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山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

人生を切り開く事

2022-02-11 18:38:00 | ニューヨーク
今日は二人の女性に会う。

とても楽しみにしていた方々。

リンカーントンネルを抜けて、マンハッタンの真ん中で降りる。

リンカーントンネルは有料トンネル。
毎回レイチェルの車だと、トンネル代金と駐車料で財政が厳しい。
バスという選択だけれど、荷物がないのだからこれも楽しい。

そして地下鉄を乗り継ぐ。
限られた時間で、一人で移動なんてこんなにスムーズに出来ない。
時間に無駄なく、一度に何人か会えるようにスケジュールしてくれました。
レイチェル、本当にソツがないです。

マンハッタンに行くのに、ピカピカのバスとボロバスでは料金が1ドル違う。
これも面白い。

当然私たちはボロバスを待ちます。

 

  

こっちの方が味がある。

待ち合わせのカフェで待っていてくれたのはメーガン先生。
St・ジョンズ大学の教授。

初めまして、なんだけれど、このスマイルで私に必要な部分はゆっくり話してくださるから、いい人にしか見えない。

歌語りは授業が終わってからのゼミでの開催。
18歳から20代前半の学生たち。
参加した生徒にはお茶と軽食が振る舞われるそう。
さらに学校側から音響、設営の専属スタッフがついてくれるらしい。

レイチェルの事前アポで、歌語りの趣旨と活動に共感を持ってくださっていて、ものすごい気配りを感じます。

完璧。


 

今は夏休みに入ってしまい、大学はお休みで訪問出来ない。
9月のツアー本番には、事前の挨拶と下見の時間を作っていただく事にしました。

「心配ないわ」微笑む。

なんて素敵な出会いなんだろう。
さっき会ったばかりなのに、同じ目的をもち、深い理解を示してくれる。
大学で学ぶ学生たちへの期待と、「世界共通の平和学習」というコンセプトにも期待を持ってくださっている。
大学で歌語りを通じて「広島」を学ぶ。

信じられないことの連続。
9月がとても楽しみ。

 

移動です。
歌語りツアーが終わったら、身延で子どもたちとベテランズの共演があって、今年のスピーキングツアーのメインスピーカーのスーザンに会えることに。

 

小雨が降ってきたけれど、高級住宅街を走り抜けます。
道路に面した扉は、玄関ではありません。
必ずエントランスがあって、セキュリティーは厳しいです。

エレベーターに乗るおばあちゃま、人は見た目で判断できないけれど・・・お品があり、見るからに・・高級住宅にお住まいするスタイル。

マンハッタンのお金持ちの生活、私には想像出来ないけれど、オーラがあります。

 

スーザンが、サンドイッチとサラダを用意してくださいました。
私はここに来る途中で見つけてもらったケーキ屋さんでチーズケーキをお土産に。

 

スーザンはとてもカッコいい。
私より年齢は15歳以上離れているけれど、スタイルはいいし、おしゃれ。
頭脳明晰。

詳細は書かないけれど、日本に特別な思いを持っている。

そんな彼女のこれまでの人生を聞き、涙が溢れます。
「人を憎むのではなくて、戦争を憎みなさい」
お母様の言葉を胸に生きた彼女の生き様は、有言実行。

話を聞いているだけなのに、時代を写す映画が流れていくような時間。

異国の地で生きる人生の先輩。

ニューヨークに来てよかった。

 

 

ニューヨークの夜はなかなか暗くならない。
帰宅してから、夜の銀行へ。

一度におろせる金額が決まっているので、何度も手間をかけたけれど、毎回、嫌な顔一つせず付き合ってくれました。

明日は帰国です。
この一週間を振り返り、今夜しないとならないことをまとめます。

開催決定の会場や翻訳の事。
機材の事。
これから本番までのスケジュール。
約、3ヶ月しかない。

毎日が刺激的すぎて消化不良だけど、今回最後のマンハッタンの夜はひときわ輝いて見えた。
眠らないで眺めていたい気持ち。

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実像

2022-02-10 18:08:00 | ニューヨーク
今日はある重鎮に会うことになっている。
その後、米国で有名な出版社にお勤めするトニイさんに会い、今日までの報告と9月までの計画を話すことに。

