少林寺流空手道拳昇会

道場案内・活動記録・会員間出来事など

夏の終わり

2016-08-30 22:06:47 | 日記

ある地方版新聞の「編集日記」にこんなコラムが・・・誰しもが過ぎ行く夏を振り返りながら似たようなことを感じているはず。そんな思いで転記します。

~ オリンピック開催でとりわけ盛り上がった今年の夏も過ぎていこうとしている。いや、もうとっくに夏の後ろ姿を見送ったのかもしれないけれど、夏休みが終わるまでは、どこかに夏のかけらは残ってくれているようにも思う。 子供の頃も、大人になってからも、夏の終わりはちょっぴり切ないものである。春夏秋冬4つの季節の中で、季節の終わりにそんな風に感じるのは夏という季節だけかもしれない。  昼間の暑さはまだ厳しいのに、朝夕の吹く風の中に涼しさを感じる時。ふと見上げた空に一片のうろこ雲を見つけたとき。セミの声がピタリと止んでしまっているのに気づいた時。地元の市場に季節の果物(自分の地域ではぶどうである)が並び始めた時。夏の終わりを感じる。  しかしこれほどはっきりと別れを告げる季節はないのではないか。夏以外の季節は、なんだかいつの間にか移り変わっていたなと思うのに。だからどの季節より別れの寂しさを感じるのかもしれない。  取り返しのつかない後悔も、最高に輝く栄光も、過去のことだよと告げて夏はゆくのだ。よろこびもかなしみも決して立ち止まりはしないことを笑顔で伝えながら。~ (K)

 皆さんはどんなことに夏の終わりを感じますか? 強烈な暑さを乗り越えるほどに、「よおがんばったなあ、自分よ」って、頑張った自分とのお別れ感もひとしおになる。秋めいて心地よいはずの風にさえ、物足りなさを感じてしまう。強烈な西日を浴びて道場に向かうことから開放されるというのに、日の落ちる早さが身に染みる季節の侘しさを思う。人間ってほんとあまのじゃくだなあ。  

 さあ、「編集日記」のKさんの言うように、フェスティバルも終わり、一つの夏にケリをつけて、また前に進んでいこう。