴くと、「弾けたらいいのにな~」とか思う(笑)
そんな根性ないけど。


研究室の予備調査にのたうってきました。
来週月曜日結果発表ですが、第一候補にどんだけ人集まるかドキドキ。
お願い、先生。私を入れて~!(笑)
どーしても決まらんかったら成績だそうです……ひいぃ。
月曜日は英語の宿題、実験レポートがあるのに1~5までフルコマ入ってるので、日曜までに色々やっとかないと泣く事になりそうです。

月の杖はノロノロ書いてるので、今半分って所でしょうか。
体調不良もあったし……苦しい一週間だったぜ。
今日~日曜日をいかに有意義に過ごすかが勝敗の鍵を握っております。
がんばろ~……。
あ、適職診断の結果が来ました。
社交性がどん底で、思考・理論・分析がダントツ高。
他全部ど真ん中という、何か偏ってるのかなんなのか全然わからない結果に。
分かりやすいっちゃ、わかりやすいけど……うわ~、役に立つの? 自分。
なんだかんだで研究職が、まあまあどれ受けても「向いてる」ように出るような……。
あと、大抵どれ受けても大抵の項目が平均値辺りです、自分。
たまに偏るのは、多分その日の気分だよな。
これから、今まで受けた適正検査の結果を分析して、共通項を出して行きたいです。
ナニが出るかはお楽しみ。
自分でやってみた自己分析とどう関わってくるかも注目のしどころ。

自己分析やって良く分かったのは、
自分、
「好きな事に対して他人の評価(悪い評価)が下ることに対して、過剰に恐怖心を持っている」
ということ。
だから、手が届くかもしれない、今なら試せる、というところで及び腰になるらしい。
全体的に身一つで勝負するの嫌いだし。
それくらいならチームに埋没して、一部品として機能して結果を出したいタイプのようです。
自己顕示欲はそれなりにあるくせに。
……あるからこそ、かな。自意識が傷つくのが好きじゃない。
悪い意味でプライド高いのかもしれません。
克服するべきか、個性と諦めるか。
ん~……。

とか、考えてます。

くたばってたので、ネタが有り余ってる(笑)
えーと。

一度、ビーンズ大賞とか投稿してみたいな~。
ということで、ボンヤリネタ出し。
ビーンズか、コバルトか。その辺の少女ファンタジーを狙ってみたいな、と。

月の杖長すぎるし、
七つの聖石は……いや、アレはとっ散らかってるし。
イケショウはファンタジーじゃないし。
その他今あるネタは全部馬鹿長いので。

華麗な話が書きたい(笑)
華やかなやつ。自分的なツボを追及して。
スーアの話が、主人公ぶちゃいくじゃなければそこそこなのですが、
(そこそこ王道という意味だ)
彼女は「普通顔」じゃ意味ないので。
性格可愛くないしね。なんといっても後は「不笑(わらわず)の王妃」だし。

で、ポイントを整理してみる。
1、記憶喪失ネタ(実は大好き。勿論記憶喪失するのは主人公)
2、宝石系マジックアイテム(宝石好き)
3、主人公、実は凄い力と過去(宿命)の持ち主(主に悲劇的で強大な)
 (『実はあの伝説の……』とか超弱い・笑)
4、誰かをかばって犠牲に系
 (弱い。特に主人公がその身を差し出す、とか)
5、その時、何か諦めて「運命を受け入れる」とかだと更に弱い
 (完全に相手のためだけじゃなく、内因的な悲観がある?)

でも、これだけ全部揃えてコッテコテの話にすると、
多分途中で主人公にムカついて来る(笑)
(所詮自分は脇役根性)
で、勝手に主人公が強くしぶとくなったり、こう、イマイチ王道を追求できないというか、陶酔できないとうか、妄想に走りきれないというか。

やはり需要する方が楽なんだけどね。
自分の好みにぴったり合った話があれば。



…………と、とりあえず月の杖書きます。

うう~。

2005-11-01 | 日記。
しんどい。熱が……あるよーな、ないよーな。
相変わらず腹痛いし、頭痛いし気分悪い。

こんばんは、気分的には半死半生のたこやきです。

理由分からん分だけ気持ち悪い!
元から月経周期は大荒れな奴だけど、こんなにずっと痛いの初めて!!
なんか怖い~。

仕方がないので明日ホケカンに行きたいけど、
一コマ目から三コマ目までみっちりあるよう。
しかも二コマ目レポート提出だよう。
…………。
ホケカンって何時からだっけか? 一コマ目に乗り込むかねえ……。

とりあえず今日は、さっさとレポートやって寝ます。
十時には寝ます。
おやすみなさい~。

ふたりの小僧さん

2005-11-01 | 単発小説
ある高名な和尚様の所に、ふたりの小僧さんがおったそうな。
そのふたりというのが見事に真っ逆さまで、片方はとても勤勉、もう片方はとても怠け者じゃった。
怠け者の小僧さんはいつも、修行を抜け出してどこへともなく雲隠れし、
勤勉な小僧さんはいつも、必死に修行に励みながら、事あるごとに怠け者の小僧さんをがみがみと叱っておった。
しかし怠け者の小僧さんはそんな事どこ吹く風で、一向に相手にせん。
「まあまあ、よしなよ。そんなに怒らなくったって、おいらがお経を読まないせいで、お前さんの徳が減るでなし」
そう宥めては、火に油を注いでおった。



