乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

法隆寺の西外壁を北西角まで進む   (12景)

2011-03-28 | お出かけ





        乱鳥の冒険ごっこ
       
           法隆寺の西外壁を北西角まで進む








 いつもは中から見ているのですが、これは、法隆寺の西側外から見た五重塔です。

 日本最古の塔とされています。

 
 今回は法隆寺の西側をずんずんと進んでみました。

 人は誰もいません。

 左が寂しい竹薮。

 キジやかわいらしい鳥もいました。


 人のいない山中の畑がありました。

 そうして法隆寺の西側の北西角部まで行くと……


 ここからは写真だけです。

 見ていただけましたらうれしいです。

























 みなさま、ごめんなさい。

 写真はここまでです。

 ガタゴトの砂利道で、おまけに竹で地面をさえぎりも複数箇所。

 竹は滑りどめか侵入禁止かはわかりません。

 坂道はエンジンを切り、石や砂利でこけないように足でバランスをとりながら進みます。

 人が誰もいなくって怖かったのですが、北西角部の最後まで進むとそこは畑で行き止まりになっていました。

 早く戻らねばと焦り、写真を撮ることさえ忘れてしまいました。

 ガタゴトの坂道、やっとの思いでバイクをユータン。

 両足を付きながら一部エンジンを切ッたり入れたりして、一目散に戻りました。



 下の写真は民家方向に戻るようすです。












 法隆寺一丁目です。

 斑鳩の民家を見た時には生き返った思いがしました。


 めでたしめでたし






 おつきあい下さいまして、ありがとうございます。

 とってもうれしいです。






コメント (2)
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大和川の鳥たち   (カモメ、アオサギ、コサギ、カワウ、カルガモ 9枚)

2011-03-28 | お出かけ




 大和川に色々な種類の水鳥がいました。

 頭が緑色や赤色のカモもいたのですが、写真にうまく写りませんでした。

 写真はカモメ、アオサギ、コサギ、カワウ、カルガモだと思います…







 カモメ



 カモメ



 アオサギ



 アオサギ (色に違和感を感じますが、自然色です)



 コサギ 



 カワウ



 カワウ



 カルガモ



 カルガモ






 ぶれた写真で申し訳ございません。

 見て下さいましてありがとうございました。

 心から感謝しています。




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古今和歌集8 巻第十三、十四、十五  恋歌より紀貫之 (各1、4、1首) 633 /679 697 729 734 /804

2011-03-28 | 和歌、短歌





「古今和歌集」 巻第十三  恋歌より紀貫之(633)

        巻第十四  恋歌より紀貫之(679 697 729 734)

        巻第十五  恋歌より紀貫之(804)

           (日本古典文学大系8をうつし書きます)
             
              日本古典文学大系8
              新日本古典文学大系5










 「古今和歌集」 巻第十三  恋歌三 紀貫之は一首ありました。

           633

 
 古今和歌集 巻第十三  恋歌633
                               つらゆき

      しのぶれどこひしき時は あしひきの山より月の いでてこそくれ
                  あしひきの=枕詞





 「古今和歌集」 巻第十四  恋歌四 紀貫之は四首ありました。

           679 697 729 734




 古今和歌集 巻第十四  恋歌679
                               

                               つらゆき

      いその神ふるのなかみち なかなかにみずはこひそとおもはましやは
               


 古今和歌集 巻第十四  恋歌697
                               

                               つらゆき        
      
      しきしまのやまとにはあらぬから衣 ころもへずしてあふよしも哉
                     衣=頃も


 古今和歌集 巻第十四  恋歌729
                               つらゆき

      色もなき心を人にそめしより うつろはむとはおもほえなくに


 古今和歌集 巻第十四  恋歌734
                               

      いにしえに猶(なお)立ちかへるこころ哉 こひしきことにものわすれせで

             



