はじめに術として理解し、次に道として鍛える。
人間は社会的動物である。個人武術もそれを組織化し伝承することをひとつの使命とする。そこに「型」の発生する根拠がある。
「型」は先人が苦しい修練の末に生み出した技術体系である。はじめは無意味に見える動作の何に実践的な意義を有するものが少なくない。その反対に体系を組む必要上から生まれた、実践的には意味のない単なる連絡動作もある。「型」を学ぶにあたり、本来どのような武術的意義を持っているのか理解していくこと、理解し、はじめてどのように変化すれば実際に応用しうるかがわかる。
武術性のみならず芸術性、思想性あるいは哲学性という側面を有する。仮想敵と戦うことは、自分自身への挑戦。精神を統一し「気」を一貫して演武することが大切。「型」に自己の良心をかけて演武することが大事である。
~創始宗家の言葉より~
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