今まで築き上げてきた人脈を惜しげなく紹介してくれるレイチェルに今日も感謝。

 

国連近く。

慣れた様子でエレベーターを上り、まずある事務所に寄り、この部屋の持つ機能を知る。
ここも世界をつなぐポイントとなる場所。

レイチェルの知り合いがいて、ここでも紹介いただく。
9月の本番に向け、アイディアをくださる。


 

写真は載せられないけれど、こんな事でもなければ、一生に一度会えるか?の方を訪問。
この企画を知っていただく事、応援して欲しい旨を伝える。

重鎮の仕事場ってだけでも、社会勉強(小さい私です)。

日本で私がしている努力や学び方は、とても狭いキャパをめぐっている。

広い視野を持つにしても、その方向や焦点はどこまでも広く、深いから、空回りが多い。

今回の旅を通して、実際に組織や人を動かす方々の実像に触れることは、自分を奮い立たせることになる。

出会い、声を聞き、見つめ合うことで人は波動を受け取ることになる。

いつも眺めているマンハッタンの街を歩きながら、ニューヨークの空を見上げた。

 

「食べたいものはない?」

よく聞かれるけれど、飽食の時代に生きている私は旅の時こそ、食に気をつける。
せっかくだから・・と人はよく言うけれど、出来るだけ、普段に近づけた食事がいい。

興味のあるピンポイントは挑むけれどね。

で、興味のあるピンポイント。

ハンバーガー(笑)

 

とにいさんがオーガニック系のバーガー屋さんを見つけてくれていた。
ポテトもステックではなくてアミアミの。

店に入り、まず、それぞれが飲み物をオーダー。
席を決め、そこでハンバーガーをオーダーする。

ついキョロキョロしてしまう。
ただの田舎者です。

 

3人のミーテイングは当然日本語だから急に雄弁になる私。


どこか行きたいところは?と聞かれるが、こうして日常に暮らすようにできる散歩が一番。

マンハッタンの散歩、最高。

スーパーマーケットも最高!

美術館巡りや本場のジャズを聴きにブルーノートなんてプランは今後のお楽しみ。

ニューヨークの街は人、建物がアートそのもの。
打ち合わせに歩く道中がすでに刺激的です。

 

 

行き交う人がみんな素敵に見えてしまう。
写真撮りたくなる場面ばかり。

でも、人を目当てに携帯は向けられないし、載せられない。

 

Weehawkenに向かうバスに乗り、今日の日程は終わった。

帰ってから今日の出会いと今日までの出会いをパズルのように並べ、明日の行動をプランする。

そして、レイチェルが用意してくれる私好みの夕食をいただく。

レイチェルはラジオを聴きながら片手に一杯、私はやっぱりマンハッタンを見ながら夕食を楽しんだ。

日本から送り出してくれた、歌語りを応援してくれる、あの人、この人の顔を思い出しながらね。

この旅もあと三日。

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日本人学校

2022-02-09 21:04:00 | ここで愛ましょう
今日の予定はニュージャージー州にある日本人学校を訪問することに。

都会を離れ、お伽話に出てくるような街並みやお家を見ながら、レイチェルの運転で移動です。

朝が早かったので、外でモーニング。


前もって、アポとりをしてくれてあり、午前中に訪問することに。

今回はプレゼンを兼ねた訪問。

私にもレイチェルにも展開はわからない。

学校にアポ取れることがすでにすごい。

日本人学校ってどんな学校なんだろう。

  

学校は日本以上にセキュリティが厳しい。

写真はほぼ撮れないけど、これが体育館だって案内されるまでわからない外観。

  

敷地内の建物。
実験室や専門科目の建物がありました。

音楽室から合奏の音が聞こえます。
心地いいね。
やっぱり音楽は言葉を超える魔法があります。
今日は目的が違うので見学は控えます。

丁寧に対応していただき、学校での開催の可能性やそこからの展開など、希望を感じる展開です。

そしてなんと、校長先生が別の学校も紹介してくれました。
共催できるかも・・・

レイチェル、早速交渉。

交渉成立。

さすがです!


