少林寺流空手道拳昇会

道場案内・活動記録・会員間出来事など

空手道の基本的理念

2015-05-05 15:17:20 | 日記

H27,5,5 こどもの日 穏やかで爽やかないいお天気  うちは~すっかりこどもの日も他人事に・・子供にかまわれる大人の日をつくってほしくなるくらい・・・

フンとばかりに、青空を尻目に、久しぶりに空手ノートを開いてみた・・・いかに主体性をもって型の稽古に取り組むことが大事か、言い換えれば、いかに子どもたちに受身ではなく自発的に型の稽古に夢中にならせるかが大事であるかということを改めて噛み締める。

空手道の基本的理念 ~ 開祖 保 勇先生 ~

1)人間は動物である。従って、人間にとって動くということは、非常に重要であり、大事なことである。

2)人間は理性の動物である。従って、人間の動きは単なる動きではなく「道」でなければならない。

3)吾々の空手道は、この「道」を最も的確に表現した動きである。だから空手道は武道である。

4)動の本義とは、己の身体を強からしめ、こころを爽やかに楽しませ、明日への活力を養うことである。言葉を変え言うなれば、感情を調整し、意志を強からしめることであり、意志は人生事業に入る前に絶対必要な推進力である。

5)この人間の動きに規律を確立したものが体育であり武道である。だから空手道は他の武道よりも明確に武道としての価値をもっている。その証明は空手の持つ独特の型である。 

6)この型は、人間の内面的、主観的底力を造り上げる。

7)だから、他の強制によってなされるものではない。自分の発意で始めなければならない。

8)それはとりもなおさず、己の主体性を堅持する強い信念につながり、ひいては「自己確立」という人生の道につながるのである。

9)それ故に、正邪、曲直、精粗、高低、強弱といった善悪優劣が問われ、これを達成すべく厳しい人間修業が自律の中に課せられているのである。そこに武道の生命と魂がある。 

こんな言葉も・・・・・「理解のない人のやる型は、嫌な顔を」「鍛錬していない人のやる型はしおれた顔を」「十分理解し鍛錬した人のやる型は、霊そのものが乗り移ってピチピチと動き、生き生きとした顔を」している・・・・・何をするときも一緒ですね。 武道は処世の心得。   

さあ、連休明け、子供たちがどんな顔して道場にくるのか、楽しみでもあり、恐ろしくもあり(笑)。ちなみに、最近、特にサッカーブームで(全員?!少林サッカーならぬサッカー少年)・・・道場に来て準備体操しながらサッカーの話で盛り上がるのだけはやめて~ちょうだい。支部長のモチベーションはダダ下がるのですぞ