 「古今和歌集」 巻第十五  恋歌四 紀貫之は一首ありました。

           804





 古今和歌集 巻第十五  恋歌804
                       
                            きのつらゆき

      はつかりのなきこそわたれ 世中の人のこゝろの秋しうければ
      はつかりの=枕詞  し=強めの助動詞






  



  

  




 古今和歌集 巻第十一  恋歌471
                              紀つらゆき

      よしのがはいはなみたかく行く水のはやくぞ人を思ひそめてし


 古今和歌集 巻第十一  恋歌475

      世中はかくこそありけれ 吹くかぜのめにみぬ人もほひしかりけり


 古今和歌集 巻第十一  恋歌478
                               つらゆき

        ひとの花つみしける所にまかりて、そこなりけるひとのもとに、のちによみてつかはしける

      山ざくら霞のまより ほのかにもみてし人こそこひしかりけれ


 古今和歌集 巻第十一  恋歌482
                               つらゆき

      あふことはくもゐはるかに なるかみを(お)とにきゝつゝ恋ひわたるかな









 古今和歌集 巻第十二  恋歌572
                               きのつらゆき

      君こふる涙しなくは から衣っむねのあたりは色もえなまし


 古今和歌集 巻第十二  恋歌573
                               

        題しらず

      世とともに流れてぞゆく涙河 冬もこほらぬみなわなりけり


 古今和歌集 巻第十二  恋歌574
                               

      夢ぢにも露やをくらん 夜もすがらかよへる袖のひぢてかは(わ)かぬ


 古今和歌集 巻第十二  恋歌579
                               つらゆき

      さ月山こずゑをたかみ ほとゝぎすなくねそらなる恋のする哉


 古今和歌集 巻第十二  恋歌583
        題知らず                       つらゆき

      あきののにみだれてさける花の色の ちぐさに物をおもふころかな

 
 古今和歌集 巻第十二  恋歌587
                               つらゆき

      まこもかるよどさのさは水 雨ふればつねよりことにまさるわがこひ


 古今和歌集 巻第十二  恋歌588
                               

        やまとに侍りける人につかはしける

      こえぬまはよしのの山のさくら花 人づてにのみきゝわたる哉
               


 古今和歌集 巻第十二  恋歌589
                               

        やよひ計(ばかり)に、もののたびける人のもとに、また人
        まかりつゝせうそこすときゝて、よみてつかはしける
      
      つゆならぬ心を花にを(お)きそめて 風ふくごとに物おもひぞつく


 古今和歌集 巻第十二  恋歌597
                               つらゆき

      わがこひはしらぬ山ぢにあらなくに 迷不心ぞわびしかりける


 古今和歌集 巻第十二  恋歌598
                               

      紅(くれなゐ)のふりいでつゝなくなみだには たもとのみこそ色まさりけれ


 古今和歌集 巻第十二  恋歌599
                       

      白玉とみえし涙も としふれば からくれなゐにうつろひにけり


 古今和歌集 巻第十二  恋歌604
                               つらゆき

      つのくにのなにはのあしの めもはるにしげき我恋 人しるらめや


 古今和歌集 巻第十二  恋歌605
                               

      てもふれで月日へにける白まゆみ おきふしよるはいこそねらぬ








 古今和歌集 巻第十三  恋歌633
                               つらゆき

      しのぶれどこひしき時は あしひきの山より月の いでてこそくれ







 古今和歌集 巻第十四  恋歌679
                               
                               つらゆき

      いその神ふるのなかみち なかなかにみずはこひそとおもはましやは
               


 古今和歌集 巻第十四  恋歌697
                                                              つらゆき        
                               つらゆき
      
      しきしまのやまとにはあらぬから衣 ころもへずしてあふよしも哉


 古今和歌集 巻第十四  恋歌729
                               つらゆき

      色もなき心を人にそめしより うつろはむとはおもほえなくに


 古今和歌集 巻第十四  恋歌734
                               

      いにしえに猶(なお)立ちかへるこころ哉 こひしきことにものわすれせで







 古今和歌集 巻第十五  恋歌804
                       
                            きのつらゆき

      はつかりのなきこそわたれ 世中の人のこゝろの秋しうければ



  








