以前、團菊祭の夜の部を三回に分けて記録した。
『蘭平物狂』
『弁天娘女男白浪』
『春興鏡獅子』
今回はその三日後に楽しんだ2011年度の團菊祭の昼の部を演目名だけでも記録しておきたい。
明日は團菊祭の千秋楽を迎えるので、それまでになんとかと気ぜわしくあせっている。
一、女暫(おんなしばらく)
巴御前 時 蔵
轟坊震斎 松 緑
女鯰若菜 菊之助
成田五郎 市 蔵
猪俣平六 男女蔵
江田源三 亀三郎
東條八郎 亀 寿
清水冠者義高 梅 枝
手塚太郎 萬太郎
紅梅姫 尾上右 近
局唐糸 竹三郎
家老根井行親 家 橘
蒲冠者範頼 團 蔵
舞台番 左團次
時蔵丈の巴御前は美しく、最後の花道での見得もひときわ茶目っ気たっぷりだった。
ベテランの市蔵丈、竹三郎丈、團蔵丈、左團次丈や満足させる菊之助丈がまわりにおられたが、轟坊震斎のユニークさがいまいち伝わらず、もったいない舞台だった。
二、汐汲(しおくみ)
蜑女苅藻 藤十郎
此兵衛 翫 雀
團菊祭だが、藤十郎丈と翫雀丈の舞踊。
これは良かった。
本来は芝居が好きなわたし。
舞踊だが、お二人の『汐汲』時間が半分以下に感じ、
『エ?終わりなの?もっとみた~~い。』
と痛感した舞台だった。
今年の團菊祭はどちらかといえば昼の部が面白かった。
藤十郎丈の舞台は品位を感じ、深く満足するものだった。
そういえば昨年の團菊祭では翫雀丈葉いらっしゃらず、藤十郎丈だけの出演。
『勧進帳』源義経だった。
藤十郎丈は義経を以前から度々演じられている。
昼の部 二、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)
武蔵坊弁慶 團十郎
富樫左衛門 菊五郎
源義経 藤十郎
團菊祭五月大歌舞伎 昼の部 『摂州合邦辻』『勧進帳』『河内山』 2010年
團菊祭五月大歌舞伎 夜の部 『本朝廿四孝 十種香』『京人形』『髪結新三』 2010年
三、極付幡随長兵衛(きわめつきばんずいちょうべえ)
「公平法問諍」(きんぴらほうもんあらそい)
幡随院長兵衛 團十郎
女房お時 時 蔵
出尻清兵衛 翫 雀
渡辺綱九郎 権十郎
極楽十三 男女蔵
雷重五郎 亀三郎
神田弥吉 亀 寿
小仏小平 萬太郎
閻魔大助 尾上右 近
坂田公平 市 蔵
御台柏の前 右之助
伊予守頼義 家 橘
近藤登之助 彦三郎
唐犬権兵衛 左團次
水野十郎左衛門 菊五郎
この芝居は何度見てもスカットする。
幡随院長兵衛そのものが性格的にも男前な人物なので、好きな人が多い芝居なのではないかしらん。
今回 團十郎さんがここち控えめだったような印象を受けた。
全体を通して、面白かったと思う。
出尻清兵衛が翫雀丈の舞台の上でのイメージと重なって、満足した。
実際の翫雀丈は知性と品性がお顔ににじみ出た素敵な方だと思う。
わたしは歌舞伎は好きですが、個人的に感じた事だけ書いています。
もし失礼な内容や間違いがあれば、お許し下さい。
今後もよろしくお願い致します。
記録したい事が随分貯まり、気持ちが急いています。
今回は演目名の記録だけで失礼申し上げます。
明日の千秋楽を無事迎えられます事を祈っています。
大阪松竹座
團菊祭五月大歌舞伎
平成23年5月2日(月)~26日(木)
昼の部
一、女暫(おんなしばらく)
巴御前 時 蔵
轟坊震斎 松 緑
女鯰若菜 菊之助
成田五郎 市 蔵
猪俣平六 男女蔵
江田源三 亀三郎
東條八郎 亀 寿
清水冠者義高 梅 枝
手塚太郎 萬太郎
紅梅姫 尾上右 近
局唐糸 竹三郎
家老根井行親 家 橘
蒲冠者範頼 團 蔵
舞台番 左團次
二、汐汲(しおくみ)
蜑女苅藻 藤十郎
此兵衛 翫 雀
三、極付幡随長兵衛(きわめつきばんずいちょうべえ)
「公平法問諍」(きんぴらほうもんあらそい)
幡随院長兵衛 團十郎
女房お時 時 蔵
出尻清兵衛 翫 雀
渡辺綱九郎 権十郎
極楽十三 男女蔵
雷重五郎 亀三郎
神田弥吉 亀 寿
小仏小平 萬太郎
閻魔大助 尾上右 近
坂田公平 市 蔵
御台柏の前 右之助
伊予守頼義 家 橘
近藤登之助 彦三郎
唐犬権兵衛 左團次
水野十郎左衛門 菊五郎
夜の部
一、倭仮名在原系図
蘭平物狂(らんぺいものぐるい)
奴蘭平実は伴義雄 松 緑
女房おりく実は音人妻明石 菊之助
水無瀬御前 梅 枝
壬生与茂作実は大江音人 團 蔵
在原行平 翫 雀
二、弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)
浜松屋見世先の場
稲瀬川勢揃いの場
弁天小僧菊之助 菊五郎
南郷力丸 左團次
赤星十三郎 時 蔵
忠信利平 権十郎
浜松屋伜宗之助 尾上右 近
鳶頭清次 團 蔵
浜松屋幸兵衛 彦三郎
日本駄右衛門 團十郎
三、新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)
小姓弥生/獅子の精 菊之助
早いもので5月も後一週間残るだけ。
数回にわたるイランの旅疲れから解放され、気持ち的にのんびりしすぎたようだ。
この際五月末まではこの調子で敏槍と時を過ごしたい。
今日は亡お義母さんの誕生日。
Wikipediaで5月25日を調べる中、「広辞苑の日」というのがあった。
広辞苑の日( 日本)
1955年5月25日に岩波書店の国語辞典『広辞苑』の初版が刊行されたことに因む。
へぇ!そうなんだと、意味なく感心する。
では、広辞林の日はあるのかと、たしかねるが出てこない。
中学生にはあんなにひきやすい広辞林を軽視しているな!と、悲しい気分(?…という程たいそうな事でもない)
‘広辞林 ’ ‘刊行’で検索すると、広辞林における言葉簿移り変わりなど、面白いページが現れた。
広辞林の内容より 武藤康史
まぁ!わたしったら。
朝からひまなこと。
そろそろ、家事に戻ろう……。
雑談におつきあい下さいまして、ありがとうございます。