乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『イラン日記』 疎外と孤独の民衆  大野盛雄 著 

2008-05-31 | 読書全般(古典など以外の一般書)

(写真はイランのシーラーズ の エラム庭園 

                  2007.9.中旬)

 

記録だけ  

 

2008年度 53冊目   

 

  『イラン日記』 疎外と孤独の民衆

 

 

 大野盛雄 著         

 NHKブックス  488

 昭和60年10月20日 第1版発行

 133ページ 750円+税

 

  5月31日、『イラン日記』 疎外と孤独の民衆 を読む。

 農業の観点からとらえて紐解かれた一冊。

 東大を退官するにあたってまとめ上げられたともいえるものであった。

 

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怪誕身毒丸  花組芝居  作・演出:加納幸和

2008-05-31 | 説経節、幸若舞、舞の本等

 

記録だけ

 

  怪誕身毒丸

 

 花組芝居

 1991年9月 福岡・住吉神社能楽堂

 作・演出:加納幸和

 出演

 加納幸和

 原川浩明

 植本潤

 北沢洋

 広田豹

 中脇樹人

 八代進一

 水下きよし

 溝口健二

 山下禎啓

 桂憲一

 大井靖彦 ほか

 

 

 テレビで『怪誕身毒丸』を観た。

 元は 浄瑠璃『摂州合邦辻』とのこと。

 歌舞伎では何度か観た芝居。

 本来涙ながらにして観ていた舞台だが、花組芝居の座長の演出により、かなり愉快だ。

 こういった、徹底的にパロディ化した、芝居の置き換えを観るのは楽しくて好きだ。

 

 文楽・歌舞伎ベースに、能楽やスペインのバレエ(ボレロなど)、インド的な音楽、中国京劇や少数面族舞台など様々なパロディに、腹を抱えて、笑い転げていた。

 女流義太夫は先日寺山修司の『青森のせむし男』で聞いた同じ声が途中で入ったが、初めからの義太夫の声と顔はやや違う。

 

 母子相姦の危険な香りを漂わせた人間の愛憎劇を浮き彫りにさせた所などは、やはり寺山作品を舞台化した『青森のせむし男』に類似すると思うのは、私だけか・・・。

 

 筋書きはしっかりとしており、元を生かして、花組芝居らしき想像力によって作り上げた舞台だと思う。

 能舞台を自由気ままに使いこなし、観客を納得させる舞台を作り上げた花組芝居に、拍手。

 

 先月の花組芝居『オペラ座の怪人』

(年賀状)

と同様に楽しむことができた。

 私の場合は『怪誕身毒丸』の方が少し上かも・・・。

 

 シアターTVが花組芝居の20周年を記念して、投票したところ、『ネオ歌舞伎  ザ・隅田川』が9位だったとか・・・。

 もう少し上位にはいると思っていたな。残念。

 

 最近知ったのだが、三津五郎丈を初めとした歌舞伎役者が、花組芝居の舞台を楽しまれているそうだ。これも、納得。わかる気がする。

 

 個人的にいえば花組芝居はかなり好きだな

 後藤ひろひとや ラーメンズと同じくらいかな・・・。

 これらの劇団・グループの芝居やコントは、笑いのリズムが肌に合う。

 鳥は平たい笑いには抵抗力を持たないんだ。

 

 

コメント (2)
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『ナン香るイランから』   川地 恵理子著 

2008-05-31 | 読書全般(古典など以外の一般書)

 

(写真はイランのシーラーズで見かけた女の子。こどものころからおしゃれで美人。  2007.09.中旬)

 

 記録だけ  2008年度 52冊目   

 

  『ナン香るイランから』

 

 

 川地 恵理子著         

 株 三修社  

 2000年8月15日 第1版発行

 126ページ 1400円+税

 

  5月30日、 『ナン香るイランから』を読む。

 食べたことのある料理や、いったことのある場所も紹介されていて、楽しかった。

 著者の川地恵理子さんはイラン人の男性と結婚なさっているそうだ。

 先日読んだ辻美由紀さんはドイツ人の旦那さんとのこと。

 こういった本を出されている形は、国際結婚をなさっている方も多いのか・・・。

 二冊とも、それとなく国際結婚の難しさにさらりと触れてある。

 

 この本の中にかかれた場所では、まだマスレー村とカスピ海周辺には行ってない。

 いずれ行ってみたいと思っている場所なので、偶然とはいえ、不思議な気がした。

 

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