 おつきあい下さいまして、ありがとうございます。

 
 紀貫之の歌は 

     巻第十一 恋歌 四首

     巻第十二 恋歌 十三首

     巻第十三 恋歌 一首

     巻第十四 恋歌 四首

     巻第十五 恋歌 一首




               ありました。




 これで紀貫之の恋歌はおしまいです。

 次は何にしようかと楽しく迷っています。




 お気づきの…などがございましたら、教えていただければうれしいです。

 よろしくお願いします(*^.^*)

 これからもよろしくお願い致します。







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三月末の藤ノ木古墳 (1景)

2011-03-28 | お出かけ






 とても寒い日の、三月末の藤ノ木古墳です。

 夕方の五時をまわっていますので、暗くなりはじめていました。

 藤ノ木古墳は美しい形ですが、夕暮れともなるとひとりでは少し心細くなってきます。

 やはり、古墳…です。

 


 見ていただきまして、ありがとうございます。

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枯蓮     法隆寺 弁天池にて (4枚)

2011-03-27 | お出かけ




          枯蓮





 法隆寺にある弁天池の蓮は、昨年随分と整理されてしまいました。

 蓮は葉が茂る季節、花が咲く季節も好きですが、葉が破れてきた頃や枯蓮も好きです。

 以前から何度か記録しています冬春の蓮です。

 この季節も魅力を感じます。

 見ていただけましたらうれしいです。


























         奈良 法隆寺 弁天池にて








コメント (2)
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薬師寺修二会(花会式)の毘沙門天の面や黒鬼面、衣装など

2011-03-27 | お出かけ






     薬師寺修二会(花会式)の毘沙門天の面や黒鬼面、衣装など







 毘沙門天





 黒鬼面






 奈良市三条通近くでは奈良の祭に因んだ展示物を見ることができます。

 季節によっては春日大社のおん祭。

 今回は薬師寺修二会(花会式)の毘沙門天の面や黒鬼面、衣装などでした。

 おそらく黒鬼面は鬼追い式につけられるのでしょうかと想像しています。

 わたしは奈良を余り知りませんので、薬師寺修二会(花会式)も見たことがありません。

 日程表が貼られていました。

 行きたい気持ちは大きいのですが、家でゆっくりと紅茶でも楽しんでいたいという気持ちも強く、困ったものです。

 そんなわたしにとっては、こういった展示をしていただいているのはたいへんうれしいことです。

 いつも立ち止まって、生け花や展示物を楽しんでいます。






 






平成23年度花会式奉納行事  (薬師寺修二会(花会式)HP より)

※内容、日程については変更がある場合がございます。ご了承下さい。
※3月30日(水)にも法話がございます。
月日 時間 種目 御奉納者 野点席
法話
西回廊にて
午前10時半
~午後3時 お写経
道場にて
午後3時~


3/31 午後1時 献茶 石州流茶道宗家
  片桐貞光宗匠 石州流 村上太胤
執事長
奉納演奏 飛鳥太鼓
  代表 石井博文師


4/1 午後1時 献香 香道御家流宗家
  三條西堯水宗匠 裏千家
淡交会
奈良支部
百華能 観世流能楽
  観世喜之師


4/2 午後1時 献華 華道家元池坊
  次期家元 池坊由紀師
裏千家
淡交会
奈良支部
奉納演奏 日本ハーモニカ芸術協会
  師範 星幸江師
稚児行列 (雨天の場合は中止)


4/3 午後1時 舞楽 南都楽所
  楽頭 笠置侃一師 遠州流
奈良支部
大阪支部
稚児行列 (雨天の場合は中止)