何かにつけてはけんかを始める二人の小僧さんをみかねて、和尚様はふたりを呼び出し、並んで座らせなすった。
「お前達に一つ、説話を聞かせよう」
怠け者の小僧さんはいつもと同じように、ぼんやりのんびり頷いた。
しかし勤勉な小僧さんは納得がいかない。なぜ毎日真面目に修行をして、怠け者の小僧さんの分まで頑張っている自分まで、説教をもらわなければならないのか不満顔じゃ。
しかし徳の高い和尚様の話を聞かないわけにもいかないので、渋々頷いた。



「昔、あるところに二人の百姓がいた。
一人はとても真面目で、毎日田に出ては、日中せっせと米を作り、毎年きっちりお役人に納めていた。
そして更に自分たちの食い扶持を差し引いた余りを売って、少しずつ貯金をしていた。
もう一方の百姓はなぜか毎日、縁側に転がって外を眺めてばかり。
真面目な百姓はあきれ返り、それではお役人に納める米もろくにあるまいと心配した。

そして秋、いつものように収穫が終り、真面目な百姓は寝転がってばかりの百姓にこう切り出した。
『お前さんのところ、あまり米が出来なかったんじゃないかね? なんならウチのを少し、貸してあげるが』
すると寝転がってばかりの百姓はこう答えた。
『いやいや、結構。大丈夫だよ。ちゃあんと年貢の分と、この先一年食べる分はあるからね』
これに真面目な百姓は驚いて、そんなはずはない、証拠を見せろと喚きたてた。
それに頷いて寝転がってばかりの百姓は、自分の米倉を開いて見せた。
なんとそこには、自分の家に劣らない量の米があるではないか。
真面目な百姓は動転し、次の日年貢を取りに来た役人に、
『隣の田はウチとは違う、もっと肥えた土地に違いない!』
と言い張った。それに頷いた役人は、これ幸いと隣の田の年貢の量を増やした。

それ以降、毎年寝てばかりの百姓の家からは、真面目な百姓の家よりも多い年貢が取り立てられ、貧乏になった寝てばかりの百姓は、そのうち飢えて死んでしまった。
しかし、どれだけ飢えてもその百姓は、日中田に出て働く事はなかったという。

さて、この真面目な百姓と寝てばかりの百姓、極楽浄土に行けたのはどちらだとおもうかね?」



これに勤勉な小僧さんはおお張り切り。和尚様が自分も呼びつけたのは、正解を言わせるために違いない、と、得意になってこう答えた。
「真面目な百姓です」
しかし、和尚様は勤勉な小僧さんを褒めるでもなく、怠け者の小僧さんにも答えさせた。
「わかりません。が、両方かもしれません」
この答えに勤勉な小僧さんは馬鹿にしたように鼻を鳴らし、和尚様はにっこり微笑んだ。
「よくできました。正解です」
これに勤勉な小僧さんは納得がいかない。不満もあらわに和尚様に理由を尋ねた。
すると和尚様は勤勉な小僧さんを見つめて口を開いた。
「真面目な百姓は、とても勤勉に毎日米を作っていた。それは分かっておる。しかし、日中寝てばかりの百姓が怠け者であると、誰が知っていたのだね? その百姓は毎朝毎晩、日が高くない時に外に出て、暗いうちにせっせと働いていたかもしれん。そして、昼間は田の様子をよくよく見て、何をどうすればより上手く米が作れるかを考えておったのかもしれん」
「そんなはずはありません!」
「何故、それがお前に分かるのかね?」
「それは……」
勤勉な小僧さんは口ごもった。そうに違いない、そうでなくてたまるか。そんな考えばかり浮んで、ちゃんとした理由が出てこない。
「お前は真面目な百姓と自分を同じものとして、寝てばかりの百姓をこやつと同じものとして考えた。そして、自分が望むように二人の末路を解釈した。わかるかね? お前は、他をお前と同じものと解釈し、お前の望むようにあると決め付けた。そして、それに従わないものは極楽へ行けないと思い込んだ」
怠け者の小僧さんを指して、和尚様は勤勉な小僧さんにそう諭した。
「お前があずかり知らぬ所で、こやつが何を行っておるか知ろうとしたことがあったかね? お前がこやつに腹を立てておったのは、こやつが自分の思い通りにならないからではなかったかね?」



これに勤勉な小僧さんは恥じ入って、それから周りに気を配るようになったそうな。
そして「己を開くことで、相手を救う道もある」と諭された怠け者の小僧さんと一緒に貧しい村々を周り、村の人々を助けて高名な和尚様になったそうな。





==========================================================

途中から語尾が適当……;
突然ふよっと頭に湧いて、書かずにはいられなかったお話です。
別にモデルの話はないのですが、よくありげなので、似たのがあるかもしれません。
即興で書いたので、色々背景に間違いがあるやも……。


自分は……どっちだろうね?
分野によって、相手によって、どっちかなんて変わりそうだけど、
心の狭さで言ったら勤勉派かと。
別に怠け者の方が正しかった、と言いたいわけではないので、その辺が伝わればよいな~、と思います。