奈良 春日大社 南門 前の「神石」の伝説(磐座、出現石、額塚)
春日大社参道を東に進み、二の鳥居をくぐって暫く行くと 南門。
ここには昔当初、居がたっていたという。
治承3年(1179年)に楼門に改められた。
春日大社南門は重要文化財に指定されている。
南門前に 神石。
写真がそれである。
地表に出ている部分は小さいが、地下の部分の大きさはわからないといわれる。
この石は
磐座= 神様が降臨する憑代(よりしろ)として祀られた(太古の昔)
出現石= 赤童子(春日若宮御祭神)がここから現れたとされる。
額塚= 宝亀3年(772年)の落雷により落下した社額を埋めた。
など、諸伝説がある。
いずれにしても神がかりの石。
三輪神社など日本の多くの神社にある磐座だったとすると興味深い。五穀豊穣云々を祈願して神饌を備え神主が参られる場合を聞くが、ここではどうなのかが気にかかる。
また赤童子(春日若宮御祭神)がここから現れたとされる出現石だとすると、ありがたい気がする。
落雷により落下した社額を埋めたとされると言うのも納得がいく感じがする。
いずれにしても「神石」煮色々な言い伝えがあるのは楽しいものだ。
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