4/4 午後3時 柴燈大護摩 薬師寺修験咒師本部
(不動堂前) 裏千家 
まほろば会


4/5 午後1時 献茶 醒心庵流 煎茶式
家元 底蛍宗匠 煎茶
醒心菴流 村上太胤
執事長
(午後2時半~)
午後6時半 結願法要 神供
薬師悔過行法
(堂内は整理券が必要です)
午後8時半 鬼追い式




 
 


薬師寺修二会(花会式)HP



ウィキペディアより ▼


薬師寺修二会(花会式)

通称「花会式(はなえしき)」と呼ばれる薬師寺の修二会は例年、3月30日から4月5日にかけて行われる薬師悔過法である。4月5日は結願法要として、「鬼追い式」が行われている。薬師寺の修二会は、花会式と称されるように、十種の造花が本尊薬師如来にささげられる。
これは嘉承2年(1107年)、堀河天皇の皇后が病気になり、その平癒を薬師寺の本尊に祈願したところ回復したので、これに感謝して修二会に梅、桃、桜など和紙の造花を十種類の造花を供えたのが始まりであるといわれている。
悔過法が終わった5日の夜8時に「鬼追い」がある。松明を持った黒、青、赤、白、黄の5匹の鬼が堂外にあらわれ、大声で叫び堂をかけめぐる。やがて毘沙門天があらわれ鬼を退散させる。修二会の最後に鬼が現れるのは長谷寺のだだおしと共通している。
なお、修正会は1月1日から15日にかけて行われ、吉祥天女を本尊とする吉祥悔過を行う。





 



 見て下さいましてありがとうございました。

 心よりお礼申し上げます。










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43; 『武者小路実篤集』から「お目出たき人」武者小路実篤 日本文学全集23 集英社 昭和46年

2011-03-26 | 読書全般(古典など以外の一般書)





43; 『武者小路実篤集』から「お目出たき人」武者小路実篤 日本文学全集23 集英社 昭和46年





 日本文学全集 23

 集英社

 武者小路実篤

 昭和46年初版 昭和51年7版

「お目出たき人」(7-46)

 昭和46年初版 昭和51年7版







 言って申し訳ないが、面白すぎてにやけながら読んだ。

 やはり小学生でも楽しめたのではと感じる部分が多くあった。

 作者の白黒コマ送りの喜劇のような生真面目さは、心地がいい。

 こんな滑稽な程に一途な男の小説を書きながら、一方武者小路実は理想の村の中で、二人の女性をめとったというのか。

 実生活では 房子と結婚後、安子と結婚し子をもうける。
 
 男性というのは、わからないものだ。



 まじめがいちばん

 うふふふふ ふ







 お越し下さいまして、ありがとうございます。

 感謝しています。



 今回も記録のみにて失礼いたします。

 


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よもぎもどき   (カルガモ  3枚)

2011-03-26 | 乱鳥徒然 Rancho's room.





 よもぎ餅を食べたくなったので摘んでこようと思ったが、今は季節でないと人は言う。

 歌にもある 若菜摘みだったのかと、悔やむ。

 念のためネットで調べると、二,三月だの、四月までだの、ツクシの季節だのと書かれている。

 寒冷地では幾分期間が長いようだ。

 四月までだの、ツクシの季節のことばを信じると、まだ間に合うのかもしれない。


 ところがもう一点、問題点が頭をかすめる

 毒草を間違ってとったら、どうしよう

 わたしはニガヨモギやトリカブトはそれとなく知っている

 だが、実際にトリカブトを見たと言う記憶もないし、とりこまないともかぎらない

 不安は多少ある。


 よもぎはおそらく大和川にはえているのかもしれないが、衛生面ではどうなんだろう

 何しろワンちゃんの散歩は多い。


 こんな時思いだしたのは菊菜

 菊菜の葉先部分をよもぎにみたてて餅をつくる

 よもぎの風味からはほど遠いが、ひと味違った餅が楽しむことができる。

 以前にも何度か試してみたが、そこそこ程度には美味しい。

 幸い、昨日、農家のおじさんが菊菜三束を持ってきて下さった。

 この際、(わたくしのように野草知らず場合)‘どくそう’する危険を乗り越えての野草摘みは控え、菊菜で代用したい。

 もしまずければ、餅に‘お灸’をすえる。
         (もぐさはよもぎでつくるらしい)

