乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

寺山修司『カスパー』『さよならの城』『100年気球メトロポリス』』『時代はサーカスの象に乗って』

2008-05-28 | TVで舞台

 

 (写真は奈良の松尾寺で出会った 薔薇。境内バラ園にて。)

 

 テレビで、『カスパー』②『さよならの城』⑧(5/27)、『100年気球メトロポリス』 ⑤『時代はサーカスの象に乗って』⑥(5/13)を観た。

 今月のシアターTVは、練り込まれた特集も多く、見応えありといったところか・・・。

 あまりにも楽しかったので、記録だけでもしておこうと思う。

 

 上以外の作品では、

「天井棧敷」最後の公演!演劇実験室◎天井棧敷『レミング-壁抜け男』③

寺山×美輪、時代が生んだ究極のカップリング!美輪明宏主演『毛皮のマリー』⑦

「天井棧敷」の原点、寺山修司の永遠のテーマ『青森縣のせむし男』①

 流山児★事務所『ザ・寺山』④

も放映された。

 

 数字の○は、別段意味はない。

 単なる私の好みの順番と考えていただいて良い。

 特に、『カスパー』『青森縣のせむし男』『レミング-壁抜け男』③は強烈にこちらに迫ってきた。

 今回は記録だけで感想は省かせていただきます。

 

 

『青森縣のせむし男』『毛皮のマリー』記録 ↓

http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/455c9e7ef64aa8360600d8479a6ede9e

『ザ・寺山』『レミング-壁抜け男』記録 ↓

http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/60b7f92da095cec86e479b1467ea0de9

 

 

 以下 シアターTV公式HPより転載

ペーター・ハントケ原作『カスパー』 2007年3月 SPACE107/作:ペーター・ハントケ/上演台本:笹部博司(大河内なおこ訳より)/演出:栗田芳宏/振付:伊藤キム/音楽:J・A・シーザー/出演:舘形比呂一、中川賢、たかお鷹寺山修司が「『ゴドーを待ちながら』と並んで、20世紀に書かれた最も重要な作品」と評した、ドイツの作家ペーター・ハントケによる『カスパー』を歌とダンスで綴る。『カスパー』は、生まれた時から地下室に監禁され、世間と隔離されて成長した男カスパー・ハウザーが、19世紀前半のドイツの片田舎に突然現れたという実話を元にした構成劇。この舞台では、人間としての認識を植え付けられ、社会で生きていくための言葉やルールを教え込まれていくカスパーを「THE CONVOY SHOW」で人気の舘形比呂一、カスパーの精神世界を中川賢、“調教”する男をたかお鷹が演じ、ダンス・カンパニー「輝く未来」を率いて国内外で活躍する伊藤キムが振付を担当するという、刺激的な組み合わせが実現した。言葉と音の洪水を拷問のように浴びせられ、言葉を獲得していくカスパーに最後に訪れるものは…?

 

寺山修司のミュージカル!?ミュージカル『さよならの城』 2002年7月 サンシャイン劇場/原作:寺山修司/共同台本:森崎偏陸、J・A・シーザー/演出:J・A・シーザー/美術:宇野亞喜良/振付:川崎悦子/音楽監督:J・A・シーザー/出演:久世星佳、舘形比呂一、NIRO ほか寺山修司が若い女性向けに書いたエッセイ集『さよならの城』をベースに、寺山の詩の数々を曲に乗せて歌い踊るミュージカル。「天井棧敷」時代から寺山と活動をともにしてきたJ・A・シーザー、森崎偏陸、そして『さよならの城』ほかのエッセイ集でイラストを担当した宇野亞喜良らのアーティストと、久世星佳、舘形比呂一ら華麗なキャストとのコラボレーションが魅力の一作。“さよなら”をキーワードに、“愛”や“少女の恋”を詠んだ詩が登場し、センチメンタルでロマンティックな寺山ワールドが展開する。

 

真夏の夜の、奇想天外な夢の見世物演劇実験室◎万有引力公演パルテノン多摩大野外劇『100年気球メトロポリス』 1997年8月 パルテノン多摩/原作:寺山修司/構成・総合演出:J・A・シーザー/出演:瀬間千恵、蘭妖子、近藤敦(KONTA) 、サルバドール・タリ ほかパルテノン多摩開館10周年記念として、寺山修司の映画上映やポスター展示などとともに企画された3日間の大野外劇。パルテノン多摩の10万平方メートルの敷地が“寺山修司の迷宮世界”と化し、寺山演劇の継承者である「演劇実験室◎万有引力」「月蝕歌劇団」などの劇団や、オーディションで選ばれた100名を越す市民メンバーによって、『地球空洞説』『書を捨てよ、町へ出よう』『観客席』など「天井棧敷」の30作品以上が同時多発的に上演され、観客は地図を片手に公演を探し歩いた。これぞ真夏の夜の、奇想天外な夢の見世物!

 

寺山修司の「アメリカ論」『時代はサーカスの象にのって'84』 1984年6月 パルコ・スペースパート3/作:寺山修司/演出:萩原朔美/音楽監督:鈴木慶一/美術:日比野克彦/出演:MIE、高見恭子、巻上公一、おすぎ ほか「天井棧敷」が1969年に渋谷に日本初の小劇場「天井棧敷館」を作り、その開館記念として1年間のロングラン公演を行ったロックミュージカルを、初演と同じく演出に萩原朔美を迎え、寺山追悼公演として復刻した舞台。即興劇の要素を含んだ実験的作品で、15人の出演者が複数の役柄を演じている。舞台美術を担当した日比野克彦が俳優としても参加し、寺山の詩『アメリカよ』を朗読している。この作品の初演の後、「天井棧敷」は、必要なのは“演劇”ではなく“劇的現実”であるとし、出会いの場を劇場の外に求めて市外劇を上演し始めた。

 

コメント (2)
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