  

先程の学校で紹介いただいたニュージャージー日本人学校。

担当してくださった熱心な校長先生、教頭先生のご理解で開催が決定。

海外にいる日本人の立場で聞いていただけたら、今後の米国展開のための研究ができる貴重な場になります。

ただし、米国の先生方は就業時間はシビア、だからまず協力していただける先生に聞いていただき、次年度は生徒たちや地域にも呼び掛けよう・・とまで話が進みました。

まずは9月は職員室ライブです。
実現するまで、念入りの準備が必要になります。


毎日が理想的な展開で、嬉しいのだけれど、浮ついている気分になれません。

責任というか、事は重大で、自分の言い出し事とはいえ、行動に移したことで目の前で叶っていく様がすごくて、私の人生だけれど、あまりにも素晴らしい展開!にただ驚いているもう一人の自分がいます。


日本人学校は、日本国政府の文部科大臣が管轄する在外教育施設。

日本国外に居住する日本人子女が、日本国内の小・中学校と同等の教育を受けられるようにした学校です。

校長先生や教職員は日本の先生が中心。

子どもたちは外見は色々な国の子どもたち、そして言葉も色々でした。

親の仕事の事情でこちらに住んでいる子どもたちです。

 
  

帰りに遅めのランチ。

お祝いランチで、レイチェルの若き頃、デートで来たことがあるイタリアンレストランに連れて行ってもらいました。

なぜか写真が出てこないのだけれど、パンも本当に美味しくて、パスタも肉料理も日本では味わったことのない味、今日はもうこれ以上の刺激は入りませんと心から思いました。

幸せです。

その後、レイチェルが昔住んでいた地域や学校、お気に入りのコースを思い出話と共にドライブしながら巡りました。

アメリカの生活や文化を知る贅沢な時間。

ニューヨークで一年間を過ごしてみたくなりました。


ランチで満足していたけれど、夜は夜で毎晩レイチェルが支度をしてくれます。

これが、おしゃれでちょうど気分や腹具合に合うメニューばかり。

今夜も気遣いに恐縮します。

 
  

  

何がなんでも、9月には最高のパフォーマンスをしなきゃ・・・

自分を試す場が、ここニューヨークという、とんでもない事実に興奮はおさまりません。

  

夜に向けて変わっていく、空の色、マンハッタンの灯り。
明日のスケジュールを話すレイチェルの声が、心地よいBGMのようで、聞きながら、ずっと窓の外を見ていました。

満たされてとろけそうです。

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アセンション教会

2022-02-08 00:04:00 | ニューヨーク
おはよう
二ューヨーク



今日は大きな教会へ行くと伝えられた。
海外の教会は荘厳でそこで発生する響きは本当に天に届くように感じる。

教会と祈りと音楽

キリスト教徒でなくても、祈りたくなるし、ミサに出会した時など人間界ではないところにいるような気さえする。

私にまた奇跡が起きた。





The Church of the ascensionへ。













司祭と今回レイチェルが企画してくれた歌語りを応援してくださるご婦人を紹介していただいた。

もうすでに企画はレイチェルが進めていてくれた。

私は、挨拶をして開催の条件を聞き、お返事をすれば良い状況。


ここは世界のトップアーティストたちのコンサートも開催されている、由緒あるカトリック教会です。

まだ、トップアーティストでないけど(笑)私がこの教会で歌う?

最初に通されたレセプション用の素敵な部屋がありで、ここでの開催だと思っていたのですが・・・

「礼拝堂も見てみる?」

 

礼拝堂で・・ということになりました。
私、無口になりました。



ニディアさんたちとランチをしながら、前祝いとミーティング。

近くのベジレストランに。

何でもかんでも高いニューヨークご飯なのに、ここは日本と変わらないランチ価格。
興味のあるメニューばかりなのに・・・

チャペルの決定が真実味を持てないくらい衝撃的なので、写真どころではなくなってしまいました。

地に足がつかない感じ。







マダムたちとの会話は日本の女子会と同じようで少し緊張がとけてきた。
英語だから、全ての会話が正確に理解できたとは思っていないけれど、マダムたちも承知でお話してくれるから、同じ場面で笑える。笑えるってことは通じているという事。