 ちゃんちゃん









 写真は依水園の近く

 カルガモと、Jさまに教えていただきました。

 ありがとうございました。

















 見て下さいましてありがとうございます。

 とてもうれしいです。





コメント (2)
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コサギ……かな

2011-03-26 | 舞台・音楽 雑感メモ






         コサギ……






 東大寺近くの池にいた とり

 コサギ……かな

 鳩ではないけどコサギを見ていると『3つのオレンジへの恋』のメロディが浮かんできたよ。

 高校生の頃、すきだったな。

 レコードがすり減りまで聴いたよ。


 見るな(この場合飲むな)のパターン

 で、異類と結婚しちゃう分類のお話なんだ

 そして、最後はめでたし愛でたしの寓話だよ


 懐かしいな、

 今日はレコードを聴いてみるっぺかな




       @^^@(あほっぺあほっぺ)











         3つのオレンジへの恋
         

      L'amore delle tre melarance




 











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42; 『歌舞伎十八番集 』から 「勧進帳」 『観世流百番集』から「安宅」

2011-03-25 | 読書全般(古典など以外の一般書)

(写真は2008年11月 信貴山にて )




 2011年度 42





            『歌舞伎十八番集 』から 「勧進帳」 、『観世流百番集』から「安宅」 





『歌舞伎十八番集 』から 「勧進帳」

 日本古典文学大系 98

 P、175~192

 岩波書店

 昭和40年 (P,502)


 
『観世流百番集』から 「安宅」

 観世左近 著

 檜書店

 『観世流百番集』
  昭和50年4月 5日 第1版発行
  昭和50年4月21日 第21版発行




 何度も見た「勧進帳」だが、フィーリングで聞き、ことばが細やかには聞き取れない。

 筋書きはわかっていても、ことばは難解。

 仏教用語だのの連続で、わたくしには他の芝居よりも聞き取りと言葉自体の把握がむずかしい。

 先日東大寺の勧進所を見たためか、ここのところ勧進帳が心の隅にある。

 今年一月末にも読んだ『歌舞伎十八番集 』 「勧進帳」、何度か読んだ能楽の安宅だが、今朝楽しんでみた。


 

「勧進帳」もいい。昨年はじめて大阪城で見た 能楽「安宅」もいい。

「勧進帳」では弁慶以外の山伏は四天王として出演されるが、能楽では九人。

 勧進帳を高田かに掲げ、三角を描く押し問答では、能楽は歌舞伎よりも迫力を感じる。 




『歌舞伎十八番集 』「勧進帳」では 大舞台の用紙なども詳しく説明されており、「本行好みの飾り付けよろしく」といったことばも楽しい。




   旅の衣は篠懸の、旅の衣は篠懸の、露けき袖やしをるらん。

 上はわたくしの好きな謡部分で、普段からこの部分は小声でうたうことが多い。




「如月の十日の夜、月の都を立ち出でて」で『竹取物語』をにおわせ、『後選』 十五 蝉丸「これやこの行くも帰るも別れたは……」や、『古今』 九 乙「山かくす春の霞ぞ怨めし木……」を織り込む。





 一期の涙

 一生涯でただの一度の涙。
 生まれた時の産声より、三十余年の留涙、一度に乱すぞ果てしなき





 幸四郎丈で見たい。

 幸四郎丈の品の良い摺り足が見たい。

 投げ六法も

   面白や山水に、面白や山水に、

   ………、………、………、

   元より弁慶は、三塔の遊僧、舞延年の時の若

   ………、………、………、

   これなる山水の、落ちて巌に響くこそ

   鳴るは滝の水、日は照とも、絶えず、とうたり、とくとく立てや手束弓の、心許すな関守の人々、暇(いとま)申してさらばよとて、笈(おい)を押取り(おっとり)肩に打ち掛け、



