久しぶりに、矢田寺に行く。
あじさいは十日ばかり先といったところか・・・。
近くの茶屋も閉められている。
従ってあのうまい草餅を食べることもできない。
矢田寺には 味噌なめ地蔵様がいらっしゃる。
味噌なめ地蔵の言い伝えは楽しい。
昔、味噌造りの下手な女房がいた。
夢の中で矢田寺の石地蔵尊が現れ、味噌をなめさせるようにと告げられた。
早速女房は地蔵様に味噌をなめていただいた。
それからという物、女房の作る味噌はとても美味しくなったとのこと。
そういった理由で、今でも味噌なめ地蔵の口に、味噌を付けるかたがいらっしゃるとのこと。
矢田寺はあじさいの季節に、何度か行ったことがある。
山一面のあじさいは見事で、この頃は人も多く、確かに、味噌なめ地蔵の口の周りに味噌がついていることもあった。
ちなみに、今回は味噌は付いてなかった。
味噌なめ地蔵は味噌だけでなく、料理全般も美味しくなれば良いのに・・・。
さすれば、月に一回はこの寺を訪れるかも知れない。
あんちょこだが、苦しいときの地蔵頼みといったところである。