言葉。

カタコトでもコミュニケーションは取れるけれど、
本当に英語が自由になれたら・・・

ニディアさんは広島にも来られたことがあって、平和活動もされている。

私が「Peace」と使う感覚のところを「へいわ」と使う。
いろいろなことを知りたい。

もっと、日本にはない感覚に触れてみたい。
今後の事へのお願いと、次回の再会を約束して別れた。

Weehawkenのお部屋に、来たときと違うルートで帰ることにした。



レイチェルが少しネットの作業をしたいとなり、駅のコーヒースタンドで休憩。

私はここで、まるで映画のように流れていく人の動きを眺めていた。










PATHという電車(ライトレール)でポートインペリアル駅まで。
車両はハドソン川沿いを走ります。

到着すると切り立った崖の急斜面にむき出しの階段があり、ひたすら登ります。










目印の公園を横切り、お部屋に帰りました。

レイチェルが夕食までの時間で、私に英語の名刺の用意がなかったので作ってくれました。

何から何までサポート。
本当に感謝です。





この明るさで20:30



マンハッタンの夜は思い切りゴージャスで短い。

レイチェルの部屋で私たちは、その上をいく(笑)

The Church of the ascensionで歌語り。

ニューヨークデビューはここから始まります。

乾杯!


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時差ぼけ調整日

2022-02-07 22:41:00 | ニューヨーク
三日目。
なんとなく時差ぼけがあるかな・・・って感じですが、ときめき過ぎて疲れているのかわかりません。

今日は調整日にして、レイチェルは明日以降のアポとりをしてくれています。

私は、近所に一人で散歩に出ました。

ニュージャージー州ウィーホーケンの崖の上の公園、ハミルトンパークです。

ニューヨークのマンハッタンの地区、ミッドタウンのハドソンリバー河の対岸にあります。

ここに滞在しています。

何・・・↑ かっこいい・・・夢?

奇跡?

レイチェルは自慢めいたことは一言も言いませんでした。
到着した夜も「すごい絶景スポットがあるから通って帰りましょう」って言って突然現れたミッドタウンに瞬殺・・・ぼうっとしたままおうちに案内され、気絶しそうになりました。

だってさっき見た瞬殺景色が窓枠の中にあるんだもの。


 

ハミルトンパークは、部屋からすぐだし、目印の建物をしっかり覚えたから迷子にもならない。

道路沿いで安全、開放的、ここに住む人の生活もあれば、観光スポットでもある贅沢な散歩。

 

 

 

 

 

 

 


途中に第一次世界大戦メモリアルがあります。
1920~1930年に建てられた記念碑です。

1945年よりずっと前に建てられているのに、古い記念碑とは思えない。
建物も含め、歴史が古びていない。

 

 

 

 

色々気に止まるものもあったのだけれど、写真はマンハッタンばかり・・・
エンパイアステートビルやハドソンヤード、キラキラしたたくさんの細長い高層ビル。

ここで繰り広げられる大きな経済産業、、所々に溢れるアートの世界。

その中の武器産業にも注目している。


ニューヨーク生まれのニューヨーク人ってどれだけいるの?

世界中の人が歩いている。


実際のマンハッタンの中心部はあちらこちら工事をしていたり、古かったり新しかったり「綺麗」という表現にはならない。

その対岸で見るからこそ、目の前の物以外の、目に見えないものを考えます。


景色に重なる世界事情。

私が写真にして記憶に残したいものは、それなんだと後で気がつきました。


世界中を見つめる、そんな感じ。

勉強しなくっちゃ

人間を観察しているだけで、制限がなければ何時間も経ってしまいそう。

ここにいる目的を思うと、少し怖気付くけど、ここニューヨークに歌語りの素晴らしいチームが出来ているし、日本からのエールだってすぐ感じることができる。

全て揃っている。

神業。


 

私はここにいる・・・念願を叶える・・・これは夢じゃない。


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