      虎の尾を踏み、毒蛇の口をのがれる心地して、陸奥の国へぞ下りける。 
                           (「安宅」「勧進帳」共通 ) 









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"Papagena - Papageno!" Pa,pa,pa    (4景)

2011-03-25 | 舞台・音楽 雑感メモ







  ここ連日というもの、朝早くから『魔笛』の Pa,pa,pa よりも3オクターブ高い Pi,Pi,Pi が聴こえてきます。

  ♩ ピィイ、ピィイィ、ピィイイィー

  ヒヨドリかもしれません。

  では、Pa,pa,pa をお楽しみ下さい。

  



  


      "Papagena - Papageno!" Pa,pa,pa





  


  


  


  


  


  


  




  見て下さいましてありがとうございました。

  感謝しています。








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41; 王朝の歌人 1 『王朝の歌人 柿本人麻呂』 稲岡耕二  集英社 1985年

2011-03-25 | 和歌、短歌






41; 王朝の歌人 1 『王朝の歌人 柿本人麻呂』 稲岡耕二  集英社 1985年





 王朝の歌人  1 『王朝の歌人 柿本人麻呂』

 稲岡耕二 著

 
 東京の滝野川に生まれる。旧姓和田。第一高等学校卒業、東京大学国文学科から大学院へ進学。
 1956年、稲岡良子と結婚、稲岡姓となる。高校教師を経て、1963年、武庫川女子大学専任講師、65年4月1日助教授。
 同15日退職し、翌日から山口大学専任講師。
 これは辞表が受理されず、五味智英の指示により内容証明つきで送付したため。66年、助教授。
 67年、東大教養学部助教授、75年、教授。1985年、文学博士、90年、定年退官。 
 上智大学教授、2000年退職。
『万葉集』が専門。
 主に『万葉表記論』などの著作において、いわゆる「柿本人麻呂歌集」に見られる特殊な用字法を、国語表記史上の問題として論じた学説などによって知られる。


 集英社

 1985年

 264P 1,470円







 王朝の歌人  1 『王朝の歌人 柿本人麻呂』を二月初旬に聴いた青山茂先生と近江昌司先生のお話『和爾の里を巡る』「謎の豪族・和爾氏と天才歌人・人麻呂のルーツを探る」を思い浮かべ、万葉集を開きつつ、亀足で読了。

 よかったよかった

 




 人麻呂歌集  民謡的作品を含む (55)


  春日すら田に疲る君は悲しくも 若草の妻なき君し田に立ち疲る 
                      (巻七 一二八五)

など、秀作時代から始まり、最晩年まで。


      節供働き 56

      即興歌 62

      戯笑歌 65

      略体歌(助詞、助動詞をほとんど記さない 漢詩まがい)73
      非略体歌

      雲 霊魂 84 115
       巻7 1282

      動植物と一体化(親近 感情表現)  中国思想や中国文学、仏教思想
      略体歌
       巻11 2493
        10 1890
        10 1892

      八隅知之 やすみしし 巻1 36        171
        八角形  中国において宇宙を八角としてとらえる宗教哲学

      固有名詞(地名、神名など)に冠する枕詞  呪術的ほめことばが多い   185
        大和 (そらみつ あきづしま しきしまの)  
        豊穣予祝                             186

      古代人の畏怖の情 山の中の木や石(通行の邪魔 生きた清涼を感じ鎮める  山本健吉)  200
        巻1 45                                     199



 柿本人麻呂の歌はよかったのですが、

 あらあら たいへん
 
 柿本人麻呂を読んで略体歌と非略体歌以外は

 民俗学に関係あるところに興味を持ってしまったわたくしでした……

 しょぼん





 最後に

 万葉集の東歌に拾うことができるという島根の「関の五本松」        80

 そして、万葉集・東歌を  




     島根の「関の五本松」
       関の岬(はる)には 蛇がいるそうな
       大きい蛇げな 嘘じゃげな


     万葉集の東歌
       あぜといへかさ寝に逢はなくにま日暮れて夕(よな)なは来なに明けぬしだ来る
                      (巻十四 三四六一)







