少林寺流空手道拳昇会

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大会参加選手へ  

2014-07-27 19:17:35 | 日記

全国大会を前に、いつも模索する。型の美しさとは何ぞや? 正確性、気合、気迫、力強さ、優美性。

口で言うのは簡単だが、それを体現することの難しさよ。

今更ながらではあるが、色で例えるなら、白いものはより白く、黒いものはより黒く表現することが大事なのか。では際立たせるためには? 黒の中にあって白が、白の中にあってこそ黒がより存在感を発揮するように、型で言えば、強弱、緩急、静動、剛柔という「対極にあるもの」を如何に一人の体で表現するかにかかっているのだろう。一対何人もの戦いを型というきまった動作の中で繰り広げる。目の動きひとつ、頭の先から指先にまで神経を張り詰めつつも、硬くならずに伸びやかに攻防を表現する。昔、師から、「タオルの先に結び目を作り、大きく振ると柔らかなタオルが伸びきりピンと張る瞬間がある。それが突きの瞬間である」と教えられた。突き一つ、蹴り一つに剛柔を併せ持つこと。それを刹那に表現すること。

先日の強化合宿でも、一番留意したつもりではあるが、鍛錬、鍛錬の賜物であろう。限られた時間の中で、みんな、本当に一心不乱に稽古に励んでくれた。感謝! 全国大会を一週間後に控え思うことは一つ。ただ伸び伸びと楽しく2~3分の舞台を自分なりに演じきって欲しい。結果はどうあれ、自分に満足できる演武にして欲しい。審判をするので、みんなの戦いぶりを見届けることはできないが、心から健闘を祈っている。

 

 


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