11月29日
巌宗家先生が亡くなられ、一周忌を迎える。 天上界から、この一年人間界を見下ろしてどう思われただろうか。 人間界では何かしらの欲に取り憑かれた人間達が哀れにも滑稽な群像劇をちまちまと演じながら、必死に?いやそれなりに幸せに暮らしている。どいつもこいつもなんて愛おしい人間達よ! そんな面持ちで先代と甘い物でも召し上がりながら笑っておられるように思う。何が正しく何が正しくないのか、人間同士が人間界の欲という物差しで測り合っているうちは堂々巡りのことだろう。ふと、以前このブログで紹介した「マイルール・古代日本人に学ぶこと」を思い出した。何かを決めるときの物差しは美しいか美しくないか、ただそれだけ。自分の行いが美しいかどうか、今一度、自身の心に問いかけながら、天上界の宗家先生を仰ぎ見たいと思う。きっと、そのとおりだよと頷き、そして、しかめっ面してないで、人間界を存分に楽しめよ!と包み込むような笑顔を門下生皆に向けてくれていると思う。そのように、悔いのないように生きたいと宗家先生一周忌に改めて襟を正す。