 拙い記録ブログにおつきあい下さいましてありがとうございます。

 今回も記録のみにて失礼申し上げます。






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東大寺 真言院 (大和北部八十八所霊場 第十二番札所)  (8景)

2011-03-24 | お出かけ





  東大寺 真言院

    東大寺 南大門から大仏殿に至る参道の西側




    華厳宗真言院

    大和北部八十八所霊場

    第十二番札所

    南都における真言宗の拠点


    桜がきれいらしい





 創立は822年

 唐から帰朝して東大寺別当となった空海による。



 本堂(灌頂堂)  仏堂
 鬼瓦 県指定有形文化財に指定 


 東大寺真言院の5棟(表門、地蔵堂、神護殿、閼伽井屋・鐘楼、南門)
 平成17年度奈良県指定文化財



 境内に大伴家持の万葉歌碑 

    万葉集 18-4099      大伴家持

  天皇(すめろぎ)の御代(みよ)栄えむと東なるみちのく山に金(くがね)花咲く





  









 



 







 



                   所在地;奈良市雑司町406   
                   0742-22-5511(東大寺)
                   0742-22-9476(勧学院)



 見ていただきありがとうございます。

 とてもうれしいです。






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40; 『新潮日本文学アルバム 武者小路実篤』新潮日本文学アルバム 10

2011-03-24 | 読書全般(古典など以外の一般書)


記録だけ  



2011年度 40  



 『新潮日本文学アルバム 武者小路実篤』



  

 新潮日本文学アルバム 10

 武者小路 実篤

 株 新潮社

 1984年4月15日発行

 111ページ 980円+税



 以前読んだ『新潮日本文学アルバム 武者小路実篤』をもう一度楽しむ。

 写真が多くて、面白かった。






 見て下さいまして、ありがとうございました。

 今回も記録のみにて失礼申し上げます。




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久しぶりにアクセス数500を超えました。

2011-03-24 | 乱鳥徒然 Rancho's room.






 みなさま ご来場ありがとうございます。

 昨日新聞の社説を記録しましたこともあり、久しぶりにアクセス数500を超えました。

 心よりお礼申し上げたいと思います。

 ありがとうございました。

 拙い記録ブログではございますが、これからもよろしくお願い致します。




                      乱鳥









【乱鳥の書きなぐり】のアクセス・ランキング

アクセスとランキングの状況を表示します。ランキングは上位10000件まで表示されます。

過去1週間の閲覧数・訪問者数とランキング(日別)

日付 閲覧数 訪問者数 ランキング
2011.03.23(水) 1893 PV 567 IP 1099 位 / 1556812ブログ
2011.03.22(火) 1796 PV 413 IP 1992 位 / 1556307ブログ
2011.03.21(月) 1634 PV 402 IP 2193 位 / 1555907ブログ
2011.03.20(日) 1882 PV 371 IP 2268 位 / 1555420ブログ
2011.03.19(土) 1602 PV 449 IP 1535 位 / 1554892ブログ
2011.03.18(金) 1880 PV 406 IP 1806 位 / 1554446ブログ
2011.03.17(木) 1457 PV 365 IP 2239 位 / 1553931ブログ
過去3週間の閲覧数・訪問者数とランキング(週別)

日付 閲覧数 訪問者数 ランキング
2011.03.13 ~ 2011.03.19 10015 PV 2476 IP 2378 位 / 1554892ブログ
2011.03.06 ~ 2011.03.12 10228 PV 2654 IP 1939 位 / 1551471ブログ
2011.02.27 ~ 2011.03.05 11223 PV 2984 IP 1688 位 / 1547364ブログ

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